現在の政治議論では、結局のところ人工的につくった社会の構造を
政府で行うか、民間で行うかの違いでしかない。
平和党は、そのどちらも選択せず、自然に帰ることを強調している。
第三の選択を示しているのである。
人間は人間の作ったもの、作った構造を最優先に考えるようになったのは
西洋文明が世界に浸透していったためだ。
だが、今こうして生きているのも、人工物によって我々は生きているのではなく
心臓が動き、肺が動き、生きている。
ふだん全く気づかないが、心臓は自分の意思とは関係なく、動いているのである。
これは自然の力による。
また、われわれが生きているのは、貨幣獲得によって生きていると勘違いしているが
太陽があり、水かあり、土があり、水があり、空気があり生きている。
この本質を忘れて、政治議論がなされている。
環境問題で言えば、環境問題に経済的コストを計算する。
だが、そのお金のルールは人間が人間の都合でつくったものである。
人間が何をしようが心臓は動く、肺は動く、太陽は照らす。
人間が世の中を無理して都合のいいように作り変えようとすると
人間に都合が悪い社会ができあがってしまうのではないか。
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