感動としあわせの家づくり物語

岡山県倉敷市の工務店「林建設」の大工職人「林俊文」が仕事で感じた「感動としあわせの家づくり物語」を綴っていきます。

住んで快適そうに見える家と住んで快適な家との違いとは?

2013-08-07 23:27:03 | 住宅新築現場物語
打ち切った・・・と自分で自分に言い聞かしながらのブログの更新。

7月に工事した物件分の仕入台帳を作成、何十社とある協力業者さんや納品業者さんの請求書を確認しながら一円足りとも間違えずに台帳に転記する作業は地味ながら難しいのは毎月の事。

何をそんなに根を詰めて作業するのかと言えば来月が当社の決算月。

今日は毎年恒例の会計事務所での検討会があったのですが、私は仕事の依頼が入ってしまっていた為に今期は欠席。

机に向かって、終わってしまった事について議論するのは苦手な方なだけに今回は社長一人にお任せです。

只、他人から言われると直ぐに行動しなければ気がすまない性格の社長だけに今回の検討会で先月分の工事台帳を急いで作るようにとの話が出たのでしょう。

現場から戻った私に早速の指示、命令に従わなくては成らないのは今回の検討会を欠席した罰かも・・・

パソコンの中には毎月の様に工事台帳が更新されているので現状は把握出来ているのですが、パソコンの使えない社長には紙に印刷して見せねば成らないのはひと手間かかります。

但しもう65歳を過ぎた社長にパソコンを使える様になれと言うのも酷な話なので自分のデスクワークは後回しに台帳の入力作業を終わらせ、自分の仕事は後回しに今夜はそろそろ店終いに・・・

そんな一日も大工さんたちは各々の担当する現場で汗を流してくれていたようで現場から戻る彼らも随分と疲れが蓄積している様で夏期の休暇が待ち遠しいようでも。

私も午前中に依頼されていた棚板を加工場で制作した後は午後から岡山市の某マンションの改修現場に納品に・・・写真はその便で中区の新築現場に立ち寄り撮影したキッチンからリビングを見渡した写真。

GW明けから本格的に始動した、こちらの家づくり物語も今週末でいよいよお引渡しと言う事に・・・

取り敢えず追加でいただいた外構工事は少々残りはしますが、こうして勝手に家の中に入る事が出来るのも今週いっぱい。

今回はファース工法から専用の断熱材、アルミサッシを使わせてもらう事で、ファース本部も承認しているオリジンという名称の高性能住宅を建築。

室内の空気循環の点では「ファースの家」に劣りますが30坪程度の2LDKの建物なら十分にエアコン一台で冷房できるのはファース専用断熱材「エアライト」の性能のおかげ。

只今、エアコンなどの調整期間中で始めて当社の高性能住宅物件に訪れる協力業者の職人さんなどもこの室内の快適さに驚いていました。

暮らし始めてから始めて解る室内の温熱環境、ここに力を入れる事で暮らす人が末永く快適な住まいで暮らせる事は3年、5年、10年と先の未来に・・・

今回の家づくりを改めて「良かった」、「もう他の家には住めない」と言ってくださる事が、やはり私たちの一番嬉しい時ですね。

一本の木から始まる感動としあわせの家づくり物語 林建設 林俊文

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