おおさか佳巨 街頭演説のブログ

減価する地域通貨ですべての改革

軍事から生まれた技術開発

2007年10月13日 04時02分17秒 | 外務
このような意見があります。

ミサイル防衛計画は、その推進にも維持にも莫大な費用が必要である。しかし、それに見合った迎撃効果が得られるか疑わしく、ミサイル防衛における最大の問題でもある100%の撃墜率の達成は、極端に難しい。反面、ミサイル防衛をすり抜けるような核ミサイルを開発することもまた容易である。したがって、このような計画はコストパフォーマンスに見合わず、他の防衛手段を模索するべきである。

・・・と。

軍事のコストパフォーマンスとはなんなのか。
軍事はすべて経済的には非生産活動であり、消費のみの国策です。
これによって直接生産を作り出すことはない。

軍隊を所持している時点で、経済的なものなど考えていないというのが実情のはず。

であるのならば、この指摘は全く間違っているといえます。

では次に撃墜率ですが、いかなる科学技術においても、当初から100パーセント達成することなどは無理であり、これらは段階を経て着実に進むものであるとも考えられます。

MDをすりぬけるようなものが開発されたならば、さらにそれをすり抜けることを開発していくのが技術競争です。現に迎撃率は向上してきています。

軍事は経済的非生産活動であると述べましたが、このインターネットにしても、ミサイルから発案されたロケット・人工衛星にしても、すべて軍事開発から生まれています。

同じようにモータースポーツでの技術競争も、その時点ではなんの経済的貢献もなされていないが、数年経つと市販の自動車にも応用することは日常茶飯事であり、長期的な視点に立てば役に立っているとも思えます。

とくに戦争をやめるためには、こうしたコストは必要不可欠でしょう。そのコストを避けたいというのであれば、戦争の本質的問題である「富の蓄積」について、自然主義経済でメスを入れなければなりません。

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