ハリソン君の素晴らしいブログZ

新旧の刑事ドラマを中心に素晴らしい作品をご紹介する、実に素晴らしいブログです。

『警視庁殺人課』#09

2018-11-24 00:05:05 | 刑事ドラマ'80年代









 
☆第9話『白い恐怖バラキ』

(1981.6.8.OA/脚本=石丸要/監督=鷹森立一)

視聴率的にはパッとしなかった『警視庁殺人課』ですが、ゲストの顔ぶれは実に多彩でした。

この第9話には、にっかつロマンポルノから一般作品への転向に成功された片桐夕子さん、まだ悪役が多かった頃の蟹江敬三さん、石原プロ作品でお馴染みの武藤章夫さん、多数の刑事ドラマ・時代劇・特撮ヒーロー物でご活躍の名バイプレーヤー・石橋雅史さん等がゲスト出演。

ミスター(菅原文太)の警察学校時代の同期生にして親友だった巡査(武藤さん)が強盗犯に射殺され、弔い合戦に燃えるミスター。

死んだ武藤さんの妻が片桐さんで、犯人役が石橋さん。そして事件の鍵を握るシャブ中の情報屋が蟹江さん。挙動不審な蟹江さん(ジョン・マルコビッチに似てる)の演技がとてもリアルですw

そしてクライマックス。営業中のスーパーマーケット店内における、殺人課メンバー全員参加の銃撃戦も見応えありました。

「秀才」役の三田村邦彦さんが『太陽にほえろ!』出演時のエピソードとして、スーパーマーケットのロケにやたら時間が掛かって翌朝まで押してしまい、京都(『必殺仕事人』シリーズ)の撮影に大遅刻しちゃった裏話をDVDの映像特典で語られてましたが、あれはもしかすると『太陽~』じゃなくて『警視庁殺人課』の話だったのかも知れません。(両番組とも『必殺~』と掛け持ちのレギュラー出演でした)

本来なら京都で肩身の狭い思いをしなくちゃいけない所が、なんと犯人役の俳優さんもたまたま同じ日に『必殺~』の撮影に参加されてて、仲良く二人とも遅刻になったお陰で叱られずに済んだとかw

調べたら、石橋雅史さんがゲスト出演された『新・必殺仕事人』第5話が'81年6月5日放映で、本作が同年6月8日放映。こりゃ間違いないでしょうw

片桐夕子さんは当時29歳。美人なのか不細工なのかよく判んない女優さんって印象だけど、ロマンポルノ時代のヌード写真を見ると、やっぱ綺麗ですよね。

とにかく出演作が多く、刑事ドラマも『俺たちの勲章』『はぐれ刑事』『大都会 PART II』『大追跡』『大空港』『熱中時代/刑事編』『特捜最前線』『刑事物語'85』『はぐれ刑事純情派』など多数ゲスト出演されており、中でも『太陽にほえろ!』は最多の5回。15年も続いた番組ですからねw

ポルノ映画やAVから一般作に転向される女優さんは現在でもおられますが、この時代の片桐夕子さんや山口美也子さん、伊佐山ひろ子さん、美保純さんみたいに幅広く、また息長く活躍される方はほとんどいません。

勿論ご本人の実力が一番でしょうけど、'70~'80年代のテレビ映画(フィルム撮りドラマ)を支えた監督さん達に、ポルノ映画出身の方が多かったことも確実に影響してると思います。
 
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『警視庁殺人課』#04

2018-11-23 17:17:29 | 刑事ドラマ'80年代









 
☆第4話『奴が愛した越路吹雪』

(1981.5.4.OA/脚本=鴨井達比古/監督=鷹森立一)

ゲストの森田理恵さんは当時23歳。1980年にデビューし、TVドラマを中心に活躍された女優さんですが、僅か5年ほどで引退されたみたいです。

なのに、私は「森田理恵」というお名前を憶えてました。私が本格的に『スター・ウォーズ』にハマる=ハリソン・フォードのファンになるキッカケとなった、リバイバル公開の『スター・ウォーズ 日本語版』でレイア姫(キャリー・フィッシャー)の声を担当されたのが、森田理恵さんなんですよね。

