ヘルストピアダイアリー

ヘルス(健康)とユートピア(理想郷)の造語、「健康天国」「健康別天地」。健康を楽しむ三セク施設。

物忘れ

2007年06月23日 | その他
   昨夜はある従業員が「車のカギ失くした」。今夜は別の従業員が「バイクのカギ失くしたかもしれん」。そして今夜私もUSBスティックが行方不明になった。どこ探しても見あたらず、とにかく探して回った。2日間で3件も紛失事件とは、穏やかではない。その結果は、見落とし、そして取り忘れ。いずれも本人の不注意で探し物は無事本人の手元に戻った。

 ◆車のカギはバッグの底から出てきたという。あれだけ探してなかったのに。いつも自分が使っているバッグのポケットに入れていなかったこと(ポケット違い)がどうやら、見落とした原因のようだ。バイクのカギは、バイクに付けっ放しだったそうだ。よくぞ盗られなかったものだ。そしてUSBは机の引き出しには間違いなかったが、これも思い込みが強く、同じ机の引き出しでも、違った場所から出てきた。
 
 ◆そう、探している間は時間がせっている時だとなおさらなかなか見つからず、焦る一方だ。一番は置いていた場所を覚えておくことなんだろうけど、さて。

 ◆夜7時過ぎ、小学3、4年くらいの男の子がリストバンドを間違ってロッカーの中に入れてしまい、そのままバタンとロッカーの扉を閉めたそうだ。もちろんバンドが中にあるから施錠はできなかったが。そのままその子はプールに行って泳いでいた。しばらくしてプールから上がり「水着から着替えなくちゃ」とロッカーに戻ったところ「ハッ」と気づいた。そう、バンドを入れて閉めてしまったことを思い出した。しかし、どこに置いたかさっぱり分からず、半泣きでフロントに駆け込んだ。

 ◆彼の記憶を頼りにしばらく一緒に探してあげたが、皆目検討のつかないロッカーを探しても時間の無駄。当館のプールロッカー数は男750、女750ある。750を一台一台チェックするのは容易なことではない。そこで子どもに「靴の番号を覚えている?」と尋ねると、薄っすら覚えの「○○番か○○番」。記憶をたどってポスレジで調べてみると、1件その関連のリストバンドが引っ掛かった。少年に「ちょときてん」「おそらくここじゃろう」とロッカーを開けて見せると、中に着替え一式が入っており、服の上にリストバンドがちょこんと乗っていた。

 ◆少年は目が点になっていた。「ぼくがあれだけ探したのに。なぜ」といぶかしそうな目で私の方を見ていた。その瞳はマジックにかかったように。「ヘヘヘッ」得意そうな顔でその場を去った私に「ありがとうございます」と頭を下げた少年。きつねにつままれたようにしばらく突っ立っていた。

 ◆物忘れは何も大人ばかりではない。子どももそう。ただどこが違うかと言えば、大人になるとそれが起こりやすくなるということ。気をつけなきゃ。その一人になってきていることに、常に脳を働かせ、働かせ、柔軟に柔軟に。

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