山の頂から

やさしい風

報道という名の暴力~両刃の刃

2011-03-21 17:02:07 | Weblog
  
 地震から9日経って救出された石巻市の祖母と孫。
連日の胸張り裂けそうなニュースを耳にしていただけに、
誰もが嬉しく感じたことだった。
一瞬にして閉じ込められ助けを求めようもない状況で、
絶望感と恐怖感の交差する中での2人の生きる努力と、
その結果の生存は、必死で救助する方々の励みになったことだろう。

 しかし、本来なら家族が大喜びで抱き合いたいであろうに、
周囲の不運な方々を慮って控えめにインタビューを受ける父親の姿は胸が痛い。
そんな中で救出された少年と父親へのNHK記者の無神経な取材に腹が立った。
口重な少年が記者の質問に対して、「覚えていない」と答えているのに、
思うに少年の心は大きく切り開いた傷口から血を滴らせているのでは・・・
暫くの間は思い出したくもない。記憶を無にしたいのではないかと感じる。
それなのに何とか【絵】になる回答を引き出したいと思われる執拗さ。
思わずテレビに向かって、「バカ者、しつこい!!」と怒鳴ってしまった。
それにしても何と、もたついた政府の対応。
国民の苛立ちと怒りは沸点を迎えている。
福岡県の市内では【人民解放軍】らしき5~6人の男達が、
各所で色々と調査しているらしいとの情報が気になる。
弱みに付け込んで親切を装って襲いかかるのが【けもの】の常套手段。
チベットの悪夢が現実にならないよう祈りたい。
無能な政府のパフォーマンスばかりの羅列。
【仙石】の復活は悪夢の再現でしかない。

 昨夜は泥棒に入られ息子の名を呼べど届かずもがいているところを、
夫に揺り起こされた。いったい私は・・・又しても悪夢だった。
しかし現実の日常も又、悪夢の中のようでならない。

 命を賭して福島原発所で作業をされている方々には敬意を表したい。
が、その放射能漏れは国民いや世界中の人々の恐怖感を日々募らせている。
三菱重工が放射能除去の技術開発をしているとのこと。
それは元素変換(中性子数の変更)といって、
放射性セシウムを放射線を発しないプラセオジムに変換する技術だそうだ。
兎に角、一日でも早い開発実用化を願っている。
また、或る情報によるとビールが放射線を防護する効果があるとか。
麦芽が放射能に勝つなんて呑み衆にとっては朗報であろう。
学会に報告された事実のようだ。

 桜に喜びを爆発させビールで乾杯する日が必ず来る!!
たった今、香川県の親類から米や野菜が届けられた。
ほんとうに有り難い。嬉しい届け物。
日本は、こんなにも優しい人達が形成しているのだ。


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