感動としあわせの家づくり物語

岡山県倉敷市の工務店「林建設」の大工職人「林俊文」が仕事で感じた「感動としあわせの家づくり物語」を綴っていきます。

建築工事の「養生(ようじょう)」とは?

2016-11-14 20:49:30 | 住宅リフォーム工事物語
週明けの岡山、倉敷ですが朝から今にも雨が降り出しそうな空模様。

雨が降ると工事を中止しないとならない現場も多いだけに天候は気になる本日。

そんな本日、私は倉敷市鳥羽でスタートする住宅のリフォーム現場へお伺いする所からの始まり。

先週が慌ただしかった為にお客様に無理をお願いして一週間ずらしての工事開始ととなりしたが、快く向かえてくれたお客様。

こちらの現場での作業は「川上さん」が担当と、今日はサポートに「しんちゃん」も現場に入ってくれて先ずは解体前の養生(ようじょう)から始めます。

住宅建築でいう所の「養生」とは、室内に傷がつかない様に養生材を用いて保護したり、雨風の影響を受けないように建物にシートをかけたりと幅広い意味で用いられています。

どちらにしても「何かをつくる」とは別に保護が主な意味合いとなりますが、こちらの「養生」の施工を見れば大体の建築会社の丁寧さや技術などが計れるひとつの目安だと私自身は思っています。

こちらの施工がキチンとしている所は良い会社というイメ―ジがあり、反対に養生が雑だと技術力に欠ける会社かな?と思ってしまいます。

とは言っても、必要以上の過剰な養生の施工だったりすると建築会社の知識の少なさを露見しているような物。

この辺りも知識と経験がないと見る人が見れば大体の事が解るのは建築の現場に携わる人なら何となく感じますよね。

そんな養生も終われば、解体工事は「川上さん」がコツコツと進めてくれる現場を離れ私は倉敷市児島でいつもお世話になっている業者さんからの依頼で現地調査にお伺い。

今回は建築板金部材の修繕ですが、現地へついてみると数年前にトラックスケールの新設のお見積りをいただいた某工場さん。

当時はご予算に叶わなかったのでしょうが工事をすることはありませんでしたが又、こうして何かしらのお手伝いができるのはありがたい事です。

さて、その後は「川上さん」が担当する現場に戻ってみると浴室、脱衣場と解体が進んでおりましたが・・・

やはり水廻りと言うことも土台や柱などの腐食、損傷が見られる様子に明日は躯体の補強工事を進めて参りますので、どうぞ宜しくお願いします。

一本の木から始まる感動としあわせの家づくり物語 林建設 林俊文

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