当社の前にあるメガバンクの支店が無くなる事になりました
まぁ十分予期してましたね
なんせこれだけネットバンクがあれば
賃料の高い場所に出店してる銀行は不利ですからね
経費を減らして行かないと
厳しいだろうとは容易に想像できます。
ですから支店閉鎖は仕方ないのですが
ただ私の場合はその銀行の貸金庫を借りていて
頻繁に出し入れしていますから
大変困る事になります。
ですから
店舗閉鎖のハガキをいただいたので
すぐに電話しました。
貸金庫も使えなくなるか？
と
すると
返って来た返事が
ご安心ください
お客様の貸金庫は町田店に引き継ぎますので
これまでと同じようにご利用いただけます？
ですって
これまでと同じように利用できる？
まぁ行員さんはそんな感覚なんでしょうね。
ただ
私にとっては
徒歩１分の場所から
電車に乗って行く場所に移る訳ですから
とても同じように使える
なんて表現を受け入れる事はできません
ただ受け入れられなくてもどうしようもありませんからね
あれこれ言うのも無駄なエネルギーですから
もう次の算段に移ります
幸い当社の近くには
もう一つ都市銀行があって
そこに貸金庫があります。
今まで使ってた銀行が閉鎖になれば
顧客がそこに流れて貸金庫の空きが無くなる
って事が十分予想できますから
私はすぐにそこに向かいました。
幸い貸金庫に困って飛び込んで来たのは
私が第一号だったようで
空きがあって
目出度く確保できました
まぁ確保はできましたが
その銀行もネットバンクに圧迫されてる事情は同じですからね
いずれ閉鎖
これも念頭に入れなければなりません。
で私はあれこれ考えた訳です
今入れてる貴重品って何だろう
って
まぁ実際には大した物ではありませんね
預金通帳とか権利証ですが
今はこれを自宅に置いて
泥棒に盗まれても
別に被害が発生する訳ではありませんよね。
通帳は印鑑を別に保管すれば
盗まれてもどうって事はありません
それよりも今銀行は
通帳の発行は廃止
なんて所も出て来てますよね
大体ネットバンクなんてのは通帳は
元々ありませんからね
私が大事に貸金庫にしまってある通帳
見方によっては
貴重品でも何でも無いのです。
それと権利証
これも実印が無ければ
不動産を盗まれる心配はありません。
そうやって考えると
私が貴重品だと思って大切に金庫にしまってある物
その大半は私の脳の中で錯覚してるだけです。
では
今の時代の貴重品って何でしょうかね？
まぁ言うまでも無く数字とアルファベットですね。
不動産登記も今は権利証は廃止されました
登記は登記識別情報と言う１２ケタのアルファベットと数字で行われます
通帳を盗まれても
大金が引き出される心配はありませんが
IDやログインPW
それに認証番号を盗まれると
大金が口座から消えてしまう
なんて事は起こりえます。
そうやって考えると
私達は知らない間に
暗号に支配される世界に導かれた
そんな風に感じますね。
戦争ですら
次世代の戦いは
サイバー空間にて行われるそうですから
兵士は銃を的確に当てる
なんて能力もあまり必要なくなるんですよね
求められるのは
キーボードを叩く能力
って訳です。
随分変な時代になりましたが
まぁ仕方ありませんね
この時代に合わせて生きる
それ以外の選択肢はありません
さしずめ
私は
貸金庫をきっかけに
貴重品の断捨離
これから行います。
と同時に
大変重要な数字
この管理も
徹底したいと思います。
まぁしかしそうやって見直したら
本当にもう私たちは数字の奴隷ですね。
私が今使ってるＩＤとＰＷ
200近くもあるんですね。
当然覚えられませんから
大切にプリントアウトして
貸金庫にしまう
そんな事になります。
今の一番の貴重品は数字
再度頭に叩き込みます。
