ハリソン君の素晴らしいブログZ

新旧の刑事ドラマを中心に素晴らしい作品をご紹介する、実に素晴らしいブログです。

「イッツ・オートマチック!」

2022-05-29 19:19:32 | コレクション

私は確かにリボルバー派だけど、オートマチック拳銃に興味が無いワケじゃありません。ただリボルバーが異常に好きすぎるだけの事で、オートも普通に好きだからいくつか持ってます。

まあ、リボルバーのコレクションに比べればごく少数……と言いたいところですが、並べてみたら結構な数ありましたw

ただ、リボルバーほどの思い入れが無いもんで、ガンマニアならこれは必須でしょっていうメジャーな機種ばかりで、コレクションとしては面白味が薄いかも知れません。それを前提に、興味ある方はおつき合い下さいませ。



↑ S&W M59! 私のオートマ歴はここから始まった! MGC社のABS製モデルガンです。

もし『太陽にほえろ!』という番組でドック刑事=神田正輝さんがこれを愛用しなかったら、私は今もオートマ拳銃に興味が無いままだったかも?

まずフレームシルバーのM59っていう機種選定がセンス抜群だし、マガジンを叩き込み、スライドを引いて初弾を装填する等のメカニカルな操作を、日本のテレビ番組で初めてしっかり、そしてカッコよく見せつけた『太陽〜』と神田さんの功績(罪?)はかなりデカい!

当然、すぐ同じモデルガンを買おうとしたけど、当時ガキンチョだった私に2万円近い定価はハードルが高すぎて、その半額以下で買えるコクサイ製ガバメントのフレームを自分で銀色に塗ったなんていう思い出は、もしかすると昭和ガンマニア「あるある」かも知れません。

後に「太陽にほえろでドック刑事が使っている」なんてシールが貼られた組立キットを買い、自分で作ったけど友人に譲ってしまい、やっぱり後悔して完成品をオークションで入手したのは近年のこと。



↑ COLT M1911A1 ガバメント。MGCのABS製モデルガン。マニア間で「GM2」と呼ばれてるバージョンかと思います。

昭和ドラマじゃヤクザがよく使ってたもんで最初は嫌いだったけど、今はこの超シンプル&シャープなデザインに強く惹かれます。また、操作した時の「音」がどの銃より心地良くて、それもガバメント人気の大きな要因になってるんじゃないかと思います。

’90年代から舘ひろしさんや世良公則さん等が刑事ドラマで愛用され、今やすっかりヒーローの拳銃として定着しました。



↑ COLT コンバットコマンダー。MGCのヘビーウェイトモデルガン、ミルコート仕上げ。

ガバメントの銃身&スライドを短くした拳銃で、刑事さん向きだと思うんだけど日本のドラマじゃあまり見かけません。私はガバよりこっちの方がたぶん好き。



↑ デトニクス.45 コンバットマスター。MGC社のヘビーウェイトモデルガン。

ガバメントをさらに切り詰めたカスタムオートで、私の手にはこれがピッタリ。『刑事貴族』シリーズで水谷豊さんが愛用されたほか、今でもたまにドラマで見かけるゴツくて可愛い拳銃です。



↑ COLT .32オート。MGC製のヘビーウェイト・モデルガン。ガバメントよりひと回り小さい中型オートです。

私がかつて初めてガンブルー染めに挑戦したモデルガンで、めっちゃ綺麗に仕上がってます。まさにビギナーズ・ラック! 今はこんな事する時間も気力もありません。



↑ ベレッタM84。マルシン社のABS製モデルガン。コクサイ製ガバメントの次に買ったオートマがこれ。大きく開いたスライド上部のデザインがとにかく個性的、かつ芸術的なイタリアの中型オート。

日本の刑事ドラマだと『太陽にほえろ!』の平成復活版で新ボス=舘ひろしさんが使われてました。



↑ ベレッタM92SB。鈴木製作所のABS製モデルガン。COLTガバメントの倍以上、15発の9ミリ弾が撃てる大型オートピストル。神田正輝さんが『ゴリラ/警視庁捜査第8班』で愛用されてました。



↑ ベレッタM92F。マルシン社のABS製モデルガン。MGCよりも少しだけ早く発売されたモデルで、ダミーカート仕様。ちょうど業界がエアーソフトガンに席巻されていく過渡期で、2社で競作するほどモデルガンが盛り上がったのはこれが最後かも?