当時は洋画の吹替え版が劇場公開されることは極めて珍しく、昨今みたいに客寄せパンダの芸人さんが声優を務めるなんて有り得ない時代でした。

声優のチョイスには厳正なオーディションが行われ、ジョージ・ルーカス氏も最終審査に参加されたんだとか。(たぶんビデオ判定でしょう)

声質と演技力と、プラス知名度も考慮されたんでしょうか、ルーク役は奥田瑛二さん、ハン・ソロ役は森本レオさんが担当されてました。

そのお二人と並んで選ばれた森田理恵さんは、まだデビューして1年か2年の新人女優だったワケで、今思えば凄い大抜擢です。

それだけの実力をお持ちで、しかも画像の通り素晴らしいヌード(ボインぼよよ~ん!)も披露されて、ずいぶん早くに引退されたのは惜しい限りです。

もう1人のゲストは、大村波彦さん。『あさひが丘の大統領』の生徒役で人気を集め、神田正輝さんが抜けた『大捜査線シリーズ・追跡』に新人刑事役でレギュラー入りされた人です。
 
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『警視庁殺人課』#01

2018-11-23 11:23:09 | 刑事ドラマ'80年代









 
☆第1話『復讐のバラード』

(1981.4.13.OA/脚本=掛札昌裕/監督=中島貞夫)

警視庁に新設された「殺人課」が、密かに発注してた改造拳銃三挺を、普通の乗用車で輸送中に襲撃され、奪われちゃいます。

↑問題点があまりに多過ぎて、どこからツッコんで良いやら分かんない事件ですw

その直後に殺人事件が発生、使用された拳銃は殺人課が密造した拳銃と断定されます。

「シィイーッツ !!」

ニューヨーク市警でアメリカ流の捜査を学んだ、殺人課リーダーの「ミスター」こと五代警部(菅原文太)は怒りに燃えます。

怒る前に反省すべき点が山ほどあるしw、発音が良過ぎるせいかシット!がセックス!にしか聞こえないんだけどw、誰も彼を責めようとはしません。理由は、ミスターだからです。

拳銃を奪われた張本人である「秀才」こと虎間刑事(三田村邦彦)はさすがに落ち込みますが、ミスターは全く動じません。

「ヘイ秀才、気軽にやれよ。大リーガー見てみろ、エラーした後にケロッとして大ファインプレーして見せるじゃねえか。HA HA HA HA HA!」

野球でエラーしても人は死にませんから、問題の深刻さが比較にならないワケだけど、ミスターにそう言われると秀才もケロッと笑顔になっちゃいますw 理由は、ミスターだからです。

捜査の結果、警備会社に勤める田中一郎という男(石橋蓮司)に容疑が絞られます。

そして、その田中の就職時に保証人を買って出たのが、元刑事でミスターの同僚だった関口英一(千葉真一)である事実も判明。ミスターは数年ぶりに関口と再会します。

現在は小さな自動車整備工場を営む関口は、先輩のミスターを慕っていたようで、再会を喜びます。

かつては優秀な刑事で、殊に射撃はミスターを上回る腕前を誇る関口が、なぜ刑事を辞めたのか? その理由を問うミスターに、関口は煮え切らない態度で話を逸らします。

「そう言えば、可奈子さんには申し訳ない事してしまってるんですよ。ボーナス貰ったらギターをプレゼントするって約束してたんです。ボーナス前に警察辞めちまったもんですから……」

可奈子とは、ミスターと二人暮らしの妹=五代可奈子(里見奈保=後の鶴田さやか)のこと。足が不自由で車椅子生活を送っており、ミスターの渡米期間は関口が何かと面倒を見ていたようです。

「あの約束、憶えててくれたのね」

ミスターからギターの件を聞いて嬉しそうな可奈子は、もしかすると関口のことが好きだったのかも知れません。

さて、事件の方は急展開。色々あって田中一郎を追い詰めた秀才が、やむなく田中を射殺します。

そして「田中一郎」は偽名であった事が判明します。まさか「田中一郎」なんていう、如何にも偽名くさい偽名を犯罪者が使うとは誰も思いませんから、その裏をかいてつけた偽名なんでしょうw

