ヘルストピアダイアリー

ヘルス(健康)とユートピア(理想郷)の造語、「健康天国」「健康別天地」。健康を楽しむ三セク施設。

さからわず~

2008年02月17日 | その他
 当社の予約団体の中で上位にランクされます組織と言いますと、高齢者クラブ連合会が挙げられます。子ども会に次いで二番目に予約の多い団体であります。シーズンを問わず毎月誕生会を催したり、新年会、忘年会、敬老会と高齢者のレクリエーションは月に一回の割合で公民館や各地区のコミュニティーセンター等に集まって交流を深めています。

 その事務局は、北老人福祉センターにあって事務局長一人が常時ここに詰めています。局長は市役所OBの男性ですが、穏やかな性格で諸々の準備をさせるにはもってこいの人物です。私も営業でちょくちょくお伺いしまして、何も変わったことないか、情報を仕入れに行ってます。
 
 先日そこにクラブの女性部長Kさんが来てまして、世間話をして帰りました。Kさんは今年80歳を迎えられますが、肌つやといい、頭のひらめきといい、記憶力も抜群で、他の女性部員の信望も厚い方です。小学校の校長先生まででしたか、勤められ教育熱心な方です。

 やがてそこでの話は教育論に発展していきました。親から子どもに受け継がれる遺伝子は、母親からの影響が大きい、などとその根拠は分かりませんが、昔はそう言われる時代があったそうです。それでいきますと母親が頭良ければたいてい息子、娘も頭が良くなる、と言う結論に達します。代々頭の良い家系の中で男児が生まれた家庭では、頭の良い子孫を残すために、頭の良い女性と結婚することが、ステータスになっていた、といいますからそれがウソかマコトかはご想像におまかせします。

 それから高齢者クラブの前の女性部長の話になりました。92歳まで元気で女性部長を勤められた方でして、それはそれは竹を割ったようなスパッとした性格。白黒その場で決めるような方でした。名前はSさんと言います。そのSさんの貴重な語録があります。

それは、 「さからわず にっこり笑って 従わず」。です。

 気丈な方でしたこのSさん。現部長のKさんもこのSさんのこと昔から知っておられ、かなり可愛がってくれていたそうです。

 そのSさんの座右の銘とでもいいましょうか。上記の言葉、なかなか言えるような言葉ではありませんよね。表向きの顔はにっこり(笑顔)、しかし、一方では裏の顔(心の中)で「な~に く○」と舌打ちしている心境に近いかもしれません。

 Kさんは「私にはとうていSさんの真似などできません。せいぜい『さからわず にっこり笑って 様子をみる』とか『さからわず にっこり笑って 反省す』程度でしょうか」と。

 この言葉、自分の意志を通す芯の強いSさんだからこそ言えた言葉なのかもしれません。それほど強烈、不思議と読み返すような言葉であるのは事実です。
 
 さて、皆様でしたら最後の「従わず」に代わる言葉として何を入れますか。




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