『リーサル・ウェポン』と『ダイ・ハード』の2大ヒット映画で主人公が使い、米軍の制式拳銃にも採用されて一躍メジャーになった大型オート。もちろん私も飛びつきました。



↑ ブローニング・ハイパワー/コマーシャルモデル。マルシン社のヘビーウェイト・モデルガン。

これもベレッタと並んで多弾数を誇る名銃で、握りやすいしカッコいいんだけど、モデルガンとしてのクオリティーはイマイチ。私のも一見キレイだけど中身は壊れてます。残念!



↑ トカレフ TT−33。懐かしのハドソン社が末期に発売したABS製モデルガン、ダミーカート仕様。

元は旧ソ連の名銃みたいだけど、粗悪なコピーモデル(中国製?)が日本にも出回り、一時期メディアで「トカレフ」の名前が連呼され、妙に有名なピストルになっちゃいました。今でもヤクザが使う銃としてドラマや映画で引っ張りだこ。タナカ・ワークスさんがリメイクを進めておられる模様です。

これを買った’90年代末ごろは私が最もコレクションにハマってた時期で、同じハドソン製のデザートイーグルなんかも買っちゃってました。シュワルツェネッガー氏ぐらいしか似合わない、めっちゃデカいマグナムオートです。ほんと狂ってましたねw(それもタナカさんがリメイクしました)



↑ 南部式小型自動拳銃、通称ベビーナンブ。ACG社の金属製モデルガン、ダミーカート仕様。

これもトカレフと同じ頃に買ったモデルガンで、現在はマルシン社が生産&発売を受け継いでるみたいです。名前のとおり日本製のピストルだけど、詳しいことは知りませんw



↑ ルガーP08、4インチ。MGCのABS製モデルガン。GUN好きなら知らない人はいないドイツの名銃で、トグルアクションという俺ジナル溢れる機能を搭載。日本の刑事ドラマでは石原裕次郎さんや加山雄三さん、渡瀬恒彦さんらボス格が使ってらっしゃいました。



↑ ワルサーPPK。マルシン製のヘビーウェイト・モデルガン、ダミーカート仕様。ジェームス・ボンドの愛用銃としてあまりに有名な、ドイツの中型オート。



↑ SIG P230JP。KSC社のヘビーウェイト・モデルガン、ダミーカート仕様。近年の刑事ドラマに欠かせない警察仕様の中型オート。



↑ SIG P228。タナカ・ワークス社のABSスライド&ヘビーウェイトフレーム仕様。我が家じゃこれが最新のオートマチック・モデルガンです。



↑ Cz75 2nd version。KSC社のガスブローバック・ヘビーウェイトGUN。

ここから先はエアーソフトガンになります。リボルバーはあくまでモデルガンにこだわってるけど、オートマチックの場合はガスガンの方が手軽にブローバックを楽しめるので、二刀流です。

このCz75はブローニング・ハイパワーのモデルガンが壊れた腹いせに、シルエットが似たのを探した結果ですw チェコスロバキアの名銃で、ブローニングより格好良いです。



↑ グロック19 Gen4。海外メーカー=ウマレックス製のガスブローバックGUN。スライドが金属なので実銃に近い感触や音が楽しめます。

ポリマー(プラスチック)のフレームを持つグロックを初めて見た時は「なんじゃ、この無機質なピストルは」って思ったもんだけど、持ってみると意外に格好良くて扱い易い。人気が出るには理由がちゃんとあるワケです。

標準のグロック17よりひと回り小さいこの「19」は私の手にピッタリで、かつてMGC社がガスGUNの黎明期にリリースしたのを買ってお気に入りだったのに壊れてしまい、最近、同僚のKさんにウマレックスの「17」を自慢された腹いせに買っちゃいましたw 今や海外メーカーの製品も日本製に負けてません。



