昨日書き始めた末期ガンのBさんの話 3回に分けて書こうと思いましたが・・・・止めました 期待させてしまって申し訳ありません。 実は私、昨晩はほとんど寝ていません。 床につくとすぐに 激しい頭痛と腹痛に襲われ 一晩中苦しんだのです。 原因は全く分かりません。 ただ 苦痛でもがく中 思い出したんです。 もうすぐ死ぬBさんが 残された僅かの貴重な時間の中から 2時間も私に割いて話してくれた事すべてを そして その事を誰にも話さないでくれと言われた事を この話 あまりにも不思議なので 書きたいのですが 止めました たぶん 昨日の私の苦しみは 私に対する警告です ”約束を破るな”・・・と て事で 私、この話は死ぬまで封印したいと思います。 そしてBさんから譲り受けたアパート 私は死ぬまで売れません。 そして私の死が近づいた時 多分 誰か・・・私の所にやってきます。 そのアパートを譲り受ける人が そして私は まだ見ぬ買い手の 名前まですでに分かっているのです。 Bさんは私と会った3週間後に 亡くなりました |
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宗教だとか占いだとか信じていない人間です。
でも、とても不思議な体験は何度もしています。
そんな時・・・・何か
自分では分からない大きな力が存在している事を強く感じます。
今日からちょうど6年前の2001年9月14日
つまりアメリカの同時多発テロの3日後
私はひとつのアパートを購入しました。
そのアパートを購入する過程で私は
なんとも不思議な体験をしたのです。
当社で管理しているアパートの所有者であるBさんが、そのアパートを売却したいと担当者に電話してきました。
その家主は遠方に住んでいたため私は面識はありませんし、電話で話した事もありません。
しかし私はその人の事は頭の中に入っていました。
それはその方が私と全く同じ名前だったからです。
私の名前はありそうであまりない名前です。
ですから記憶に残っていたのです。
で担当からその報告を受けて
私はBさんの御宅を訪ねました。
遠方だったため担当者を連れずに一人で出かけました。
夏の暑い日でした。
駅から7~8分の距離を地図を頼りに歩き始めました。
すると数百メートル先に玄関に門かぶりの松が生えた御宅が目に入りました。
私は、なぜか
すぐにそれがBさんの御宅ではないかと強く感じました。
理由は分かりません
でも・・・感じたのです
そこにBさんが居る・・・
で到着して表札を見ると間違いなくBさんの御宅でした。
そして私がチャイムを押すと奥さんが出迎えてくれました。
そして案内されて中の和室にはいると
そこに初めて会うBさんがいました。
和室にリクライニングの椅子を置き、そこに腰掛けて
”おうよく来たな”
と親しげに私を迎えてくれました。
で
その時私は不思議な感覚に襲われました
初対面なので緊張しておじゃましたのに
なぜか
気持ちが安らぐのです。
気がつくと私は
お客様の前で”あぐら”をかいて座っていました。
長い営業生活の中でそんな失礼な事をしたことはそれまで一度もありませんでした。
そしてBさんはそんな私に
今日はゆっくりして行って
と声をかけてくれました。
担当者から聞いていたBさんは
”80歳近いのに体格が良くおしゃれなおじいさん”
でした
でも私の目の前にいるBさんは
顔は青白く、痩せていて、不精ひげを生やしひざの上には毛布がかけてありました。
思い病気である事はすぐに想像がつきました。
そして私は挨拶が終わるとすぐに
どこかお体の具合が悪いんですか?
と尋ねました。
そしてBさんの答えは
そうだね・・・あと3ヶ月くらいは持って欲しいんだけど
Bさんは末期のガンでした。
話が長くなります
続きはまた明日
当社はたくさんの賃貸物件の管理をしています。
今私の一番重要な仕事は
毎月当社の口座に入ってくるたくさんの家賃をそれぞれの家主の口座へ振り
替える事です。
毎月のように仕事が増えてきて今真剣にサポートしてくれる人を探していま
すが、巨額な現金を扱うため本当に信頼できる人を採用しなければなりませ
ん。
そんなハードルの高さから中々決まらないのが現状です。
て訳で現在は私が体にムチ打って頑張っています。
そんな中で
昨日家主の一人が来店しました。
しかしこの家主さん
もうかなりヤバイ・・・・
どうしようか
頭を痛めてています。
なぜか?
