前略、ハイドン先生

没後200年を迎えたハイドン先生にお便りしています。
皆様からのお便り、コメントもお待ちしています。
(一服ざる)

オラトリオ 『四季』 のつづき

2009-09-15 12:08:37 | ハイドン先生の作品
引き続き、オラトリオ『四季』を聴いています。

2時間を越える大作ですが、
一つの季節が大体10曲程度で約30数分なので
区切りもつけやすく割と聴きやすいです。


そういえば今まであまりオラトリオというのを
聴いていませんでした。
ヘンデル大先生の『メサイア』も
有名なハレルヤコーラスしか聴いてません。

一通りちゃんと聴いて知っているのは
オルフの『カルミナ・ブラーナ』くらい・・・
と思ったら『カルミナ』はカンタータでした。

オラトリオとカンタータの違いは?
と聞かれても即答できません。
まあ、お粥とリゾットの違いみたいなものでしょうか。
後で調べてみます。


内容はかなりバラエティに富んでいて
とても楽しめます。

第3部の「秋」は・・・

第20曲「こんなに自然は、勤労に報いてくれた」
収穫の喜びを表現しているようです。
後半は合唱のフーガになります。
独唱との掛け合いもあり合唱曲の醍醐味満載です。

第24曲「広い草原を見渡してごらん」
鳥を撃つ鉄砲の音が突然「ドン!」と
太鼓で響きちょっとびっくりしました。

第26曲「聞け、この大きなざわめき」
狩の風景でしょうか。
ホルンパートが大活躍します。
ここだけ聴いたらまるでマーラーの
合唱付き交響曲のような迫力です。

最後の第28曲「万歳、万歳、ぶどう酒だ」
ではタンバリンやトライアングルといった
楽器まで鳴り響きます。


合唱付きの作品はやっぱり生で聴きたいですね。
全体を熟知していなくても、迫力があるので楽しめますし、
なにより全身が音楽に包まれる感じが好きです。