↑ ワルサーP99。マルゼン社のガスブローバックGUN。

ピアース・ブロスナン期のジェームス・ボンドが愛用したポリマーフレームのオートマ拳銃で、やっぱアクション映画のヒーローが使ってると欲しくなるワケです。オークションで格安だったんで買いました。



↑ M&P 9L PCポーテッド。S&W社がパフォーマンスセンター社に開発させたポリマーフレームのカスタムオートを、東京マルイ社がガスブローバックGUNとしてリリースしたABS製品。

これもGUN友のN君が買ったのを見て触発されましたw こういう趣味って、仲間どうしで刺激し合って広がるもんなのです。

近代モデルになればなるほど無機質で味気ないって、以前は思ってたけど、持てばなかなかどうしてカッコいい。無限地獄ですw



↑ 最後に1周回ってM59の後継機とも言える、S&Wショーティ・フォーティ。ウェスタンアームズ社のABS製ガスブローバックGUN。

これもかつて、似た形のM6904だったかを買って気に入ってたのに壊れてしまい、そのリベンジで最近オークション購入したもの。前のは固定スライドだったもんで、当時からブローバック版が欲しかったんです。

こんな感じで、いろんな理由(言い訳)をつけて買っちゃうから止まらなくなる。本気で自分を律しないとヤバいので、今後はスナブノーズに絞ろうと決めた次第です。

けど、噂されてるタナカ・ワークス版ブローニング・ハイパワーのモデルガンが本当に出たら……買うなよ、買うなよ、絶対買うなよ!って、皆さん背中を押して下さい。


 

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「スナブノーズの素晴らしき世界」

2022-05-26 09:02:15 | コレクション

予約してたタナカ・ワークス社のモデルガン「S&W M327 PC 2インチ」ヘビーウェイトが、こないだ届きました。(しかしS&Wの銃はモデルナンバーがややこしくて憶えられない! COLTのパイソンとかアナコンダみたいに名前を付けて欲しいもんです)

M327は先に5インチが発売されてました。こんなヤツです。(通販サイトより)↓



いかにも機能重視の近々代ピストルで、357マグナム「8連発」のリボルバー(通常は6連発)っていう新鮮味はあるものの、私はちっとも「美」が感じられなくて欲しいと思いませんでした。

ところが! 続いて発売がアナウンスされた2インチモデルの画像を見て、ビビッと来ちゃったんですよね。決して格好良くはない。けど、なんとも言えぬ味がある! 欲しい!



つくづく思いました。私はやっぱり、スナブノーズ(銃身の短いリボルバー)が一番好きなんだと。バレルを無造作にぶった斬った、この寸足らずなスタイルにこそ「美」を感じるんだと。なにせ自分の脚が寸足らずなもんですから。誰がじゃこらあああぁぁぁーーーっ!!!(裂怒)



これまで紹介して来たリボルバーとは違う、近々代モデルならではの特徴が色々あるんだけど、それは省略します。とにかくこのリボルバーは、普通より「2発多く撃てる」ことが全てなんです!



例えば自分を殺そうとしてる敵が5人いるとしましょう。持ってる銃が5連発のチーフスペシャル(M36)なら1発も外せない。そのプレッシャーで実力が発揮出来ないことも有り得るかも? 3発の余裕はデカい。かなりデカい! まあ、それだけの話ですw



↑ フロントはこんな感じ。ぜんぜんカッコ良くないw だからこそ可愛いとも言えます。

ちなみにカートリッジ8発を一気に装填できるスピードローダー的なクリップも付属してるけど、私はかえって面倒臭いから使いません。リボルバーはやっぱり、1発ずつ「穴に挿れる」からこそ気持ちEんです。



やっぱりスナブノーズが一番! この約1年、タガが外れたように色々買っちゃったけど、今後はスナブノーズに絞って行こうと思ってます。……まぁ、出来るだけ。

そんなワケで、あらためて我が家のスナブノーズ・コレクションを紹介させて下さい。



↑ S&W M10ミリタリー&ポリス 2インチ・オールド。コクサイ製のヘビーウェイト・モデルガン。まさに「ぶった斬った」みたいなスタイルがたまりません。美しい! 大好き! ハズキルーペ!



