山の頂から

やさしい風

己丑歳

2009-01-07 23:30:27 | Weblog
  
 ≪己~つちのと≫とは、
曲がったものが頭をもたげて伸びようとする様を表すそうだ。
「甲」から始まり「癸」で締められる十干の六番目に当たる「己)」は、
十のちょうど折り返し地点、何かが新たに始まるときとか。

 だが、田畑の土が肥えて草木が繁茂し盛んになるような、
条理が整った状態でなければならないのに、
混乱して先が見えない状態が「己」の歳だという。
≪庚~辛=H22~23年≫まで混乱は続くのだそうだ。

 また、「己」は「おのれ」と読み、
『論語』の中に「君子はこれを己に求め、小人はこれを人に求む」、
小人は何か問題があるとそれを他人のせいにし、
君子はその責任を自分で引き受けると書いている。
悲しきかな、今の日本に君子たるものがいない!!

 「丑」という字は「紐」のつくりになるように、
元々は「結びつける」という意味があり、
人と人との結びつき、人とモノ、コトとの結びつき、
そんなことが実現されるのが「丑」の年でもあるという。

 「丑」は実を結ぶ新たな営みを始める時期であり、
花が咲く時期でもある故、 利害を越えた信頼感をみんなが持つことや、
頼ってくる人に は惜しみなく与える、
「義」の気持ちが大切であるとの御宣託。

 耳の穴をほじって、よ~く聞いて欲しいけれど
選挙で頭がいっぱいの≪政治屋≫には聞こえそうにない。
平成17~26年は日本人ほんらいの心を、
取り戻す干支(歳)だそうですゾ~~