彼の本名は、関口健二。そう、ミスターと同僚だった関口英一の弟なのでした。

偽名を使ったのも、拳銃を奪った目的も、彼ら兄弟の父親を自殺に追い込んだ者たちに復讐するため。

父親が自殺した理由は会社経営の悪化だけど、実は言葉巧みに騙して大金を支払わせた人間たちがいる。

上越新幹線の開通に伴い、所有する土地の莫大な値上がりが予想され、それを狙った組織ぐるみの詐欺に、父親は引っ掛かったのでした。

2人目の犠牲者が出て、死んだ健二以外にも犯人がいることが明白になり、ミスターの表情が曇ります。

そう、主犯は元刑事の関口であり、もう1人の弟=和夫(大葉健二)も共犯者だった。法では裁き切れない父親の仇を討つ為に、関口は警察を辞めたワケです。

健二に続いて和夫も秀才に射殺され、独り残った関口は、ミスターの目前で最後のターゲットを仕留め、無人の球場へと逃げ込みます。

「関口! 復讐は終わったんだ! お前とは撃ち合いしたくねえ!」

しかし関口は、ミスターに銃口を向けます。

「殺人課の拳銃で事を起こせば、最後はあなたが出て来てくれると信じてました」

そう言って微笑み、関口は引金を引きますが、次の瞬間、ミスターの必殺44マグナム弾を食らい、スタンドの座席上を5メートル以上も転がり落ちます。さすがはジャパン・アクションクラブ総師!

息絶えた関口を見下ろし、ミスターは呟きます。

「外したな。外さなきゃお前の方が速かったぞ……」

どうやら関口は、わざと的を外してミスターに撃たれた。復讐を終えたらミスターに射殺されることを、最初から望んでたようです。

復讐は完遂されましたが、関口三兄弟は全員、殺人課の刑事に射殺された事になります。警視庁殺人課とは、殺人事件を捜査する課ではありません。人を殺す課だから殺人課なのです。(うそw)

虚しさを噛み締めながら自宅マンションに帰ったミスターを、新品のギターを抱えた可奈子が嬉しそうに出迎えます。

「ねぇ、見て! 関口さんが送ってくれたの」

「そうか」

「関口さん、いつ遊びに来てくれるの?」

「…………」

ミスターは何も答えず、グラスにウイスキーを注ぎ、テラスの窓から夜の街を眺めるのでした。(おわり)

小林亜星 作曲によるエンディング主題歌『眠れ都会よ』を唄うのは勿論、菅原文太さん。

命中精度と殺傷能力を高めた特殊拳銃を、警視庁が密造&密輸し、それを催涙スプレー1つで簡単に奪われちゃう発端を除けば、ごくありがちなストーリー。

なれど、菅原文太とサニー千葉の対決となると、やっぱさすがに見応えがあります。あれだけのオーラを持ったスターって、今はいませんから。

しかも千葉さんの弟が石橋蓮司と大葉健二、警視庁の本部長が鶴田浩二、捜査一課長が梅宮辰夫と、脇を固める面子が濃すぎますw

お蔭で肝心の殺人課メンバーたちが印象に残らないんだけど、まだ初々しい三田村邦彦さんの熱血刑事ぶりや、本作がデビュー作となる一色彩子さんの、ストーリー上は全く必然性が無い、まさに「サービスショット」としか言いようが無い、おっぱい出しヌードは必見です。

何より、44マグナムをぶっ放す文太さんが毎週見られるんだから、ホントつくづく良い時代でした。(乳首)
 
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『警視庁殺人課』1981

2018-11-23 00:00:09 | 刑事ドラマ HISTORY









 
1981年の4月から10月、テレビ朝日系列の毎週月曜夜9時枠で全26話が放映された、刑事ドラマのこれまた珍品です。制作はテレビ朝日&東映&藤映像コーポレーション。