↑ S&W M10 ミリタリー&ポリス 2インチ・スタンダード。同じくコクサイ製のヘビーウェイト・モデルガン。バレルとグリップの形状がオールドより機能的になってます。



↑ S&W M15 コンバット・マスターピース 2インチ。コクサイのABS製モデルガンだけど、M19の2.5インチをショップでカスタムしてもらった限定品です。是非、タナカ・ワークスさん(すでに4インチを発売)に量産化して頂きたい!



↑ S&W M19 コンバット・マグナム 2.5インチ。コクサイ製のヘビーウェイト・モデルガン。これはもう、誰が見たってカッコいい拳銃でしょう。あらゆるメーカーがトイガン化してるけど、質感、重量感ともにコクサイ製がピカイチ。さすがリボルバーのコクサイ!



↑ S&W M36 チーフ・スペシャル 2インチ、やっぱりコクサイのヘビーウェイト・モデルガン。今回のラインナップで最も小ぶりな拳銃。私の手にはこれがピッタリなんです。



↑ S&W M360J“SAKURA”。タナカ・ワークス製のヘビーウェイト・モデルガン。チーフスペシャルの後継機で、現在の日本警察制式拳銃。近々代スナブノーズの中じゃダントツに格好良いかと思います。



↑ COLT ディテクティブ・スペシャル 2インチ。タナカ・ワークス製のヘビーウェイト・モデルガン。このスタイルこそ美の極致! まさに芸術!



↑ COLT ローマンMk−III 2インチ・クラシック。MGC社のABS製モデルガン。昭和の刑事ドラマを象徴するリボルバーで、私をスナブノーズ狂いにした全ての原点。どれか1つだけ選べと言われたら迷わずコレ。宝物です!



↑ COLT ニューローマンMk-III 2インチ。同じくMGCのABSモデル。機能的にはこっちの方が優れてるワケだけど、私はやっぱりクラシックが好きです。



↑ COLT キングコブラ 357マグナムのニッケルフィニッシュ2.5インチ。KSC社のABS製モデルガン。日本じゃいまいちマイナーな銃かも知れません。



↑ COLT パイソン 357マグナム 2.5インチ。コクサイのヘビーウェイト・モデルガン。ダントツの格好良さと知名度を誇る、これぞマグナムリボルバーの代表格! 待ってました! 男前!



↑ S&WとCOLTを組み合わせた究極のカスタム・リボルバー「スマイソン」あるいは「スモルト」の、実際には存在しないらしい2.5インチモデル。ハートフォード社のヘビーウェイト・モデルガンです。スマート! クール! ビューティフル!



↑ J.Police 38S、2インチ。ハートフォード社のヘビーウェイト・モデルガンで、S&Wチーフスペシャルをセミカスタムした製品。言わずと知れた日本産の警察拳銃=ニューナンブM60をイメージしたもの。



↑ ミロク・リバティチーフ.38S、2インチ。新進メーカーA!CTION社が最初に放ったヘビーウェイト・モデルガン。これも日本産の拳銃です。8連発のM327と比べたらずっとカッコいい!w



↑ チャーターアームズ・ブルドッグ 44S、3インチ。MULE社とCAW/SPEC社の共同製作によるヘビーウェイト・モデルガン。3インチをスナブノーズに含めるかどうか迷ったけど、S&WとCOLTばっかじゃつまんないので。



↑ スタームルガー・セキュリティシックスのスナブノーズ版=スピードシックス357マグナム、3インチ。ウェスタンアームズ社のABS製モデルガン。壊れ易いことで知られる絶版品で、これも例にもれずシリンダーが回りません。が、ハンマーコックやスイングアウトが可能なだけマシかも?



