山の頂から

やさしい風

太鼓判!?

2011-02-28 22:30:02 | Weblog
  以前から夫が無呼吸症候群と思われるのを指摘し、
受診するよう勧めていたが、中々重い腰をあげないでいた。

 「3時間待って5分の診察だったよ。健康な人間でも病気になってしまいそうだ」
家族の強い勧めもあって大学病院で受診して帰って来た夫が開口一番に言った。
各診療科は順番を待つ人で溢れ、
名前を呼ばれても聴き取れないざわめきに満ちていたようだ。
「Hさ~ん、どうぞこちらへ」と呼ばれ、小さな部屋へと夫は通されたという。
若い看護師に早口で氏名と生年月日の確認をされた。
確かに患者が多く待つ中では行動も口調もテキパキせざるを得まい。

 看護師が用紙を見ながら質問を始めたそうだ。
「ハイ、いいですか?今日は何日でしょう?」 「・・・2月28日です」と夫。
「そうそう、そうですね! では、ここに5つの絵が描いてあります」と、
時計やらラジオやら身近に見る物が描かれた絵を示す看護師。
それをサッと隠して、「ハイ、今何と何が」ありましたか?」
順番に答えよと言われた夫は1つがどうしても思い出せない・・・ん~~~っ
「あぁ、OKです。正常、正常~」 ハァ~~?
「じゃぁ、次ね。私と同じ動作をして下さい」と言って、
指をたてたりグゥを作ったり・・・なんか変じゃねぇ~~?と思いだした夫は、
「あの…看護師さん、そのカルテの名前は・・・」
「Hさんでしょ?」 「えぇ~っ、違う違う!」どうやら頭文字一つが違う。
ざわめきの中では聴き取りにくい名字のようであった。

 あれまぁ~、ごめんなさい!! 間違いに気づいた看護師は顔を赤くして謝った。
ひょっとしたら夫は沢尻エリカ似の可愛い看護師にボーっとしていたのかも・・・
確かに数秒間とはいえ無呼吸で無酸素の瞬間があることは、
脳に酸素が廻らなくなり損傷を負う事もあり得るとおもったそうだ。
だから先程のような質問を受けるのかとも。
やっとまわって来た順番で診察室に入った夫にドクターは笑いながら、
「いやぁ、Hさん失礼しましたねぇ。30点満点だから異常はありません!」だって。
帰宅してその顛末を聞いた私はお腹を抱えて笑ってしまった。
しかし、軽い【うっかり】が大きな医療ミスに繋がるかも。
無呼吸症候群は脳梗塞や心筋梗塞を引き起こす原因にもなるので、
きちんと治療が必要であるとのこと。
何でも、日本人は西洋人に比べ一般的に下顎に対して舌が大きいので、
気道が塞がれる無呼吸症候が多いそうだ。

 舌が二枚ある方はご用心!!
ホラ、そこの議員さん~アナタですよ、アナタ!!
放っておくと大変なことになりますよ~
あぁぁ、くわばら、くわばら・・・・

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