今日から9月です。
とは言ってもまだまだ暑い夏、
残暑もまだまだ厳しく
都市部では記録的な猛暑日が続いています。
どこかの新聞には残酷と残暑を掛けて
「残酷暑お見舞い申し上げます」と皮肉る記事も。
夏休み期間中、
今年は一度も台風の上陸がありませんでしたが、
(本県周辺にはなかったと記憶しています)
これも太平洋高気圧の勢力のせいとも。
勢力がやや落ち着いた頃に発生しやすい台風。
ややっ、立て続けに6,7,8号が発生。
フィリピン、沖縄、台湾周辺にあって、
東に、北西に、そして停滞気味の台風も。
予断許さない状態にあるようです。
遅まきながらこれから台風のシーズンを迎えるのでしょうか。
数年前、9月から10月にかけ
台風が本県周辺に襲来し、
秋の風物詩「鮎やな」が流されたこともありました。
一度流され復旧途中だったか
途中完成で終わらせていたか
再度それも流されていたような記憶も・・・。
当主は散々だったはずです。
>鮎やなは、
成長して産卵のために川を下る鮎の習性を利用、
川を堰き止めて竹の簀「落てす」に誘い込んで取る原始漁法であり、
およそ300年続いています。
やな作りは場所を決める「瀬踏み」から始まり、
水の抵抗や鮎の落ち具合を考慮して
場所によっては曲線に川幅一杯に堰き止めます。
(現在は魚道を1/5解放しています)
堰き止める方法として、
松丸太1本と杉丸太2本を組み合わせた「ウマ」と称する柱を
川幅一杯に立て、
上部に木の枝を並べた「ナル」、
その上に流されないよう石を積み上げます。
>水につかる部分には、
竹で編んだ「ス」を「ウマ」に立て掛け川幅一杯に渡します。
こうして堰き止められた「やな」に鮎を誘う落とし場、
いわゆる「落てす」が設けられます。
「落てす」の高さや角度はその年の水量、
気象状況の見通しを必要とします。
また、「落てす」に流れ込む部分に女板(メイタ)が置かれ、
その上部に男石(オイシ)、
女石(メイシ)が千鳥に並べられ鮎の警戒心を解く工夫がされています。
>鮎やなは陸上で竹を編んだりする準備期間を合わせて、
10日位かけて作られています。
以上、
資料(ホームページ)=川水流鮎やな場 鮎やなとは より。
今年から、観光協会がやなを掛けることになっています。
その初年度、台風の襲来がありませんように・・・。