山の頂から

やさしい風

泣く子と地頭と冬の雨

2008-11-24 22:55:47 | Weblog
 
 2時、予報より早めに雨が降り出した。
しかも叩きつけるような降りに血の気が引いた。
3時からツアーのバス16台・約700人を受け入れねばならない。
ジャンジャンと入れ込みの電話は鳴る。
せめて各バスに20分の間があれば助かるのだが、
意地悪の様に雨脚は強まるばかり。 ああ~万事休す!!

 今年は祭りが始まってから天気に恵まれることが少ない。
風の日が連続したかと思うと冷え込みが厳しく、
ライトアップに人の出がない。
山を挙げて準備をしたにも拘らず全てが裏目。

 にっちもさっちもいかぬところに、
自販機で買った150円のウーロン茶が賞味期限切れとの指摘の電話。
その方は、自分は構わぬがお宅の為に知らせるよとのこと。
昨日、ツアーで東京から来たと仰った。
早速、料金返却の為のメール便を手配した。
お詫びに太平山の景観のポストカード数枚と失礼を詫びる手紙を添えた。
その方は咎める口調ではなく、親切心から指摘して下さったの感じた。

 夕方、妹が寿司を差し入れしてくれた。
自宅で採れた柿の実を沢山むいてデザートにと。
年々、実を捥ぎるのが辛くなると先日妹が言った。でも、
「父さんが植えてくれた木だから大切にしなきゃぁ・・・」と、
涙を浮かべたっけ。今年は沢山なったけど味が薄い。
父さんが死んでしまったことを悲しんでいるのかなぁ・・・
さらに母が作ったサラダも届いた。

 皆でワイワイ言いながら摂る食事は美味しい!!
一日の疲れも吹き飛ぶ思いだ。
冷たい冬の雨だけど、今日もいい人や愛情に恵まれた。
ありがとう~~



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