ヘルストピアダイアリー

ヘルス(健康)とユートピア(理想郷)の造語、「健康天国」「健康別天地」。健康を楽しむ三セク施設。

12月の訓練、衛生講習実施しました

2015年12月14日 | 最近の話題

   プールの利用者が落ち着く冬季に、

プール監視員が毎月実施している水難救助訓練に合わせて

衛生講習会を実施しております。今月は14日(月曜日)、

プール場内及び会議室にて訓練と講習を行いました。

 

 

  9時からの水難救助訓練では、

参加監視員12人を4班(1班3人)に分け、

最近購入した水難者救助用の担架を使って

プールから引き上げる訓練を実施しました。

 25mプールにはコースロープが2本張ってあります。

中央付近で傷病者等が見られた場合、ロープを越えるより

岸に近いを方を選んでの救助法を選択。

担架使用時に少々時間がかかるのが難点で、

いかにしてスムーズに岸まで運び

プールから引き上げられるか、非常な事態を想定しながら

瞬時の判断と適切な処置が求められ、

訓練を通して体得しています。

参加者は緊張の面持ちで実践さながらの訓練に戸惑いながらも

担架の救助ベルトを締め、どうにかプール壁まで運び、

プールサイドに上げることができていました。

 

 担架を使っての訓練は月に1回の訓練とは言え、

普段の陸での使用と勝手が違い、スムーズにいかないもの。

状況や場所等、シチュエーションを変えるたびに、

新たな問題も発生しますが、どの方法がベストなのか

互いに確認し合って最善策を見つけていました。

 

 

  続いての衛生講習会は、当館を会場に実施している

「まちの保健室」の看護師、保健師(両OG)を講師に招いて

この時期に実施しておりますが、

今回は現延岡支部長・黒木千里先生にお願いして

ノロウイルスの感染予防対策を始め、

参加者からあらかじめ提出された健康に関すること、

病気や運動に関する質問等中心の講話でした。

 広範囲にわたっての質問にも丁寧に答えられ、

周囲の(利用者の)、家族の、自分の病気に関する質問には、

それぞれに共通の悩みがあるようで、

真剣な眼差しで先生の話に聞き入っていました。

 冒頭、黒木先生はまちの保健室の利用者状況を説明。

それによると図書館とヘルストピアにて

相談を受けに来られる人が年間500件あると言い、

その割合は2:8。圧倒的に女性が多く

健康意識が女性の方が高いのではないかと説明。

また、独り暮らしのご年配が多い点では

「病気や身の回りのこと等、

誰かに相談したく不安や寂しさもあるのではないか」

と指摘されておりました。

  最後に胸骨圧迫等、AEDを使用した心肺蘇生法を全員で行い

この日の訓練と講習会を終了しました。

 

 

 

  ≪まちの保健室のご案内≫

当館でのまちの保健室実施日

第一、第三土曜日と第二、第四水曜日の月4回実施。

時間は11時から15時まで。

2階ファミリールームに併設される「まちの保健室」コーナーにて。

入館された方(お風呂、プール等の受付をされた方)が対象。

まちの保健室の相談だけに来られる方はご入館できかねます。

ただし、市立図書館(第二、第四土曜日の10時~15時)は、

無料で相談が受けられます。