◆CC-X選定にPowerShotG-16
本日、千僧駐屯地祭予行一般公開へ行ってまいりました。本番は明日一般公開されます。
砂塵巻き上げるNBC偵察車の迫力、今回観閲行進へは二両が参加し訓練展示ではNBC状況を想定した偵察任務を展開、各種センサーの可動を展示し、化学兵器対処の一連の行動を実施しました。一方で排気を地面へ吹き付ける構造を採っているため、物凄い砂塵が印象的でした。
74式戦車の空包射撃、コンマコンマ秒の水準で発砲焔が写り込みませんでしたが、コンパクトデジカメとしてはG-16,上々の出だしです。しかし、バリアングル液晶の不備は痛く、観閲行進は補助器として運用したG-12の独壇場、という様相です。
FH-70の空包射撃、毎秒最大11枚、持続9枚という連続撮影が可能なG-16ならではの描写ですが、連写時写真を自動作成フォルダに収録するため、発砲焔有無の確認がG-12とは比較にならないほど煩雑で、G-12はダイヤル操作だけで確認可能ですがG-16は複数回ボタン操作が必要、これは慣れ不慣れの問題では解決できません。
FH-70の同時射撃、上空からはAH-1S戦闘ヘリコプターの掩護が展開されています。G-16ですが、更に致命的な問題点は、動画と写真のダイヤル設定が隣り合ているため、写真を撮影している操作のつもりが知らずに動画となっていて、肝心な写真が撮れない、という致命的な欠点があります。
普通科隊員の突撃。動画設定は写真重視の側には邪魔そのもの、動画機能を省く必要はありませんが、G-16,写真を撮影しているつもりで動画となっていては現像が出来なくなりますし最悪です。バックやポーチ等に幾度か収容すると分かるのですが、これだけは実際に買ってみなければわからないものでした。
EOS-7Dでは電源スイッチがダイヤルに接していて操作の都度にダイヤルを誤操作させる欠点がありましたが、自動電源OFF機能を利用し、電源を触らないことで対応していました、この手法は電源ONとともにレンズを出し入れするコンデジでは不可能です。EOS-60Dからはダイヤルに安全装置が付くようになり誤操作防止が工夫されていますので、G-16も後継機種は期待しましょう。
北大路機関:はるな