北大路機関

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荒鷲と城塞 航空自衛隊F-15Jイーグルと犬山城国宝天守閣

2007-12-25 17:15:04 | 航空自衛隊 装備名鑑

■F-15J&C-130&F-2

 先日、所用あって名古屋に展開した際、犬山に立ち寄った。航空機の撮影は、別に目的ではなかったのだが、面白い写真が撮影できたので掲載したい。

Img_3039  古風な形状の管制塔・・・、ではない!。F-15Jと犬山城!!。C.ジョニー氏から、犬山で面白い写真が撮れた、との情報を戴いた。実は小生、来年末に廃線が決定した名鉄モノレールの撮影を行うべく計画していたが、丁度名古屋に行く用事があり、その際に撮影。モノレールに沿って足を進めていると、C.ジョニー氏のお話通り、こんな情景が飛び込んできたのである。

Img_2950  写真は名古屋名駅の高層ビル群とC-130H輸送機。C-130が所属する航空自衛隊小牧基地は、かつて、国際線も乗り入れた尾張名古屋空の玄関口、名古屋空港(現在は県営名古屋空港、しかし、利用した友人のM氏からの情報では九州からの直行便もあるとの話)というだけあって、名古屋の中心部から近いのである。

Img_2946  訓練に飛行していたC-130Hは二機確認できた。航空祭予行の三機編隊やUH-60Jの五機編隊など、この場所から編隊と高層ビルという取り合わせは出来るのだろうか。岐阜基地の航空機と小牧基地の航空機を同時に撮影できたこのポイント、撮影の第一目的は突如発表された名鉄モノレール廃線決定の情報を受け、展開した際に撮影した。

Img_2947  C-130はこの日、滑走路のタッチ&ゴー訓練を行っていたようで、おそらく、名駅ビル群上空を飛んだのではなく、やはり望遠の圧縮効果で二つの被写体が重なったように写ったのではないかと推測。ちょうどアングル的に良い場所で旋回をしてくれる。順光の名古屋港ポートタワーからも、こんな構図が撮れるのか、興味があったりする。ご存知の方、ご一報いただければ幸いです。

Img_3033  岐阜基地に着陸するF-15J戦闘機。929号機と書かれているのが判別できる為、F-15J改(形態1型)と記載するべきだろうか。

 聞き覚えのある轟音が耳に届く、その十秒ほど後だろうか、鋼鉄の猛禽、F-15が澄み切った秋空を背景に頭上を越えてゆく。F-15はこの直線上にあるホームベース岐阜基地へ滑走路をフライパスした後に着陸態勢に入るべく再び旋回、着陸する。

Img_3035  犬山城天守閣とF-15が重なって見えるのは、この旋回の時である。着陸のために脚を出しているのが確認できるだろうか。前述のように圧縮効果により近く見えるので、浜松基地の第1航空団のT-4や小牧のC-130がタッチ&ゴー訓練を実施している時などと重なれば、一定数の航空機と天守閣を入れてみることが出来るかもしれない。

Img_3014  F-2上空通過。・・・、実は正直に言うと、モノレール線の真下にいるときに上空をF-4が通過したのだが、モノレールもまさに目の前を通過しようとしている瞬間。距離もあるし、人間同時に二つの被写体には対応出来ない、ああ、あれさえ撮れれば、とは思ったものの、まあ、ファントム逃しても、イーグルとF-2が撮れたんだし、良しとしよう。

Img_3027  犬山城天守閣とF-2.やや離れているのは致し方ない。興味本位な疑問なのだが、岐阜基地航空祭予行のブルーインパルス飛行展示と犬山城天守閣は、このアングルから撮った場合、どう写るのだろうか、ブルーインパルスが飛行展示を実施した今年の熊本城祭のようなアングルが撮れるのかな、と少々興味があったりする。

Img_3029  岐阜基地へ着陸してゆくF-2.

 今回、主眼として撮影した名鉄モノレールは、犬山線の特急停車駅、犬山遊園駅を始発として、成田山名古屋別院のある成田山駅、SFドラマ「猿の軍団」の考証に参加したことでSFファンには名高い日本モンキーパークに繋がる動物園駅を結ぶ、日本初の跨座式(コンクリート支柱の上をゴムタイヤで走行する方式)モノレールとして知られる。こちらの撮影記事も遠からず掲載したい。僅か1.3kmの路線なので、皆さんも散策してみれば、航空ファン、鉄道ファン共々、面白い写真が撮れるかもしれない。

HARUNA

(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)

コメント (2)
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