北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

京都近鉄百貨店いよいよ閉店の日迫る

2007-02-24 22:11:34 | 写真

■PLATZ

 京都駅前、京都タワーを越えて東本願寺に向かう途上、五日後の二月末に閉店となる近鉄百貨店がある。

Img_3847  近鉄百貨店。その向こうには東本願寺がみえる。一階から六階までの専門店と、七階のレストラン街が構成する百貨店であるが、小生は特に五階の旭屋書店と六階の電気店ソフマップ、更に七階のお好み焼き店“赤いしょうが”はよく通ったものである。書籍に関しては四条のジュンク堂書店の方が数としては多いのだが、何故か必要としている書籍は旭屋書店の方が揃っていることが多かった。

 昨年十月にも大学院でのプレゼンテーション割当で必要という事もあり、“ジャック・アダ著『経済のグローバル化とは何か』(ナカニシヤ出版)2006”、“ベリーアイケングリーン著『21世紀の国際通貨制度』(岩波書店)1997”も翌日まで至急必要、という状況にあって中々発見できなかったが、思い切って電話確認、在庫があったということも思い出深い。この他、軍事関係書籍も充実しており、これがなくなるのは少し寂しい。

Img_4901  ソフマップであるが、ここにも通った。外付ハードディスクやメディアなども調達したが、その中でも中古DVDコーナーが充実していた。

 電気店ということもあり新品DVDの割引の行われており、アニメーションなどの購入に活用した。中古DVDとしては、寺町電気街にも幾つかあるが、よく価格を比較したものである。近鉄百貨店会員特別販売の日は写真の入り口よりエレベータにてソフマップに展開した。

Img_5065  音楽店の新星堂も利用した。もともと京都市役所前の地下街にあったのだが、閉店して統合してしまった為に、ポイントカードを利用するべく行ったのが始まりだが、最初に買ったDVDはジョンウェインの“太平洋航空作戦”だったか、ラルフトーマスの“潜水戦隊帰投せず”か、いやいやアレックギネスの“マルタ島攻防戦”だったかもしれない、クラシック映画の品揃えがよく、今度はジョンフォード監督の“リバティーバランスを撃った男”を買いたいと思ったのだが、どうやら無理のようだ。

Img_6009  “赤いしょうが”であるが、ここは二人以上で入店すると一人1200円で呑み放題というサービスがあり、焼酎や日本酒などが通常の学生向けの呑み放題とは異なり、やや質が良かったように記憶する。御恥ずかしながら、友人が京都に遊びに来るたびにここで一杯やり旧交を温め、最後に京都駅で新幹線や新快速に見送った後に小生はバスで帰宅した。しかし、良い感じで酔っているというか、お恥ずかしながら幾度か終点まで寝過ごし、酔い覚ましに歩いて戻る、という事もあった。

Img_6012  近鉄百貨店の閉店セールは、ほぼ完熟の粋に達しており、小生が展開した時点では既に宝石などの半額セールが行われ、盛況であった。

 トレンチコートが裂けてしまったので、参考までにと思い展開したが残念ながら此処ではもう調達することは出来ないようである。既にソフマップは昨年末に閉店し京都駅の反対側に新店舗を構え、旭屋書店が往時の姿を留めているにとどまる。

Img_6015  京都近鉄百貨店はいよいよ87年の歴史に幕を閉じる。ただ、幸いなことに解体されるのではなく、某家電量販店が入る予定という。PLATZとは、“広場”という意味であるが、少なくとも今後も広場の名前が変わるだけで、残されるようである。

HARUNA

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