山の頂から

やさしい風

夢占い

2009-07-22 14:48:48 | Weblog
 「俺も墓を見てくる」 お・お父さん・・・・

母は、ハッキリとそう言う父の夢をみたと電話をかけてきた。
墓が出来あがった日の朝のことだ。
いまの今まで、一度も母の夢に現れなかった父。
「喜んでくれているのかなぁ…」 電話の母は少し声を震わせた。
不思議と云えば不思議。 それを聞いた私も胸が詰まった。

 すでに亡くなった人物が現れるのは霊的なメッセージの場合もあるが、
一般的には警告的なニュアンスが強く、
夢主が何か大切なことを忘れていたり、
本来の仕事を怠っていることなどを警告しているとか。
また、夢主の身辺の変化や運気の変わり目に故人が現れることが多いと聞く。

 「ありがとよ、母さん。ごくろうさん!」
恐らく父は、こう言いたかったのだろうと思う。

 母にとっては、悲しみの中で必死に自分を取り戻し、
父の為に永久に眠る≪家≫を造ることに集中した数か月だった。
そして間もなく、一年を迎える。
多くの人に支えられた母。
人は孤独ほど辛いものはない。支え合ってこそ生きられる。

 衆議院を解散宣言した麻生首相。
支えてくれるはずの仲間は、≪今日の友は明日の敵≫であった。

      【冷眼にて人を観、冷耳にて語を聴く】 (菜根譚)

   人を見るには冷静な目でもってし、人の言葉は冷静な耳で聞く。
   そうすれば見損ないも犯さず、誤解することも無いものだ。

 本来、マスコミこそそうあるべきであろうが、
そのマスコミも又、麻生さんを叩きのめした。
支えて呉れるということが如何に有難いものと、つくづく思う。

 どうか、父が高みに行けますように~と毎日祈っているが、
父さん、どうですか?永久に眠る家の出来は。
返るはずのない返事を写真の父に聞く・・・



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