北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

東京都心と成田空港を結ぶ JR東日本の車輌

2007-05-08 18:33:59 | コラム

■成田エクスプレス

 2007年4月29日、千葉県千葉市で開催された下志津駐屯地祭は速報記事にて既報だが、今回は、四街道駅に向かう途上撮影した列車の写真を中心に記事を掲載したい。夜行バスにより早朝の新宿駅に到達した小生は西新宿のビル群を撮影し、四街道駅に向かった。

Img_9672_1  歩いている途中に特急が来たら撮るというのは、小生には最早条件反射である。空港特急として導入されたJR西日本253系特急電車“成田エクスプレス”。1992年にはその年に最も製作目標・デザイン・技術などで優れた鉄道車両に対して“鉄道友の会”から贈られるローレル賞を受賞している。

Img_9673_1  1991年より運行され、池袋新宿方面の車輌と横浜方面からの車輌とを東京駅(地下)において分割若しくは連結するという特殊な運用方式を用いており、最高速度は130km/h、空港特急ならではのスーツケース収納スペースや日英二ヶ国語表示の列車位置表示装置を有している。またボックス配置方式の座席により背もたれ背面部分を収納に用いることが出来る。

Img_9669  首都圏の航空事情は、国内線に重点を置く羽田空港、そして国際空港である成田空港が少なくない距離を隔てて並存しているという天に加え、双方とも都心から距離があるという部分に特性があり、空港特急は、JR東日本、京成電鉄(東京~成田空港)、京浜急行(東京~羽田空港)として需要が高い。

Img_0072  こうした中で、自動ほろ装置を世界に先駆けて搭載したことにより、連結の迅速化に成功している。成田空港寄りの先頭車にはグリーン車が配置されており、グリーン車には電動リクライニングシートを備えた四名用コンパートメントも備えられている。こうした点なども評価され、欧州鉄道総合表彰制度のブルネル賞を受賞している。

Img_0077  この他、四街道駅から池袋駅に向かう途上撮影したE217系電車。1994年より導入が開始され、小生もこの日以外にも木更津駐屯地祭などで利用している。横須賀線、総武線で主に運用されており、通産省のグッドデザイン賞を受賞している。高運転台方式を採用し、丸みを帯びた特色あるデザインである。

Img_9668_1_1  また、通勤電車でありながら、グリーン車を設けており、印象としては名鉄特急の特別車と特急料金不要の一般車の編成を彷彿とさせるが、二階建てというのが面白い。近年では東海道線への乗り入れも開始されており、熱海方面への運行がなされている。

Img_0095  駐屯地祭を終え、第一目的であった書籍調達を終えた後は新幹線にて帰路についた。500系を期待したものの、700系であった。友人で東京から京都に来る際には狙ったわけでもないのにかなりの確率で500系という凄いのがいるが、今度はダイヤを調べて500に乗りたいものだ。やはり、のぞみ号は早い。700系のぞみ号は東京駅を出た後、品川を経て一気に名古屋まで快走し、京都、新大阪へ至る。

HARUNA

(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする