山の頂から

やさしい風

頑張らなくっちゃぁ~~

2008-11-28 23:35:32 | Weblog
 今日の午前中のバスは3台の予約。
朝から雨は凄い降りようだ。まるであざ笑うかのように降る。
おまけに、雨が止んだら風になるとは・・・
こうなったら、どうにでもなれ~~ 腹も座ろうというものだ。

 毎朝、モモの散歩を終えて母に電話を入れる。
最近耳の遠くなった母は、5~6回のコールで電話口に出る。
毎朝ご飯を炊いて仏前へ供え、それから朝食を摂っているようだ。
会話の無い朝の食卓の寂しさを想うと涙腺が緩む。
しかし、この紅葉の時期に入ってからは母に励まされる毎日だ。

 午前中のツアー客は静岡と沼津からの観光客。
到着時間が少し遅れるとの連絡が入って直ぐ、
近鉄バスのベテランらしきガイドから立ち寄りたいとの電話。
先日も急に立ち寄ったが、お客の財布のヒモは固かった。
ガイドは充分承知をしていて盛んに謝るが、
そこはベテラン、何が何でも割り込みたい様子が分かる。

 エ~~イ、こうなったらどんと来てくれぃ!!
どうにかなるさ!と腹をくくった。
天の神様は味方したのか、娘を心配する天国の父が助けてくれたのか、
にわかに雨があがった。 関東平野を見てごらんと言わんばかりに、
眺望の可能な塩梅になった。
「先日松島に行って来たが、なるほど陸の松島とはよく言ったもんだ」と、
御婦人が感心して仰る。

 明治時代の国文学者・岡吉胤がそう評したそうだが、
訪れて良かったと言ってもらえれば励みになる。
どこかで父が見守ってくれているのを感じた。