ヘルストピアダイアリー

ヘルス(健康)とユートピア(理想郷)の造語、「健康天国」「健康別天地」。健康を楽しむ三セク施設。

防災無線に思う

2009年02月27日 | その他
  

  いきなりですが、今、副振動が九州地域で起きているという話題。

 >副振動(ふくしんどう、英語: secondary undulation)とは
潮位の変化のうち潮汐や高潮、津波などによって発生する
以外のものを指す言葉である。
潮汐によって発生する潮位の変化を主振動と考えて、
それに対する用語である。
スイスのレマン湖で発生する同様の現象に対する言葉から
「セイシュ」(Seiche)とも呼ばれる。

 なぜ、そのような現象が。

 >発生の原理はまだはっきりとしていないが
湾や海峡においてはごく一般的に見られる現象で、
数分から数十分程度の周期で海面の水位が
数センチから数十センチほど変動する。
外洋で発生した津波や気圧変動、
風の影響などによって発生した波が湾内に入り込んで
反射して共鳴を引き起こすことが要因として考えられている。
発生する場合の周期はその湾の地形などによって決定される
固有振動数が影響し、振幅にも地形が影響する。
大きな振幅の副振動が発生すると
船舶や沿岸の建造物などに被害をもたらすことがある。
現在の技術では予測は極めて困難である。

 過去にはどれだけの副振動が

 >日本国内では長崎湾で発生する副振動が最大のものとして知られ、
振幅が3メートルを超えることがある。
この地方ではアビキとも呼ばれ、
漁業用の網が流される「網引き」が語源であると考えられている。

 >1979年3月31日に発生したアビキでは
長崎検潮所での観測で振幅278センチを記録し、
湾奥では470センチに達していたと推測されている。
繋留ロープが切断された船が流出し、
三菱重工業長崎造船所でドックのゲートが転倒するなどの被害を出している。

 今年もそれが発生!?

 >2009年2月24日深夜から26日にかけ、
九州北部から鹿児島県奄美地方にかけての沿岸部で副振動が観測された。
観測された潮位は熊本県天草市で1メートル97センチ、
長崎港(長崎市)で1メートル57センチ、
枕崎港(鹿児島県枕崎市)で1メートル43センチ。
天草市で住宅8棟が床上・床下浸水し、
鹿児島県で係留されていた小型船など30隻が沈没、
転覆するなどの被害が出た。

 テレビの夜の報道番組トップで報じられていましたこの「副振動」。
実は、25日夜7時過ぎでしたか、館内事務室に置かれる
「防災無線」にそれらしき現象に注意すること、と突然の案内が。
「こちらは市役所○○室です、ただ今、△△地方において
海面の水位が上昇する現象が起きています。
沿岸の住民は変化に注意をすること」等との呼びかけがありました。

 最初から気にも留めていないアナウンスでしたので、
ほとんど右耳から入って左耳に抜けていましたが、
唯一、海面の水位が上昇することもあります、
の言葉だけが耳に残っていました。

 それから報道番組でこのことが紹介されていて、えっ。
長崎、熊本、鹿児島など主に東シナ海で起こっていることを知り、
すでにその地方では小型船の転覆などが相次いで起きていたことも。

 防災無線は定期的にテスト案内が流れる程度で
これまで効力は発揮していません。
(発揮されない方が安全とも言えますが)
今回のように九州全域にこれらの“注意報が発令され”、
影響少ないかな当市でも注意を呼びかけるその姿勢に、
改めて安全危機管理が徹底されているのだな、と思った次第です。
日向灘の沿岸地域でどの程度の水位が上がったかは分かりませんが、
警戒地域への素早い案内は今後の災害等にも役に立つと思います。

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