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森田知事の疑惑について

2009年06月01日 16時46分58秒 | Weblog
当選間もない森田健作千葉県知事にかけられた疑惑は、政治資金規正法違反。

森田知事は、
●完全無所属を言いながら、自民党衆議院東京2区支部長をつとめ
●自民党支部を通じて企業献金を受けとっていた

●企業献金は、出資比率50%を越えた外資系からのものである

という3つの点で追及されている。

まず、完全無所属を自称しながら、自民党支部長を務めることは違反ではない。選挙に届け出る党派は、あくまでもその政党が公認するか否かであって、その所属は関係ない。田中康夫前長野県知事は、新党日本の党首でありながら、彼が落選した知事選挙では無所属で立候補している。したがって、県民にはわかりづらいとはいえ、違法行為とは言えない。ちなみに志賀直温東金市長も、自民党東金市支部の役員だが彼もまた無所属で出馬しており、全国的には珍しくない。

次に、森田知事が今もなお東京2区の支部長だというが、森田知事は東京4区(大田区蒲田・大森地域)選出であった。それがどうして東京2区支部長をやっているのか?おそらく森田事務所が京橋にあるため東京2区(中央区・文京区・台東区)支部にしたのだろうが、東京2区は深谷隆司代議士がいる。深谷氏は、鳩山邦夫現総務大臣の民主党時代、そして鳩山後継者の中山義活前代議士の二人にいつも敗れてばかりだったので、台東区選出の都議だった保坂三蔵前参議院議員との差し替えが噂されていたが、2005年に突然の郵政解散があったため、引き続き深谷氏が立候補し、自民党の追い風もあって、深谷氏は小選挙区初当選する。

深谷=保坂の関係は台東区での師弟関係であり、深谷=森田の関係は山崎派の関係にある。

2004年から森田氏は東京2区支部長であるというが、これをちゃんと確認した人はいるんだろうか。森田知事は2005年の知事選挙に立候補しているが、なぜこのときは誰も気付かなかったのか。

政党助成金を受けとることのできる政党の支部は、政治資金を受けとる金額が、普通の政治団体よりも大きい。なおかつ、平和党のような「その他の政治団体」という扱いの政党では企業献金を受けとれないが、自民党支部ではそれが可能。

この意味では無所属の森田健作後援会では、平和党と全く同じで企業献金を受けとれない。したがって、森田知事は企業献金を受けとりやすくするために自民党支部長のままでいたことも考えられる。
だとするならば、吉田平候補も白石真澄候補も企業献金は受けとれない立場であるのだから、森田候補のみがアンフェアな戦いをしたことになり、非難されるのは当然だ。


次に、外資系企業による政治献金であるが、もはや解禁されている。この法律改正は、全くもって、「外国資本による日本支配」というわかりやすい法改正で、これを知らない人が多いのでまずはこの法律を叩かなくてはならない。

しかし、外資系企業による献金も制限があって、五年以上にわたり株式を上場していることが条件だ。

このへんはちゃんと調べてあるんだろうか。ネット上では、どこかに書いてあることをろくに確認もせず、バーチャル内で論じられていることが多い。

この五年という数字未満であるなら、森田知事は規正法違反として、知事失脚もありえよう。

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