ハリソン君の素晴らしいブログZ

新旧の刑事ドラマを中心に素晴らしい作品をご紹介する、実に素晴らしいブログです。

「木村理恵 in 太陽にほえろ!'76~'77」

2019-08-18 12:00:13 | 刑事ドラマ'70年代









 
ボン(宮内 淳)の時代は、アッコ(木村理恵)の時代とも言えます。アッコが七曲署の庶務係を務めた3年間は、ボンが在籍した4年間と完全に被ってます。

テキサス、ボン、スコッチ、ロッキーという視聴率が絶好調だった頃のお茶汲みさんって事で、お茶の間における認知度は歴代でも一番かと思われます。

また、前任のチャコ(浅野ゆう子)やクミ(青木英美)みたいに、歳上の刑事に対してタメ口を聞くような勝ち気キャラじゃなく、控え目で穏やかで、そこそこ可愛く適度に地味な存在感は、後続の刑事ドラマ群における事務員女子たちのスタンダード、良いお手本になってたような気がします。

毎週レギュラーで出演していながら、ほとんど台詞も与えられない事務員役が多い中で、『太陽~』のマスコットガールたちは一言~二言とはいえ台詞が用意され、アップも綺麗に撮ってもらえて、ごく稀にだけど主役回までありますから、恵まれてましたよね。視聴率が高く、言わば余裕のある番組だからこそ出来た事かも知れません。

特にアッコの主役回(#284『正月の家』)は'78年の新春1発目で、ゲストが柴田恭兵さん、ラストシーンはボス(石原裕次郎)とのツーショットという厚待遇。

勤務3年目という長いお勤めへのご褒美でもあったでしょうし、また木村理恵さんがしっかり芝居の出来る女優さんだからこそ実現したエピソードだろうと思います。
 
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「宮内 淳 in 太陽にほえろ!'77」―1

2019-08-18 00:00:06 | 刑事ドラマ'70年代






 
スコッチ&ボン編、後半期におけるボン(宮内 淳)です。スコッチ(沖 雅也)が山田署へ転勤し、いよいよこれからボンの時代がやって来ます。

と言っても、ボンが唯一の若手刑事として活躍する6人体制の『太陽にほえろ!』は僅か1クール(約3ヶ月)で、すぐに毛むくじゃらの後輩刑事が加入しちゃいますw

ですが、それ以降は若手刑事1人の体制がいっさい無くなり、3人、4人が当たり前になって行きますから、たとえ1クールだけでも単独で活躍出来たボンはラッキーだと思います。

実際、その単独期にボンの魅力に気づき、好きになったファンは多いんじゃないでしょうか? この私がまさにそうでした。

番組のクオリティーアップに大きく貢献したスコッチがいなくなり、ここで視聴率が下がってもおかしくない筈なのに、そうならなかったどころか、『太陽~』の絶頂期はまだまだ当分続くんですよね、ボンがいなくなるまでの間は!

もちろん、若手以外のベテラン、中堅刑事たちも固定ファンを獲得し、すっかりオールスター状態になってた事や、脚本、音楽の魅力と、それに太刀打ち出来る番組がなかなか出て来なかった事など、色んな要素が重なってこそ成し得た黄金時代なんでしょうけれど。

演じる宮内淳さんがこれからどんどん精悍な顔つきになって行くし、入って来る後輩が毛むくじゃらでアイドル要素が皆無だった事もw、ボンの人気を押し上げてたような気がします。

そんなボンの人気にも支えられた『太陽~』の長期安定時代は、私が最も『太陽~』に夢中だった時代でもあります。私にとって青春そのものです。
 
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