↑ そして、トリはこれ。S&W M500ES、2+3/4インチ。タナカ・ワークス社のABS製モデルガン。なんじゃこりゃあ!?って、松田優作さんがご存命なら叫ばれたに違いない、規格外にも程があるリボルバーです。

.500S&Wマグナム弾っていうバカでかいカートリッジを使う、50口径の世界最大&最強のリボルバー。その威力は、あの44マグナムの約3倍! んなアホなっ!?



そんなモンスター拳銃のスナブノーズ版って有り得るの?って思うけど、猛獣退治が主たる用途とすれば究極の護身用ピストルですから、出来る限り銃身を短くするのは理に適ってます。

実際、このモデルには「レスキューオレンジ」っていうド派手な色のラバーグリップが標準装備されてるんだけど、これは通常のブラックと交換してあります。



大砲みたいなカートリッジを使いますから、装弾数は5発。同じ近々代リボルバーでも8連発のM327とは実に対照的。そして同じ5連発のチーフスペシャル(38口径)と並べてみたら、まさに大人と子供!



何が何でも大きく強く、何が何でも世界一っていう、これほどアメリカらしい代物は無いかも知れません。ほんとバカげてるけど、拳銃がもはや完全にオートマチック主流になってる今、リボルバーの新製品をわざわざ生み出す意味って、こういう所にしか無いのかも?

8連発のM327と、最大最強のM500。まさに現在を象徴するリボルバーと言えそうです。


 

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『刑事貴族3』#10

2022-05-23 15:38:45 | 刑事ドラマ'90年代

’80年代アイドル特集第17弾は、中山忍さん。すでにスターだった姉=中山美穂さんを空港へ見送りに行ったときに事務所スタッフの眼にとまり、ドラマ『オトコだろッ!』で女優デビューされたのが'88年。

アイドル歌手としても活動されたけど美穂さんほどは注目されず、平成『ゴジラ』シリーズと平成『ガメラ』シリーズの両方でヒロインを演じるなど女優としてのキャリアを着実に積み上げ、いまや美穂さんより息長く活躍されてるのが、デビュー時から拝見してる我々世代としては感慨深いです。

しかしこの『刑事貴族3』に出られてた頃は、言っちゃ悪いがとっても素人臭く、姉の七光りみたいに言われたのも仕方がないと正直思います。それで相当悩まれたそうだけど、よく乗り越えて来られました。まさに継続は力なり!

刑事ドラマは『はみだし刑事情熱系』シリーズにも’98年のPART3から山口さくら刑事役でご登場、翌年のPART4までレギュラー出演。ゲストとしては『科捜研の女』や『おみやさん』『ハンチョウ』『遺留捜査』『相棒』『ダブルス』『警視庁・捜査一課長』等々、2時間サスペンスも含めるとキリが無いほど出演されてます。すごい! ハズキルーペ!

『刑事貴族3』は1992年の4月から12月まで、日本テレビ系列の金曜夜8時枠で全26話が放映された、日テレ&東宝制作による『太陽にほえろ!』の伝統を受け継いだ刑事アクションドラマ。

舘ひろしの個性を活かしたハードボイルドタッチの第1シリーズを郷ひろみが引き継ぎ、第2シリーズ以降は水谷豊が主演を務めることによりコメディータッチへとシフト。若手メンバーを中心とした小劇団チックな独自の世界観が構築されました。


新宿界隈が所轄の代官警察署刑事課に勤務する、主人公の本城刑事(水谷 豊)と、その「相棒」となる機会が多い藤村刑事(寺脇康文)。息が合いすぎるし、顔と顔の距離も近くて気持ち悪いですw


原田刑事(田中 実)、村木刑事(宍戸 開)、吉本刑事(彦摩呂)の若手トリオ。みんな本城のノリに引っ張られて、特に彦摩呂くんはまるで水谷さんのモノマネをしてるみたいだし、細くて気持ち悪いですw