もう痴呆状態になって」いるんです。
昨日はこんなカンジでした。
あらこちらの事務所初めて来ましたがずいぶんキレイですね。
初めて?
○○さん当社に来ていただいたのはもう5回目ですよ?
そんな事ありませんよ。初めてです。
であなたじゃなくて社長さん出して
私が社長です。
あらそう以前私が会った人と違うわ
何回も私がお会いしています。
当社に来店するのが初めてであれば以前お会いしてない事になりませんか?
そんなやり取りをした後
一緒についてきた男の人が話し始めました。
その人は不動産屋でした。
社長さん、お宅管理を依頼した物件の家賃を○○さんに振り込んでいないって
どう言う事ですか?
はぁ?私、毎月キチンと振り込んでますよ。
でも○○さんは振り込まれていないって言ってるんですよ。
そうですよね?
間違いありません、振り込まれていません。
いつの分ですか?
一度も振り込まれていません。全部です。
当社が管理をお受けした3年前から一度も入金がないって事ですか?
そうですよ?
じゃ通帳見せてもらえます?
通帳はやたら持ち歩くものではないんで見せられません。
じゃその不動産屋さんは少なくとも見たんですよね。
いいえ私も確認は・・・・
そこで私は、その不動産屋をお客様の見えないところに呼び出し、叱りつけました。
お宅、通帳も確認しないで私に着服したみたいな失礼な言い方してんの?
すみません。
とにかくアンタ見れば分かるでしょ、あのお客様
どう見てもボケてんじゃんか?
おっしゃる通り
とにかくここに振込み伝票全部そろってるから確認して。
はい間違いありませんね。
申し訳ありませんでした。
そしてお客様の所に戻り
私が伝票を確認しましたが間違いなくこちらではキチンと振り込んでます。
あらおかしいわね。
それは失礼しました。
それより今後の事ですが
今後管理はこちらの不動産屋の方に変更すると言う事でいいんですよね。
あっ・・・いいえ 私どもでは
なんといきなり逃げ腰です。
はぁ? お宅そのつもりでついて来たんじゃないの?
いいえ私は、ただ家賃の入金の確認をするために・・
そんな事言わないでお宅やってよ。
ウチはもうハッキリ言ってやりたくない。
ねっ? ○○さん
こちらの不動産屋さんにお願いしましょうね。
いいえ
私は引き続き社長さんの所にお願いしたいわ
と言って
とっとと帰ってしまいました。
多分この出来事も翌日になれば忘れてると思いますよ。
一体どうなっていくんだろう?
ああそうだ確か娘さんが一人いたからそちらと連絡とって
と思い
担当に指示したら
その娘さん
母親の異常行動に耐えられず
逃げ出したんですって
どうしよ
その敷金をめぐるトラブルが絶えません
現在当社でもモメテいる案件があります。
このトラブル
こちらが一生懸命解決しようとすればするほど
家主からは
借主の肩を持つのかと言われ
また借主からは
家主と結託した悪徳不動産屋よばわりされやっていられません。
今回のケースはその典型的なパターンです。
家主は敷金は1円も返さないと頑張り
借主は全額返せと譲る気配がありません。
そして
両方が私達に
不動産屋どうにかしろ
と怒鳴り込んでくるのです。
で私達はどうするのか?
逃げます
もうこうなると私達の範疇ではありません。
でいい機会ですから
このブログを見ている家主や
借主の皆さんに当社の姿勢を明確にしたいと思います。
我々不動産屋は仲介業務である場合
入居時の契約をもって仕事は終了いたします。
したがって入居後の対応や退去の際のやりとりは本来家主に責任があります。
しかしながらだからと言って
入居後や退去時には
私達は一切関知しません
なんて事を言ってしまては
借主や貸主が直接やり取りしなければならず大変です。
ですから我々が
無報酬でその間に入り
業務をお手伝いしているのです。
我々は
その労の恩をきせたり、惜しんだりする事はありません。
でも今回のケースはもう間に入りやり取りする事はありません。
お互いに
やり合っていただくしかありません。
なぜそんな冷たい事を言うのか?
