山の頂から

やさしい風

われはイザナミ~

2008-05-15 06:42:56 | Weblog
 伊邪那岐・伊邪那美は、天浮橋(あめのうきはし)に立って
天沼矛で、渾沌とした大地をかき混ぜる。
この時、矛から滴り落ちたものが、積もって島となった。
この島を淤能碁呂島(おのごろじま)という。

 火の神カグツチを産んだために陰部に火傷を負って病に臥せのちに亡くなる。
死後、イザナミは、自分に逢いに黄泉国までやってきたイザナギに
腐敗した死体を見られたことを恥じ、恐怖で逃げるイザナギを追いかける。
しかし、イザナミに対してイザナギが黄泉国と地上の境である
黄泉比良坂(よもつひらさか)で道を塞ぎ、会えなくしてしまう。
そして、イザナミとイザナギは離縁した。

 日本神話には、このようにかかれている。
その後イザナミはどうなったのだろうか。気になった。

 イザナミは黄泉国の主宰神となり
黄泉津大神、道敷大神と呼ばれるようになった。

 そうか!イザナミはタフなのだ。
現代日本の女性だって、えらくタフになった。
戦後、女と靴下は強くなったと言われるが神代の昔からそうだったのだ。

 が、同じくして≪つつしみ≫や≪気遣い≫の心を失いつつある。
【恥じ入る】という言葉が死語にならぬことを願うのだが・・・・

 今日は≪ストッキングの日≫とか。
【絹の靴下】から<ナイロンのストッキング>に取って代ったけれど
強くあっても無神経であってはならないのである。


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