女性刑事の芝夏美(鳥越マリ)と、内勤員の田辺しのぶ(中山 忍)。この番組で唯一、気持ち悪くないコンビ。


そしてベテランのタケさんこと武田刑事(地井武男)と、ボスの宮本課長(松方弘樹)。松方さんの粘っこい芝居が気持ち悪いですw

とは言えやっぱり、地に足の着いたベテラン勢の芝居を見るとホッとします。

昨今の若手俳優は皆やけに上手い(それはそれで気持ち悪い)けど、当時はまだ年相応に未完成。ひとりの新人を皆で育てる構図なら良いんだけど、未熟者どうしで軽妙な掛け合いを(ウケてると思って)してる様を観ると、私はどうにも落ち着かない。それが気持ち悪さに繋がって来るんですよね。

今回のエピソードは特に、ゲスト側も若手ばかりなもんで気持ち悪さ倍増。それでも当時としてはまだ上手い人たちが選ばれてるから、マシと言えばマシなんだけど……



☆第10話『若者たち』(1992.7.3.OA/脚本=大川俊道/監督=原 隆仁)

サラリーマンがカラオケBOXの駐車場で射殺され、本城たちはそれを通報して来た若い女=美香(関口めぐみ)を探すんだけど、なかなか足取りが掴めない。

で、事務仕事に退屈したしのぶがギャルに変装し、美香とチョメチョメな仲らしいツッパリ青年=陽平(山口祥行)に接近します。

ところが自分がデートに誘われそうになり、警察手帳を見せてこの一言。

「婦警ナンパすんなよな」

ザッツ’80年代! いや、もう’90年代に入ってるんだけど、アイドルにこういうセリフを言わせたがるのは’80年代の名残り。気持ち悪いですw すぐに身分を明かすなら変装する必然性もなく、単にこのセリフを忍さんに言わせたかっただけですよねw

で、なんとか美香を見つけるまでは良かったけど、目の前で彼女が若いチンピラ2人組(日野弘基&小沢一義)に撃たれ、しのぶ大ショック! 内勤員ゆえ初めての経験です。



残念ながら美香は助かりませんでした。撃った2人組はサラリーマン殺しの犯人で、口封じに彼女も消したワケです。

「最近の若いヤツは……人の命を何だと思ってるんだ!」

憤るタケさんに、若手の原田が言います。

「俺たちにだって解りませんよ、ああいう連中は」

そりゃそうですよね。私もツッパってる連中の気持ちは若い頃から全然解らなかったし、解りたくもなかった。世の中を舐め、大人たちに甘えてるだけにしか見えなかったし、実際そうなんでしょう。



「ここで好きなだけ泣けばいい。その代わり、みんなの前で泣き顔見せるんじゃない。いいな?」

可愛い部下であり、姪っ子でもあるしのぶを慰め、激励する宮本課長が相変わらず粘っこく、気持ち悪いですw



2人組の行方を追い、若い連中から情報を集める刑事たち。

「意外とマトモなんだよな、1人1人は。どうして集まると悪い事するのかな」

甘っちょろいことを抜かす原田に、夏美がビシッと真実を突きつけます。

「要するに1人じゃ何も出来ないって事でしょ? 臆病者なのよ。大人がね、つらい事や苦しい事に立ち向かう強さを教えなかったからよ」

その通り! どうせ悪さするなら1人でやれ! 自分で責任を取れ! それが出来ないのはやっぱり、甘やかされたり放ったらかしにされて育ったからでしょう。

今回の犯人たちも、いかつい風貌しながら四六時中べったり一緒で、ほんと気持ち悪い。わたしゃこういう人種が一番嫌いです。是非ともぶっ殺して欲しい!



残念ながら殺しはしなかったけど、しっかりクソ野郎の足に弾丸をぶち込んでくれました。撃ったのは本城と、細すぎて誰だか判んない吉本=彦摩呂くんです。

途中、藤村や村木もチンピラをボコボコにしてたし、ホント素晴らしい時代でした。そういった実に正しい描写も、やがてフィルム撮りのアクションドラマが絶滅するのと同時に見られなくなっちゃいます。この『刑事貴族3』の後番組『はだかの刑事』あたりが最後じゃないですか?