それは双方が
自分の主張ばかりして一切妥協しようとしないからです。
私は社員に
レフリーの役目は惜しまずやらせますが
警察官の役目はやるなと言ってあります。
つまりお互いルールを守り
権利を主張する間は
その間に入り話をスムーズにまりめるべく努力しますが
今回のように
お互い相手の話に耳を貸さず喧嘩するようでは間に入れません。
喧嘩は警官が間に入るべきありレフリーの役目ではありません。
今回のケースは
裁判所が警官の役目をする事になります。
で今回のケース
1円も敷金を返さない家主は当然間違っています。
でも
全額返せって言ってる借主も間違っているんですよ。
その辺は業界うら話に書いてあります。
でも今時
どうしてこんな
1円も返さないなんて非常識な家主が
と思いますよね。
でも今1円も返さないどころか足りないと言ってさらにお金を要求する家主
現在では悪徳家主のレッテルを貼られてしまいますが
10年以上前には
その事が普通だったんです。
借主は
敷金の範囲で退去時の修復代が収まると
”有難うございます”って言って
お礼に菓子折りを持ってきたものなんです。
つまり
時代が変わり
以前普通に行なわれていた事が
いつの間にか許されなくなったんです。
その時代の変化に対応できない家主が
今、悪徳家主のレッテルを貼られてるんですよね。
でもその家主にとっては
自分の持ってるアパートの退去が
10年振りに発生した人もいる訳です。
前回退去した人は何も言わなかったのに
今回の借主はなんてヒドイ人間だ
なんて思っているんですよ。
その前回の人は10年以上前なのに
私が大量の仕事に忙殺されていると
突然ある夫婦が私を訪ねてきました。
当社の家主さん夫婦です。
二人共疲れた表情で
何か深刻な話である事はすぐに察しがつきました。




ああイカン
シャロックホームズ風になってきました。
とてもブログでは収まらなくなります。
とにかくそのご夫婦が銀行からの借入金で困ってる事は
ある筋からの情報で私は把握しておりました。
このご夫婦はとても真面目で、大人しい方です。
元々地元の農家で大きな財産がありました。
借金はご本人達が浪費してこしらえたものではありません。
まずバブル当時
貸付金を増やしたい銀行が不動産屋と、建築会社を連れてきたのが始まりでした。
相続対策の名目の下
銀行を疑う事を知らなかったご夫婦は
その悪の枢軸のなすがまま
建物を建てて借金をふくらませたのです。
バブル被害の典型的なパターンです。
でバブル崩壊
この段階で銀行は味方ではない事に気付けばよかったのですが
銀行を疑う事を知らなかったご夫婦は
またまた銀行主導の残務整理に入りました。
これも現在の苦境大きな原因です。
つまりこの時も銀行は関連の不動産屋を連れてきたのです。
銀行は自分の描いたシナリオ通りに事を運ぶため
思い通りになる不動産屋を連れてくるのです。
で現在
僅かばかり残った資産を守るため頑張って来ましたが
ここに来て銀行が
その最後の資産も処分させる動きに出て
やっと目が覚めたようです。
それで当社に相談にやって来たのです。
その相談が数年早ければ
こんな事にはならなかったと思うと残念です。
でも出来る限り力になりたいと思います。
久しぶりに銀行さんとやり合う事になりそうです。
でも
当社が銀行を敵に回して
生きて行けるのでしょうか?
それが大丈夫なんです。
当社は小さな会社ですが
銀行からの借入金は無いんです。
ですから遠慮する必要は全く無いんです。
ですから
○○さん
もう
死にたいなんて
絶対言ってはいけませんよ。
双方の利害関係を調整するのも大きな仕事の一つです。
トラブルになった場合
家賃を払わないとか
敷金を返さないとかと言った
明らかに悪い方が確認できるケースは別として
ほとんどの場合お互いに歩み寄り妥協点を見つける事になります。
そんな時
一方が全く譲歩をせず
トラブルが長引く場合があります。
そしてその些細な事にも妥協しない人
これはほとんどの場合大家さんです。
我々は
資産家である大家が
あまりにも少額の事にこだわり続けるのに
呆れ果てる事がよくあります。
失礼ながら
そんなに資産があるのに何でそんなに欲張りなのか?
