感動としあわせの家づくり物語

岡山県倉敷市の工務店「林建設」の大工職人「林俊文」が仕事で感じた「感動としあわせの家づくり物語」を綴っていきます。

倉敷市広江で住宅の床補強工事

2013-08-24 19:35:55 | 住宅修理・修繕工事物語
週末の土曜日の天気は久しぶりの雨だった倉敷市。

そんな一日も昨日と変わらず、仲間と共に「家づくり」に取り組んだ一日。

今日から大工の「小野くん」も帰って来てくれ私と「しんちゃん」と三人で倉敷市広江のお客さん宅へ床の補強工事に向かいます。

築30年の木造住宅、当時の床の構造と言えば45㎜角の根太に複合フローリングを直張りするのが一般的。

当時はベタ基礎も採用される数が少なく、地域によっては床下の湿気を吸い上げてしまい、床下からフローリングを痛めてしまう現場も多いのは事実。

此れの修理と言えば一般的なのがフローリングの重ね張り、大抵のケースは既存の床板の上に更にもう一枚フローリングを重ねて張る重ね張り工法を提案される筈。

今回も一応、重ね張り工法を提案しましたが様々な事情があるのが個々の家。

直ぐに採用できない場合も在るのは確かな事で、今回は全面ではなく台所部分のみをフローリングの重ね張り工法にて改修。

ダイニングとキッチンは床下の根太を増やす事での補強工事、こちらは大工の「しんちゃん」が一日床に潜りコツコツと根太を足して行ってくれたおかげで・・・

夕方にはフワフワしていた床もガッチリした床に補強完了。

台所部分のフローリングの重ね張りは大工の「小野くん」が担当、こちらも今まで一重だった床にもう一枚重ねられたおかげでギシギシと床鳴りしていたのも解消されました。

エアコンに扇風機とフル回転させてくれ涼しい室内で作業させてくれた施主さんには本当に感謝、最後にいただいたかき氷も最高に美味しかったです。

とは言いながらも私はこちらのお宅に常駐していた訳ではなく急遽、連絡のあった岡山市北区の施設さんへ「雨漏りしているので見て欲しい」との依頼を受けて緊急出動。

忙しい最中に何とか都合を付けて同行してくれた板金屋さんにも感謝です。

こちらの施設での雨漏りの原因は後から増築した建物と元々あった建物との取合い部分の防水処理の甘さからの雨漏り。

施工自体は当社の施工ではないのですが、いつも当社を頼りにしてくれる担当者さんの期待には答えたいもの。

過去にも何度か修復歴が見られましたが、結局はコーキングに頼りきったモノで月日の流れと紫外線の影響でコーキングが老化してのヒビ割れなどからの浸水が原因の様子。

以前は2~3年前に雨漏りがあり処置したようですが、たかが2~3年で再度、雨が漏れるのはプロとしては恥ずかしい事。今回、当社では板金屋さんの力を借りてコーキングと板金カバーでの二重防水方法にて修理と今後の対策を計画させてもらいます。

勿論、ノーメンテで10年は防水効果が発揮できるだけの施工をお約束させていただきます。

お盆までに住みたいとの希望を叶えさせてもらう現場が多く、この夏休み明けは少し仕事量が落ち着いていましたが・・・

休み明けからの一週間で本当に多くの人たちが当社を頼ってくれた事に感謝。

又、来週も皆さんの期待に応えて暮らす人と共に感動と幸せを分かち合える一週間になるように努力し続けますので宜しくお願いします。

一本の木から始まる感動としあわせの家づくり物語 林建設 林俊文

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