ラストはしのぶがツッパリの陽平から「ドライブに誘われちゃった」との事で、親代わりの宮本課長が粘っこくハラハラして見せてジ・エンド。

無軌道な若者の暴走とか、遊び感覚の犯罪はずっと以前から描かれてますから、特に時代を反映してる感じも無く、ほんと中山忍さんのコスプレだけが見どころの回と言わざるを得ません。

それがアイドルって存在なんですよね、きっと。小難しいことさせても仕方がないんです。少なくとも当時は。

そう考えると、本当の意味でのアイドルも、アクションドラマと一緒に絶滅しちゃったのかも知れません。今どき、こんな内容じゃ番組が成立しないでしょうから。


 

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「ちょっと重い話になりますが」

2022-05-21 00:25:16 | 日記

思ったより長く入院してた父が一昨日、いったん退院しました。

迎えに行くのは施設の仕事だけど、退院手続きは家族がやらなきゃいけないし、父と次に会える機会がいつになるか分かんないから、時間を合わせて退院に立ち会いました。

それから出勤して1日仕事だから、なかなか疲れるワケです。気疲れもあるし、何より生活リズムが狂うのがしんどい。けど、とにかく父が無事に退院出来たんだから、良かった良かった。

……と、思ってたら! 甘かった! 回復したはずの父の容態が、また入院直前と同じになってる!と、施設から電話が来たのが昨日。

「ウチにいた時から波はあった。いちいち騒がずに様子を見て欲しい。こっちの身がもたない」

仕事中、忙しい時にかかって来たもんで、ちょっとキツい言い方をしちゃいました。だって電話は午前中に頼みますって以前から言ってあるし。

で、今日の午前中、また施設から、父が食事を採れなくなってるので救急車を呼んでいいか?との電話。「さもなくばこのまま看取ることになります」なんて言われたら「すぐ救急車呼んで下さい」と答えるしかない。

けど、付き添いは断りました。いちいち仕事を休んでたらホントに生活がメチャクチャになっちゃう。



というワケで、父、再び入院。マジでそろそろ覚悟を決めなきゃいけないようです。だってもう、96歳だし。心不全だし。よくここまで頑張って生きて来たと思う。

もしそうなっても、たぶん私は泣かないでしょう。何年か前、父がボケてると気づいた時は涙が止まらなかったけど、もう去年からまともにコミュニケーションが取れず、今は私を自分の息子と認識出来てるかどうかも判らない。

正直言って、肉体だけ生きてても生きてる感じがしないのです。気持ちが通じ合わなくなった時点で、ほぼ亡くなったも同然と私は感じてます。

だから、もし自分が認知症になったら、出来るだけ早く死にたい。安楽死を認可して欲しいと切に願ってます。

文の内容と画像が全然合ってないのはいつもの事だし、そんなに落ち込んでるワケでもありません。淡々と、流れに身を任せるのみです。


 

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『代表取締役刑事』#44

2022-05-18 00:00:44 | 刑事ドラマ'90年代

’80年代アイドル特集第16弾は、石川ひとみさん。歌手デビューは’78年だけど『まちぶせ』の大ヒットでブレイクされたのは’81年のこと。

女優としての活動は意外と控えめで、Wikipediaに記載されてるTVドラマは4本だけ。そのうちの1本がこの『代表取締役刑事』第44話で、刑事ドラマとしては唯一の作品。

正直なところ良作とは言えない回だけど、石川さんの素晴らしいセクシーショットを何が何でも載せなきゃいけないので、サラッとレビューさせて頂きます。



石川ひとみさんが演じられたのは小学校の先生で、明るい笑顔の裏に暗い過去を秘めたキャラクター。刑事ドラマのゲストはだいたいそんな感じですw

で、例によって例のごとく、その過去に絡んだ殺人事件が起きちゃうワケです。



☆第44話『青春の光と影』(1991.9.22.OA/脚本=宮下隼一&鈴木やすゆき/監督=澤田幸弘)

