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【木】共生

2009年12月06日 20時24分59秒 | Weblog
「共生」というのは、全てを生かすことにある。

共生は柔軟さにより生まれる。共生は破壊を作り出す。

共生は基盤作りに打ち勝つ。木は土の栄養を奪い取るからである。

共生は堅実さにうち負ける。木は金属の斧に切られるからである。田中派の共生は、堅実さを思考する竹下派に奪われた。


このように、共生の性質、木の性質を知ることによって戦いを予測することができる。




以上、破壊・基盤・堅実・柔軟・共生の五つは陰陽五行の発想に基づくが、これは順番付けられる。

1.破壊
これは最も容易である。誰もが、今の政治についてボロクソに書き立てており、言うだけなら誰でもができる所業である。しかし実際に破壊という行為にまで至る人間は少ない。なぜ簡単かと言えば、破壊は無秩序を作り出すからで、エントロピーの法則にしたがえば、やってもやらんでも勝手に無秩序な世の中は放置しておけばできるものだ。それに輪をかけてグダグダ言っているに過ぎない。

これに対して、小沢一郎による竹下派分裂、非自民連立政権や小泉純一郎による橋本派解体工作は非常に手の込んだものである。こうした政治家が支えられるのは、文句グダグダの奴隷体質の人々であり、近年で言えばネット右翼や、労働運動などである。彼らを原動力として今後は、日本はバラバラにされていくであろう。これがないと先に進まないということを歴史は教えている。



2.基盤
破壊に加担することは誰でもができるが、基盤についてはやや難しくなる。この基盤とは、今までにないものが登場してくる。近年の論評は、今までにあるような政治思想や経済政策の蒸し返しばかりであり、自然主義経済のような未知なるものについては、世の中でほとんど提唱されていない。これには開拓精神が必要であり、今までの学問に縛られていると何もできないばかりか、旧来のものにしがみつき、新たなるものに対しての妨害を始めるのが世の常である。こうした妨害を克服するだけの武勇性が求められる。



3.堅実
いったん基盤作りができたならば、これを堅実なるものにしなければならず、その基盤に沿った新たな常識を固定化させる作業である。これは地道な努力を要する。


4.柔軟
中心力が堅固なるものに仕上がったならば、外周を柔軟にしていく。建物の耐震性は、地震が来ても揺れない作りをするより、地震の力をそのまま球を転がすように吸収分散させてしまうほうが地震には強い家作りが可能である。この柔軟さは堅固さにいつまでもこだわっているとできない。中心軸はしっかりしても、外側は柔軟であることが強さの秘訣となる。

5.共生
そして最終局面である共生だが、私は以上4つの点において実践してきたという自負があるが、この五番目については未だ到達しておらず、自らできていないことについて、いろいろと言う資格はないと考える。


このように以上の五つは段階を示すのではなかろうかとも考える。

一方、このうちのどれか一つか二つ以上かのタイプに属する政治家を今まで示してきたが、どのような状況にあっても対応できる自在性こそ求められるのではないか。

これから考えると、柔軟さは大事という本当の意味は、「柔軟さと堅固さ」を合わせもつ柔軟さが必要という意味に理解できよう。


そして共生の本当の意味は、破壊から柔軟に至るまでのものを全て包容するのが本来の共生であるという考えにも行き着くのである。

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