いや、企画としては王道ド真ん中を行くものだと思うんだけど、視聴率の低迷により路線変更を強いられた挙げ句にヤケを起こし、とんでもない幕の閉じ方をやらかして、ある意味伝説となった作品です。

映画界のBIGスター達が次々とテレビの刑事ドラマでヒットを飛ばす中、満を持して登場したのが最後の大物・菅原文太さんでした。あまりに満を持し過ぎて、波に乗り遅れちゃったのかも知れませんw

(この年に新しくスタートした刑事物はTBS&大映制作・石立鉄男主演『秘密のデカちゃん』と『噂の刑事トミーとマツ』第2シリーズ、フジテレビ&セントラルアーツ制作・加山雄三主演『愛のホットライン』、日本テレビ制作・堺正章主演『キッド』等で、百花繚乱だった前年より本数はぐっと減少。刑事ドラマの一大ブームは去りつつありました)

文太さんが演じるのは、警視庁に新設された「殺人課」のリーダーに任命される、「捜査は戦争!」なんていう実に大雑把な信条を掲げたニューヨーク帰りのスーパーコップ=「ミスター」こと五代 尭 警部。使用拳銃はもちろんマグナム44!

以下、優等生キャラの若手刑事「秀才」に三田村邦彦、紅一点の「エンジェル」に一色彩子、肉体派の「ウルフ」に剛 竜馬、アクション派の「チャンス」に関根大学、デスクワーク担当の「ビショップ」に中谷一郎。

そしてミスターの上司にして良き理解者である田丸刑事部長に鶴田浩二、ミスターのライバル的存在の捜査一課長に梅宮辰夫(初期のみ)という東映任侠スターの仲間達が脇を固め、さらに鶴田さんの愛娘=里見奈保(現・鶴田さやか)も五代警部の妹としてレギュラー出演。

この辺り、当時すでにヒット中だった『西部警察』のキャラクター配置(石原裕次郎、渡哲也、古手川祐子)によく似てます。たぶんパクってますw

そもそも、時は既に’80年代。刑事に横文字のニックネームをつけるのは、もはや時代遅れで恥ずかしいって空気になってた中、照らいもなく「ミスター!」「エンジェル!」「チャンス!」ですからねw 役者さん達も内心「なんか、恥ずかしいなぁ」って思いながら演じておられた筈ですw

任侠映画や『トラック野郎』シリーズで文太さんと組んで来られた東映の本編スタッフさん達による作品なので、テレビ界の流れとか空気が読み切れてなかったのかも知れません。

オープニングのテーマ曲は軽快で格好良いんだけど、タイトルバックの映像がこれまた、微妙にダサいんですよねw ミスターの指揮の下、殺人課のメンバー達が射撃などの訓練を受けてるんだけど、どう見ても実戦で役立ちそうな動きに見えないw

メンバー全員が走行中の車から一斉に飛び降りる訓練とかしてるんだけど、そんなシチュエーションはニューヨークでも一生に一度あるか無いかでしょうw

第1話には千葉真一さんをゲストに迎え、鳴り物入りでスタートしたにも関わらず、前述の通り視聴率は低迷し、アクション路線を途中から人情路線にシフトするも回復ならず、第2話の12%をピークに数字は下降の一途を辿る事になります。

最初の数回は、紅一点の一色彩子さんが意味もなくオッパイを見せるサービスショットがあり、それもまたお茶の間を引かせた要因の1つかも知れません。

例えば捜査会議をしてる時に、一色さんだけ隣のロッカールームで着替えをしながら(もちろんノーブラ)、壁越しで会話してたりする意味の無さw 会議が終わってから着替えなはれw

深夜にこっそり観る番組なら大歓迎だけど、9時台と言えばまだ家族で観る時間帯ですからね。そりゃ気まずいでしょう。裏番組が当時人気絶頂だったバラエティー『欽ドン』なのも痛かった。

