北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

京都大徳寺 新緑あふれる境内の散策

2007-05-16 18:41:55 | 写真

■京都ならそのスーツのままでも

 JRなどでは“そうだ京都に行こう”というキャッチフレーズのもとでキャンペーンを展開しているが、今の時期は“スーツを着たままでも”、そしてその前は“サクラの時期が終わっても”というような内容のものであった。

Img_0389  JR京都駅を途中下車すれば、目的地さえ定まっていれば二時間程度の時間でもある程度の観光が行えるのが京都である。今回は、昼食に一年中冷麺を供する店が大宮通にあるのだが、食後に立ち寄った際の写真である。寺院=有料という印象があるが、特別公開区画などに限られた場合が多く、大徳寺もその一つである。

Img_0384_1  京都駅からは駅前のバスターミナルより9系統バスにて北大路堀川、そして12系統バスに乗り換え、若しくは205系統バスにて西大路通りを経て北大路通りに達し大徳寺前、最速は京都駅から地下鉄で北大路駅へ、そして205系統かM1系統に乗り換える方法がある。

Img_0410  写真は大徳寺の芳春院。

 1608年に前田利家の夫人である芳春院により開かれた寺院で、前田利家の菩提寺である。大河ドラマで“利家とまつ”が放映された際には幾度か紹介された。

Img_0412  芳春院の本堂裏手には飽雲池と二重楼閣呑湖閣があり、これは金閣寺、銀閣寺の庭園と同じ様式のものである。この先は500円の拝観料が必要であるが、なによりも撮影禁止との掲示があり、修学旅行生も多かった為拝観写真は無いものの、御抹茶などを嗜むことが出来る。

Img_0414  龍安寺の記事でも繰り返したが、新緑の緑は透き通る陽光により緑に輝く。気のせいかもしれないが、初夏には葉は緑度を増し、あまり陽を通さなくなったように記憶する。なにより、日差しが強くなり、真上からの日差しは早朝を除き屋根の淵を影で覆ってしまうのだ。

Img_0422  芳春院、この反対側が拝観料の受付となっている。多くの武将の菩提寺となっている大徳寺は、そのものが織田信長の葬儀を行うべく豊臣秀吉により建立されたものであり、文字通り時代や歴史を感じさせるものとなっている。入れるかどうかは浅学にして知らないが、真夜中に大徳寺の前を通っても、門は開かれている。

Img_0423  このほか、この時期は興臨院が特別公開となっている。この事は4月16日の記事でも既報だが、改めて掲載した。

Img_0432  季節によりまったく異なる面持ちを見せる寺院、近く快晴の時期に何とか時間を捻出し、仁和寺、また東福寺、清水寺などに展開し写真撮影をしたいとは考えている次第だ。

Img_0425_1  多くの寺院が集まった大徳寺は、その近傍に今宮神社があり、加えて船岡山、建勲神社などがある。船岡山からは五山送り火の全てを望む眺望が楽しめ、限られた時間であっても最大限、京都を楽しむことが出来るように思う。

HARUNA

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