と
でも逆説的に言うと
そんな人だから資産を残す事ができたのも事実です。
若い頃の私はそんな方達と接すると
怒りさえ覚えた事があります。
腹の中では
この欲張り
と叫んだものです。
でも
年齢を重ねた今
私はそんな欲深い年寄りを
あまり不快に思わなくなりました。
なぜそう思わなくなったのか?
それは
彼らがなぜそうなったのかを
ある時期から理解するようになったからです。
どうやって理解したかと言うと
まず昔の東北や北海道の貧しさをテーマにした本を読みました。
私は普段はテレビのドラマや映画はほとんど見ないのですが
今でも昔の寒村をテーマにしたドラマはよく見ます。
有名な”おしん”のような
そんな世界です。
昨日も
久しぶりにBSでやっていた”壬生義人伝”を全部見ました。
我々の想像もできない
餓死と隣合わせの厳しい生活
そんな中で生きた人達が
我々と同じ感覚であろうはずがありません。
お金に執着するのは
ある意味当たり前です。
そして
その事を理解して
いわゆる”強欲家主”と接すると
その家主が
だんだんと心を開く事が少なくありません。
差し当たり
現在まで当社に一番の利益をもたらしてくれたのは
他の不動産屋では敬遠され続けた
そんな家主なのです。
私は最近
若い人達が平気で
○○人は嫌いだ
と外国人に差別的な発言をするのが気になります。
異国で差別されながら生きていく厳しさ
そんな所に少し目を向ければ
少し彼らが、自分にとって不快な事をしても
理解できるはずです。
そして私達が変われば
必ず相手も変わるはずです。
ですから
私は貴重な時間を費やして
壬生義人伝を見たのです。
見た目はホームレスのような汚い格好をしている人が何人かいます。
その中の一人は以前6000万円の現金を紙袋に持ち歩いていました。
また他人の吸いかけのタバコを拾っている所を見られた家主もいます。
みなさん大変な資産を持っているのに・・・
とても不思議です。
でも最近
そんな中の家主の一人と話して
やっと分かってきました
なぜそうなって行くのか。
Aさんは独身で40代後半の男性です
私は彼が20代の後半頃からの付き合いです。
当時は財産の管理はお父さんがしていて、本人は勤めていました。
その頃は普通に小奇麗にしている好青年でした。
そのAさんの服装が乱れ始めたのは約8年前からです。
私は最近までAさんがだんだんと薄汚くなっても特に気にとめる事はありませんでした。
小汚い中年男性は世にたくさんいます。
でも数日前
久しぶりに会ったAさんは別人でした
着てる服は何日も着替えてないようです。
体臭もホームレス独特の強烈な臭いです。
多分何日もお風呂に入っていないようです。
私はなぜAさんがそこまでヒドくなったのか急に興味が湧いてきました。
そこで最初は何か精神的におかしくなったのか?
と疑ってお話を始めました。
でもAさんは
以前と変わらず頭脳は明晰です。
そこで
私は更に好奇心が高まり
お話を続けました。
話が長くなりました。
結論を急ぎましょう。
資産家の家主が
ホームレスのように汚くなる理由
それが解明できました。
その理由はその資産にあるのです。
つまり資産があるから働かないから人と接しないのです。
まだ家族がいる間は良いのですが
家族がいなくなるとほとんど誰とも接しなくなります。
Aさんの場合、服装がだらしなくなった8年前はご両親を相次いで亡くし
一人暮らしになった時期と一致するのです。
そこでだんだんと世間と感覚がズレ始め、
最後はホームレスのようにまでなってしまうのです。
人間、人間らしさを保ち続けるためには
人間と接触し続けなければ
ねっ!
結婚はしないとか
子供は要らないとか言ってると
Aさんみなくなるよ ○○君
末期のガンに侵されています。
担当者が呼ばれて、今亡くなったあとの事を相談しています。
実は私達はこのようなケースを頻繁に経験します。
つまり寿命が尽きようとする地主さんが
自分の死後の財産のことを相談するのです。
私は以前このような時
いつも違和感を感じていました。
口に出しては言えませんでしたが
心の中で
アナタ自分が死に掛けてるんだから
もう余計な事は考える必要がないですよ
って
つぶやいていたのです。
でも
私が知る限り
自分の死が迫って
自分の事ばかり考える人に出会った事がありません。
みなさん
残された人の事ばかり考えるのです。
一体人間って何なのでしょう。
自分の人生で全てが完結するのであれば
中々理解できない所です。
で私
私が年老いて死ぬのはまだまだ先の事ですが
数年前から
自分がいなくなったら
と考えるようになりました。
私の場合は家族の事はあまり考えません。
会社のことばかりです。
私が居なくなって会社は存続するんだろうか?
