前略、ハイドン先生

没後200年を迎えたハイドン先生にお便りしています。
皆様からのお便り、コメントもお待ちしています。
(一服ざる)

弦楽四重奏曲第37番ロ短調

2009-09-09 12:09:03 | ハイドン先生の作品
弦楽四重奏曲第37番ロ短調を聴きました。

第37番から第42番の6曲は
「ロシア4重奏曲」と呼ばれています。
時のロシア大公に献呈されたためだそうです。


ロシア4重奏曲集は1782年の作品です。
その前の太陽四重奏曲集から10年ほどの
隔たりがありますが、技術的な変化については
残念ながら私の耳ではよくわかりません。

ただそれまで中間楽章にメヌエットが
置かれていたのが、スケルツォに変わっています。


第37番ロ短調も
第2楽章がスケルツォに変わっているほか、
緩徐楽章もアダージョなどではなく
アンダンテになっています。
そのためか曲全体にスピード感があります。

旋律の展開も早く、全体的に無駄がなく
引き締まった印象を受けます。




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