ちなみに兵頭係長(舘ひろし)の相棒を今回務めるのは、第25話で本庁へ異動となった五十嵐巡査(市川翔子)の後任=南条巡査(木之原賀子)。



木之原賀子(きのはら よしこ)さんはスカウトがきっかけで芸能界入りし、最初から女優としてデビューされた方。

’89年に『高速戦隊ターボレンジャー』のピンクターボ=森川はるな役で注目され、本作のレギュラーを経て『さすらい刑事旅情編』や『はぐれ刑事純情派』にもゲスト出演。’93年に本名の犬塚賀子に改名されるも、程なくして引退されたみたいです。



で、今回の事件。7年前に兵頭係長が挙げた殺人未遂犯=城戸(山口 仁)が刑期を終え、出所してすぐにチンピラを拳銃で撃って姿を消しちゃう。

その撃たれたチンピラが、なぜか石川ひとみさん扮する早坂先生の名刺を持ってたもんで、兵頭と南条が話を聞きに行くんだけど、そんな男は知らない、落とした名刺を拾っただけだろうと彼女は言う。

何かを隠してると直感した兵頭は、南条に早坂先生の身辺を探らせ……

サクサク行きましょう。城戸がチンピラを撃ったのは、そいつが早坂先生を探してたから。そのチンピラは、城戸が7年前に殺し損ねた梅津という暴力団員の手下。つまり梅津が早坂先生に近づこうとしてるのを、城戸は止めようと……いや、近づく前に今度こそ殺そうとしてる。

それが分かってて早坂先生はなぜ「知らない」と主張するのか? 7年前に早坂先生と親しくなり、どうやら惚れてるらしい城戸が、なぜそこまで梅津を憎んでるのか? もうお分かりですね? よくあるパターンです。



そう、7年前、城戸と同じ暴走族に所属してた梅津が、早坂先生をレイプした。それを知って怒り狂い、梅津を殺そうとした城戸を、駆けつけた兵頭が阻止し、逮捕した。城戸はその犯行動機を7年間、ずっと隠し続けて来たワケです。

後はもう、再び暴走する城戸をすんでのところで兵頭が食い止め、梅津を守り抜くっていう展開しかあり得ません。

で、早坂先生からの「何年でも私は待ってます!」ってな熱いメッセージを、拘置所に向かう城戸に兵頭が伝えて、なんとなく美談な感じでジ・エンド。



しかしこれ、ホントに美談なんでしょうか? 私はちっとも美しいと思えませんでした。そもそも暴走族にいたような輩に共感しようがないワケだけど、それはとりあえず置いといて。

惚れた女が他の男に犯されて、そりゃあ許せない気持ちにはなるだろうけど、だからってそいつを殺せば彼女が救われるんかい?って私は思う。むしろ逆とちゃうんかい?って。

レイプされて、そのせいで恋人が殺人犯になっちゃったら、それこそ彼女は地獄ですよね? 惚れた男が本来やるべきなのは、レイプされた彼女を全面的に受け入れ、支えてやることじゃないですか?

あの城戸ってヤツがやってることって、レイプされた女はもう終わり、価値ナシって言ってるようなもんですよね? 挙げ句の果てに、これから少なくとも10年以上、女盛りの早坂先生を待たせるって……

自分の感情が最優先で相手のことは何も考えない、最低最悪のクソ野郎じゃないスか! こんなの美談でも何でもない!



恋人や妻が実はかつて風俗嬢、あるいはAV女優だった!って判明した途端、気持ちが冷めちゃったみたいな話をよく聞くけど(いや、身の回りじゃ聞かないけど、メディアで)……そんなに罪深いことなんですかねえ? 本当に惚れてるなら受け入れられると思うんだけど、綺麗事ですかね?

貞操に関する世間一般の感覚が、私にはよく解らない。浮気された場合はまた別の話だけど。

そんなワケで、今回のエピソードはまったく共感できませんでした。この次の回=市川森一さんが脚本を書かれ、神田正輝さんがゲスト出演された最終回(すでにレビュー済み)は舘ひろし史上ナンバー1の大傑作!と思うだけに、なおさら勿体なく感じます。

つくづくこの番組、市川脚本の回だけ突出し過ぎてました。市川さんが抜けちゃった次作『愛しの刑事』はかなりイマイチで、石原プロにトドメをさしたと私は思ってます。


 

 

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