ヘルストピアダイアリー

ヘルス(健康)とユートピア(理想郷)の造語、「健康天国」「健康別天地」。健康を楽しむ三セク施設。

松田丈志、久世コーチ壮行会

2008年06月16日 | 松田丈志選手
「4年後に進化することを」「このままでは終わらない」
今から4年前のアテネ五輪の結果は200㍍バタフライ
準決勝でまさかの敗退。地元を始め、水泳界にも大きな
衝撃を与えた。それほど期待された種目であったから。

 一番ショックだったのは、そう、松田、久世師弟コン
ビに違いない。それから二人は上記「4年後の進化」を
合言葉に猛練習に励んだ。

 今年4月の北京五輪選考会となる日本選手権大会で、
見事松田は五輪の切符を手にする。標準記録を突破し、
順調な滑り出し、400㍍自由形で五輪代表1号選手
となり、続く200㍍バタフライではライバルの山本
貴司を抑えたものの、もう一人のライバル柴田隆一に
タッチの差で敗れ二位。しかし、標準記録を突破し、
得意とする種目の代表になった。

 そして、先の※ジャパンカップではスピード社の噂の
水着を着用して400自由形、200バタの両種目で
日本新記録を樹立するなど、競泳界では北島康介選手
らと並ぶ日本の代表選手に。
(※ジャパンカップ→ジャパンオープン)

 先日の朝日新聞の五輪に注目する競技は、のアンケ
ート調査では、何と競泳が一位にランクされていた。
二位がマラソン、四位は野球?少し記憶薄れているが、
それほど日本は今競泳に注目している。一つに水着の
のこともそうだが、北島が世界新を樹立したことで弾
みがついたのも事実。今や日本では金に最も近い男な
のである。



 しかし、我が郷土の星☆松田も負けてはいない。
水泳協会会長の新名種歳さんだったか、壮行会の挨拶
の中で※ジャパンカップで出した200バタ日本新記録
1分54秒42は、アテネでは銀メダルの記録に匹敵する、
と。それだけメダル獲得に近い選手と言いたかったの
だろう。(※ジャパンオープン)

 これで出席者の気持ちは高まったが、4年前と今は
違う。4年前はその記録で銀かもしれない。だが、4
年後にそれが通用するかだ。

 ここで進化(真価)が問われる。二人が口にしたこ
の4年後を見据えた“進化”は、かなり味のある言葉
だ。単にメダルを取るという意気込みだけのものでは
ない。理由付けされた重い言葉だと私は思う。

 これまで泳ぎだけの実践によりスピードアップを図
ってきたトレーニングから、ウエイトも取り入れ始め
たと聞く。これも進化の過程だ。久世コーチの手帳も
データが集約され、あらゆる練習メニューを取り入れ
ながら、どうしたらスピードアップにつながるか、常
に二人はそのことを問うてきた。

 長くなりましたので、壮行会の話はまた後日、掲載
します。

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