また、番組中盤からウルフ刑事が何の説明も無く姿を消して、二度と登場しなくなっちゃうんですよね。演じてた人が何かヤンチャをして本物の警察に行っちゃったそうです。

後に三田村邦彦さんが『太陽にほえろ!』にレギュラー入りされた時「もう刑事ドラマはやらないつもりだった」みたいな事を仰ってたんで、もしかすると『警視庁殺人課』の撮影現場は、空気があまり良くなかったのかも知れません。

で、このドラマが最後にどんな結末を迎えたか? ご存知の方も多いでしょうけど、本当にヤケクソとしか思えない「殺人課、全員殉職!」ですからねw

続編の製作が100%有り得ない、コケた番組にしか出来ない究極の最後っ屁ですよ、これは。素晴らしい!w

通常ならば、車にハネられた位でレギュラーの刑事は死なないし、銃で撃たれてもかすり傷でピンピンしてるもんだけど、この時だけはみんなアッサリ死んじゃうんですよねw

名だたる精鋭チームである警視庁殺人課を全滅させちゃう敵が、スクールバスを乗っ取ったバスジャック犯ってのがまた、微妙にスケールが…w せめて国際的なテロ組織とかにしてあげて欲しかった……いや、素晴らしい!w

負け戦を素直に認め、ならば敗者にしか打てない大花火を最後にぶっ放して伝説となる。やたら刑事を殺しちゃう事の肯否はともかく、実に潔くてカッコいい散り方だったと私は思います。
 
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『走れ!熱血刑事』最終回

2018-11-22 17:17:06 | 刑事ドラマ'80年代







 
☆第26話『追撃・マニラコネクション』(終)

(1981.6.15.OA/脚本・監督=櫻井一孝)

麻薬組織「マニラコネクション」を捜査する中、情報漏洩の疑惑をベテラン麻薬Gメン(川地民夫)に抱いてた「テツさん」こと中村刑事(坂上二郎)がライフルで狙撃され、瀕死の重態に。

その現場で一緒にいた大介(松平 健)は怒りに燃え、テツさんの勘を信じてベテランGメンを徹底的にマークし、執念の捜査で追い詰め、最後には射殺します。

最終回にしてようやく、ガキンチョが一切絡まない「燃える展開」のハードなドラマを見せてくれました。これなら早送り無しでちゃんと観られます。なぜ、最初からこの路線で行かなかったのか?w

前回も書きましたが、主人公の大介は怒ると暴力に歯止めが効かなくなる性格で、しかもマツケンさんのパンチには独特の重量感と迫力があり、怒らせるとマジ怖いw

だから今回みたいなストーリーの方が、松平健という俳優さんの真価が発揮されるワケです。ガキンチョ相手にヘラヘラ笑ってる場合じゃない。完全にコンセプトが間違ってました。

刑事部屋のメンバーだって、ちゃんとハードボイルドが画になる役者さんばかりですよ。

なにしろ課長が宍戸 錠さんです。『コドモ警察』のデカチョウ=鈴木 福くん並みに舌っ足らずだけどw、黙ってたら裕次郎さんより渋いんです。

チーフこと竜崎 勝さんも格好良かった。『太陽にほえろ!』で言えば山さん(露口 茂)のポジションで、そこに立ってるだけで画面が締まりました。

テツさん役の坂上二郎さんも、さすが『夜明けの刑事』や『明日の刑事』で主役を張っただけあって、おやっさん系デカの演じ方を熟知されてます。コミカルな場面になった途端、コント55号の二郎さんに戻っちゃうけどw、それもまたご愛嬌。

ジュニアこと荒木しげるさんは、新米だった『特捜最前線』の時よりクールで、さすがライダーストロンガーだけあってアクションがサマになりました。

マーボーこと阿部敏郎さんはチャラ男っぽいけど、堅物マツケンさんの相棒としては良いバランス。

加えてセクシーな水沢アキさん(画像)までいるんだから、ハードアクション路線でも充分イケるメンバーでした。それなのに勿体ない!

まぁ、どのみちコケたでしょうけどw、どうせコケるなら、マツケンさんの怖い怖い暴力刑事っぷりを、もっとストーリーに活かして欲しかったです。
 
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