北大路機関

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【京都幕間旅情】京都市営地下鉄20系,定着しつつある新型車両が置換えるのは開業当時の京都市営地下鉄10系

2023-09-02 07:00:01 | コラム
■京都市営地下鉄20系
 新時代というか漸くの世代交代を歓迎すべきなのか。

 京都市営地下鉄20系、昨年運用開始以来定着してきたといいますかなぜか地下鉄に乗る際は近鉄電車がやってくることが多い当方としまして、漸く日常的に載るようになってきたなあ、とどっちが来るか10系か20系か近鉄電車か占いを一人で始める今日このごろ。

 10系電車が烏丸線開業以来の電車で、方向幕には北大路行がある時代の車両ですので、開業以来初の代替わりなのですが、驚いたのは導入開始計画が示された時点で市民の声として、経営が苦しいのに新型車を導入するとは何事か、と声が多く寄せられたという。

 近鉄線が乗り入れる烏丸線、近鉄を見ますと3500系などが、これは一見してステンレス車でちょっとステンレス車草創期の形状が逆に新鮮だったのですが、老朽化により改修もできなくはなかったのですが、車体形状など費用対効果にかんがみ断念した歴史が。

 近鉄3200系などは同じ3000系統ということで3500系の車体部分を使っていると誤解されているようですが、あちらは界磁チョッパ制御でこちらはういいんという音で親しまれるVVVFインバータ制御、近鉄京都線繋がりであっても、全くの別の車両という。

 鉄道車両の延命改修は難しいのです、それは新造車の費用よりも維持費がかさむことと、電気指令式ブレーキを採用する車両では一両の不具合が編成すべての不具合になり、しかも追い越し線のない烏丸線では一両が立ち往生すると全線が丸一日運休となりかねない。

 市営地下鉄、驚くことに開業当初は四両編成で、1981年開業当時は京都駅と北大路駅を結ぶ路線でしかありませんでした。ここが竹田延伸に併せ六両編成化したものがあり、結果的にここで増結した初期の編成は車体疲労が蓄積しているという事も否めないのです。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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