ヘルストピアダイアリー

ヘルス(健康)とユートピア(理想郷)の造語、「健康天国」「健康別天地」。健康を楽しむ三セク施設。

岩手からのお客様

2011年05月27日 | お風呂
 

 昨夕、ヘルストピアに
「今から行きたいので場所を教えてほしい」
とご年配の女性から電話で問い合わせがありました。
今居る場所は「中川原町」ということ。
電話でやりとりすると、地元の人ではないことが
“一聴”して分かりました。

 「方向として南東側に位置します」
とお伝えしても県外のお客様にはなかなか伝わりません。
その説明の中で、「とにかく国道10号線に出てください」
「目安は延岡大橋です」とお伝えしまして、
「橋を渡って二つ目の信号を左折。そこからは一本道、
距離にして1.3キロメートル、
突き当たりの交差点を右折(正面に文化センター)。
曲がるとすぐに大駐車場がありますので、
そこに車を止めて・・・」とほぼ完璧な説明?

 その電話から10分後に同じ女性から電話で
「近くに来ました。二つ目の信号を左折しましたが、
商店ばかりで近くには何もありませんが」。
「んっ!?」「近くに何というお店がありますか」と私。

 「○○」「△△」「××ですが・・・」
確かに近くには来ていました。
○△×はヘルストピアの手前にある卸団地の店の名でした。
「そこまで来れば、あと1キロです。
かくかくしかじか」と案内し、
私も心配でしたので雨の中、
大駐車場で待ってましたら、
車両天井にルーフボックスの付いたワンボックスカーで登場。
すぐに「この車だ」と察した私、
“敬意を表し”走って車まで近づくと、
私に気付いてくれたものの、その第一声は
「近くにコインランドリーはありませんか」でした。
思わぬ質問に私も「えっ!?」。

 中におられたのは70歳は過ぎておられようご夫婦と
その前後らしきご夫婦の二組。
「今、大崩山を降りてきたところでお風呂に入りきました」
「その前に濡れた衣服を洗濯したくて」
と説明が続き納得。
聞くと、一昨日は大崩山の登山道を間違えて一度下山。
再度昨日、雨の中登りなおして無事登頂。
車の中は衣類の入ったビニール袋や4人の生活用品でギッシリ。

 ここはランドリーのお店を紹介するよりは、
車に乗っけてもらった方が早いと判断した私。
うまく案内できて4人もたいそう喜んでいました。
車中、いろいろ会話ができました。

 車両は岩手ナンバー。
駐車場に着いてすぐの頃、
大崩山登山と聞く前までは
「被災者!?、九州の知人等を頼って移動中?」
などといろいろと交錯してましたが、
登山と聞いて「ほぅ」。

 東北岩手と言えば大震災。
「地震大変でしたね」と尋ねると
「私達は内陸の方だったから、
皿や棚から物が落ちただけでしたけど
沿岸部の方々はそれどこではなかった」。

 今回九州の8つの山を踏破する行程をつくられたようです。
しかし、折からの雨(九州南部は梅雨入り)で
まだ3つの山しか登頂できてないとのこと。
しかも、登りなおしがあったり、
雨の大崩山はかなり難所だったようで、
「日程変更も考えなくては」
「明日は尾鈴山に登ります」と。

 4人はランドリーも終了し
午後9時ごろに入館され、
当施設には満足して帰って行かれました。
「案内の方によろしく」とも。

 いえいえどういたしまして。

 道中、けが無く
無事に踏破できることをお祈りしております。

 しかし、東北から車を運転し九州まで来て
元気に登山されるそのパワーに圧倒されました。
「運転は好きでね」って男性運転手。
カーナビ装着も「これ使いこなせなくてね」
「もっぱら携帯でいろいろ聞いて回ってますわ」
とそのナビ役は奥様のようでした・・・。
(う~んもったいないかな、電話代も)。