北大路機関

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天長節特別企画 海上自衛隊護衛艦夜間電飾特集

2007-12-23 13:03:39 | 北大路機関特別企画

■天長節

 本日は天長節である。この日に合わせ、重ねて12月19日2151時、Weblog北大路機関がアクセス解析開始から27万アクセスを突破した特別企画「護衛艦夜間電飾特集」を掲載したい。

Img_1360  海上自衛隊艦艇夜間電飾は、艦隊の入港や大規模な訓練、祝日において行われる。

 本日は天長節であることから、満艦飾が行われているとのはなし、夜間電飾も行われるのだろうか。白熱電球が発するほのかな温かみを帯びた光は、観るものをなにか、ホっとさせる印象がある。

Img_1379  写真は、昨年の護衛艦隊集合訓練に際しての写真。舞鶴基地の第3護衛隊群旗艦「はるな」、そして先日火災事故を起こし、CICが全焼した横須賀第1護衛隊群旗艦「しらね」、佐世保基地第2護衛隊群旗艦「くらま」が並んでいる。

Img_6214  こちらは、今年開催された舞鶴地方隊展示訓練における夜間電飾。

 いまや海上自衛隊最古参の護衛艦となった、海上自衛隊初のヘリコプター搭載護衛艦「はるな」。マストの上に灯された赤い表示灯と、列となった電飾が水面に反射して、「はるな」を照らしている。

Img_6138_1  イージス艦「みょうこう」。第3護衛隊群は、ミサイル護衛艦で編成される第63護衛隊が、「みょうこう」「あたご」という二隻のイージス艦から編成されている。「はるな」の後継には横須賀基地から「ひゅうが」と交代した艦が配置されると聞いた事があるが、それよりは「きりしま」をまわしてくれれば、弾道弾を日本海で全て阻止できると思う。

Img_6134_1  護衛艦「あまぎり」。第3護衛隊群の護衛艦は、「あまぎり」「ゆうぎり」「はまぎり」「せとぎり」という四隻の「あさぎり」型護衛艦と、汎用護衛艦としては最新鋭の「たかなみ」型最終艦「すずなみ」の5隻から編成されており、舞鶴地方隊、大湊地方隊とともに日本海を中心とした海上防衛を担っている。

Img_6194  第3護衛隊は1960年12月1日に編成された護衛艦隊隷下の機動打撃部隊であり、舞鶴地方隊は1952年8月1日に創設された部隊である。護衛艦の数では第3護衛隊群が圧倒的に多いが、地方隊には基地機能を担う要員多数が配置されており、人員では圧倒的に多い。

Img_7046  呉地方隊大阪湾展示訓練において撮影した第4護衛隊群旗艦「ひえい」。

 「ひえい」は「はるな」型の二番艦。第4護衛隊群は1971年2月1日に創設された一番新しい護衛隊群である。呉地方隊は1954年7月1日に創設された部隊である。

Img_7056  大阪湾展示訓練の艦艇入港当日は、天保山周辺で敵対組織によるデモが実施されていたため、立ち入り禁止区域が非常に広く、このような角度からしか撮影できなかったのが残念。観覧車から撮影しようかとも思ったが、一人で観覧車・・・、いろんな意味でサムイので断念。

Img_0655  写真は横須賀基地。観艦式予行に備え艦艇が夜間電飾を行っている。横須賀基地を夜間、撮影するには安針台公園からが一番であると聞いた事があるが、高いフェンスの周りに多くの人が寄りかかると、危険でない規模の寄りかかりでも振動してしまい、長時間露光の撮影はできないかもしれない。やはり、遠征の小生には、このウェルニー公園からが一番では、と思う。

Img_0692  ウェルニー公園を含めての艦艇写真。対岸にはアメリカ海軍施設があり、打寄せる波音と護衛艦のイルミネーションは、一種かわった基地の面持ちを訪れるものに魅せてくれる。ちなみに、この他、塚山公園から撮影、という方法もあるのかもしれないが、あんなに遠くまで夜、行くのは大変かもしれない。

Img_1039  こちらは、十二月八日のアメリカ海軍施設一般公開に際しての夜間電飾。三脚を用いず撮影した割には案外、良い出来である。

 今年も残すところあと少し、大晦日には夜間電飾を行うこともあるようなので、皆さんも、このような海のイルミネーションを観に行かれてみてはどうだろうか。

HARUNA

(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)

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