もし無くなってしまったら・・・
そんな思いが強くなってきて
今、私がいなくなっても
存続できる会社にする事が最大の私の目標になりました。
しかし
私は家族は会社に入れないと公言していますので
私が居なくなっても会社を存続させるためには
大きなハードルがたくさんあります。
全て超えなければなりません
そしてそのハードルを超えるために一番必要な事
それは
社員一人一人がしっかり成長して
力をつける事です。
そのために
数年前から会社で
大手術を始めました。
その結果
やっと
目標の第一歩を踏み出せたように思います。
社員の皆さん方
これからも宜しくお願いしますね。
意識を高くもって
力を合わせて下さい。
今、方向的には良い方向に向かっていると思います。
もう
以前と違い
幼稚な考えや、甘ったれた考えを持ってると
私が許しても
他の社員が許さなくなってきました。
これで私も
安心して
あの世に・・・・
あっ それは 嘘
まだ まだ頑張りますよ。
でも休みはしっかり休みます。
社員からこのブログを見てくださってる家主さんが多いと聞きました。 そこで今日は少し家主さんのためのお話をしたいと思います。 現在の賃貸の市場は年々様相が変わってきました。 私が会社を始めた15年前 その頃は完全に貸手市場でした。 当時、不動産屋は家主さえ確保できれば食えた時期でした。 つまり物件さえ押さえていれば 借りる人を探すのはたやすい事だったのです。 しかしそれから 毎年のように供給が増えるのにも拘わらず、需要は伸び悩むという状態が続きました。 そして今、 大量に賃貸住宅が余っています。 当社は借りるお客様が割りと多く、たくさんの空室を埋めてきましたが それでも空き部屋が次から次へと出て 結果供給オーバーとなっています。 しかし そんな中でも我々は極力空室を無くすべく日々努力しています。 ただ今後は我々の努力だけで賃借人を入れる事は難しくなってきました。 家主さんも私達と同じ立場にならなければ 空室を埋めるのが困難なんです。 では家主さんが我々と同じ立場になるというのはどう言う事か? それは 家賃を払って入居して下さる方を ”お客様”として意識していただく事です。 一見当り前のようですが 実はまだ多くの家主さんが、昔からの意識の延長で 賃借人をお客様として捉える事ができていません。 まだまだ立場が逆転している事に気づいていないのです。 我々不動産屋は今、賃借人の確保する事に大変はエネルギーとお金をかけています。 そんな思いをしてやっと付けたお客様を 大した理由もなく断ったり 賃料の交渉をしただけで ”そんな奴には貸さん”と切れたり また入居後も態度が横柄だったり 細かい所にうるさかったりして 賃借人からの苦情が絶えない家主さんの物件は 我々不動産屋はお客様をつける事をためらうようになります。 つまり賃借人からの信頼を損なったり、クレームで頻繁に呼び出されるのであれば契約しない方が良いのです。 しかし家主さんもお客様ですから 我々は決して直接 ”○○さんの物件には良いお客様は付けたくありません” なんていいません。 ですから無言のまま放置する事になります。 そならないためには 家主さんはとにかく我々と 借主は”お客様である”との認識を共有する事が大切です。 お客様であれば わがままも言います。 また 多少気にいらない人物もいるでしょう。 しかし その程度の事は包みこんでいかなければ 到底これからのアパート経営は難しいでしょう。 欧米では 家主は賃借人に出て行かれないように 様々なサービスをしています。 クリスマスや誕生日に 入居者へのプレゼントを持って駆けつける家主も多いと聞きます。 日本の住宅の供給過剰はハンパではありません。 これからは 入居者を確保するためには 家主さんの意識改革が欠かせないのです。 もう ”入居者は神様です。”なんて 言ってもおかしくない時代になったんです。 今日はあえて 言いにくい話を書いてみました。 |
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