おおさか佳巨 街頭演説のブログ

減価する地域通貨ですべての改革

とにかく政治家は批判しとけという安易な発想

2005年06月24日 10時17分57秒 | Weblog

平和党 http://www.heiwatou.jp


「議員立法」という言葉がある。本来、国会で国会議員が立法するのが当然であるのに、それを官僚が立法しているためその対抗意識からか、このわけのわからぬ言葉は存在する。ようするに工事での作業を「工事士工事」と言っているようなものである。

西郷隆盛を尊敬して、西郷さんの教えを学ぼうという勉強会があり、そこの主宰者いわく「国会とは法律を作るところでありながら、国会議員は全く(一本も)法律を作っていない」と政治家批判をしている。

とにかくこのことを言えば、立派に政治批評ができたのだと思っているみたいだ。私はこの人に「かつてよりは、(法案の可決の数は別として)だんぜん議員立法が増えてきていますよ」とたびたび教えている。そのたびに「ああ、そうなんですか」とか言いながら、また、別の会合では同じことを発言している。

思うのだが、世間一般には「とにかく政治家は批判しておけ」という考えがあり、どこかでちらっと聞いたようなことを鵜呑みにして、いっぱしの政治批評をしているつもりになっている人が多い。

細かい話だが、田中真紀子氏が民主党に入党していると思っている人は多い。彼女は無所属であり、所属会派が「民主党・無所属クラブ」なのである。まあ、似たようなものではあるが。

そして、「政治家になりたいことイコール金持ちになりたいこと」と同一視している人も多い。金がほしければ政治家ほどわりのあわない仕事はないという実態を知らない。

とにかく、世間一般は「○○市議会議員に立候補する」という話を聞くと「それで議員になると給料はいくらもらえるの?」ということをほとんどの人が言う。

そのような世論を作り出したのも政治の責任ではあろう。しかし、国民の側も変わらなければならない。

政治家が変わらないのだから。


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