山の頂から

やさしい風

悲しいね・・・

2009-06-22 23:49:01 | Weblog
 休みなく働いて、それでも追い付かない日々。
もういい加減疲れた。 が、弱音さえも吐けず自分を奮い立たせる。

 今年の紫陽花は誰もが素晴らしいと口にする。
だが、雨が適当でない。降り過ぎる。庭の縁台が乾く暇もない。
それに加えて今日の蒸し暑さ。除湿機はフル回転の活躍だ。
今シーズン、当店はバス・ツアーの予約が低調である。
どうやら全国的でもあるらしく旅行会社は、その集客に躍起な様子。

 今夕、知人の通夜があった。
癌と闘って打ち負かしたが再発。とうとう帰らぬ人となってしまった。73歳。
本来は夫が列席するはずだが、生憎、已むを得えない事情と重なった。
夫は一足先に家を出た。

 通夜に出かけるのに、時間を気にしながら慌しく閉店。
さて、喪服を着る段になって困った!! 後ろファスナーなのだ。
家人は誰一人としていない。居るのは猫と犬。
「ブルー、何とかしてくれ~~」 猫の手を借りたい! お手々を貸して~
ああ、何としてもファスナーに手が届かない。 

 会場までは20分はかかる。 焦る・焦る・焦る・・・
シャワーを浴びたのに、またもや汗だくになってしまった。
エエイ、仕方がない古い方を引っ張り出した。
これが又、細身ときている。 ≪お肉≫を寄せ集め形を整える。
な・なにさ!これしきの苦労。 なるほど数年前は≪余分なもの≫は無かったのだぁ。
しかし、そんな感傷の時間などない。急げ!会場に~

 誰しも永遠に命などあろうはずはない。
いつかは片道切符の旅に出るのだ。 気持ちがストンと落ちた。  
帰宅した娘に元気の無さを指摘される。
「何だか母さん、余り長生きが出来そうにないみたいに思う・・・」
そうポツンと言うと、「大丈夫、だいじょうぶ、アハハ~」だと!
【100歳、バンザイ】の口だと宣まう。 ホント小憎らしいわ。
≪機動戦士ガンダム≫じゃないゾ!!