「自由の哲学」ノート

その日開いたページ、浮かんだイメージを大切に、読んでいきます。

読むと黄泉

2012-08-05 07:58:40 | 読むと黄泉
本を読むのは好きだけど、
「丁寧に」と言えるような読みかたをしたことがあるかしら?

丁寧に読むとは?

言葉の一つ一つを解明すること?
著者の意図を完全に汲み取ること?

それとも、自分の側に湧きあがるイメージを、
それが浮かび上がるたびにきちんと把握すること?

あるいはその全体

そもそも「読む」とは何なのでしょう?

言葉の音の響きが伝えるものもあるけれど
黙読するときには、
ひとまとまりのイメージを
受け取ることになるでしょう

著者のイメージをどの程度受け取ることが出来るか?

イメージを受け取りやすいものもあれば
落ち着いて取り組まないとわけのわからないものもあり・・

読むとは、相当抽象的な行為だから
丁寧に読むときに必要なのは
抽象的なイメージを扱う能力ということになる

抽象的なものを把握する能力
抽象的なものと抽象的なものをつなげる能力
抽象的なものを具体的なものに置き換える能力
具体的なものから抽象的なものを引き出す能力
等々

唐突かもしれないけれど
読むという音が黄泉に似ていること・・
これ、私は面白いと思っています
単に似ているというだけのことではありますが(笑)

なぜ面白く感じるかというと
黄泉とは死者の国のことだそうで・・
シュタイナーが言う、死者との交流とは
読むという行為と似ているのではないか?と感じるのです

つまり彼の言う死者達とは、
「ある流れを持ったイメージのまとまり」達なのではないか?と

もし、そうだとすれば・・丁寧に読むということは
死者を丁寧に扱うということになるのだろうか(??)

シュタイナーを読むことで
もしかしたら読みが黄泉になり
黄泉の先までもつづいていく・・
その道筋が見えるのでは?

「黄泉」は「読み」であると
そう仮定してみることで
なぜシュタイナーの本が面白いのか?
その答えが見えてきそうです

さて・・
考えていくときりがなくなりそうなので・・
この辺で終わりにして、「自由の哲学」始めなくては!(^^:






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2 コメント

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hasutama様 (オキツ)
2012-08-06 00:11:37
絶好調ですね、hasutama節!
そんなことカケラも思いつきませんが、
言われてみたら、ホントに「それもアリかも」って感じで、
とてもおもしろいです。

これから、hasutamaさんを励みにして、
読み続けていきたいと思います。
よろしくお願いします!
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こちらこそ・・ (hasutama)
2012-08-07 21:24:21
オキツさん、ありがたくて泣けてきます

ところが・・hasutama節で気持ちよく踊ってみたものの、
我に返ると、冒頭から意味が分かりません(大汗)
どうしようかなー

これじゃ、黄泉の国のドアも開けられない
返信する

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