おおさか佳巨 街頭演説のブログ

減価する地域通貨ですべての改革

富が善で、貧が悪という教え

2009年12月06日 20時09分34秒 | Weblog
金を得ることは正義であり、貧乏であることはまるで犯罪か病気かのような世の中の風潮がある。

これは一つの時代の末期に必ず現れる現象である。

そして、富が善で貧が悪という思想を植え付ける人々は、多くのもっともらしさを語るが、結局のところ、貧しくてこれから金を儲けたいと思っている人々を自らに寄せ付け、己では全く実践できていないような教えを説き、金を貧乏人から集め、私腹を肥やす。貧しき愚かなる人々はその教議に騙され、己のわずかな財産をさらにすり減らし、彼の教えに没頭するのである。

この教えを広める人々の特徴は、「富は善、貧を悪」とし「心も大事だがお金も大事であり、心の現れがお金だ」と説く。これは古今東西、不変なのだが、いつの時代でも必ず騙される人々が出てくる。騙された人々は騙されたとは思っていない。彼らは彼らで、それで幸せなのだからいいんじゃないかとも思うが、このような人々によって、地域の連帯は失われ拝金主義を蔓延させ、犯罪社会を作り、人々を疑心暗鬼に駆り立てることに一躍買っているわけだ。

どうしても現代では、お金というものが必要であるし、お金に拘束された社会になっている。

しかしこれを一つ一つ解きほぐしていかねば、人類に永続の道はないのだ。

いまだ見たことのない自然主義経済を実現するには時間を要するかもしれないが、どこの誰もが言わなければ、このまま既存のイデオロギー論争しかできない為政者のみによって滅び行くばかりである。

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