四季と自然とはりんこの花菖蒲

季節の草花を撮り歩き 家では花菖蒲にボケてます

伊勢神宮参拝(内宮)

2024年07月24日 | その他

『参宮の宿 宿屋五十鈴』 ご主人のガイドで21日午前6時から参拝しました。
5時20分 宿から1分で「おはらい町」の通りに出ます。早朝は静かですが赤福本店だけ朝5時からやってます。



皇大神宮(内宮)御祭神は『天照大御神』をお祀りし、八百万の神々で最高位の神として御鎮座。国民の総氏神として万物すべてに光を与え包み込むことから
あらゆる願い事を聞き届けるという意味で、所願成就のご利益があるとされている。ここに6時集合。


五十鈴川に掛かる宇治橋は遷宮の4年前に架け替えられます。床板と欄干は檜、橋脚は水に強い欅が使われ、職人は宮大工の他に船大工が重要な仕事をされます。
20年間風雨に耐え年間500万人(往復で倍)が渡る床板は船底の技術が応用されております。

宇治橋を挟む東西の大鳥居は遷宮の1年後に建て替えられます。柱は東(奧)が内宮の、西(手前)が外宮の正殿の屋根を支えていた棟持柱(むなもちばしら)
が使われています。さらに20年後この大鳥居は昔の「お伊勢参り」の入口に建つ東西の第一の鳥居「東は七里の渡し、西は鈴鹿峠の関の追分」に移されます。
三重県桑名市「七里の渡し」に建つ第一の鳥居

欄干の擬宝珠の中に、渡り終える手前2本目には宇治橋の守り神のお札が入っており、この擬宝珠に触れると『また健康で参拝ができる』ご利益があると言われ
みんなが撫でるので黒光りしています。


参道には石が並べた2本の線があります。昔は線の中が参道で、外には民家が旅人を出迎える店が立ち並んでいた境界線です。


「神宮の森」奥から流れる五十鈴川では手を清めて良いそうです。ちなみに自動車メーカーの『イスズ』は五十鈴川から名前を付けたそうです。


神楽殿も静かです。境内に朝日が射し天照大御神のお目覚めです。


正宮参拝(石段からは撮影禁止です)


毎月1日、11日、21日の午前8時に神馬牽参(しんめけんざん)の儀式が行われます。この時は参拝者は止められますますから事前に端で待機しています。

神職が祝詞(のりと)を奏で拝礼すると神馬も頭を下げます。外宮でも同時に行われています。


朝は玉砂利の埃抑えに散水車が周っていました。

朝食は「岩戸屋」のお土産売り場は閉まっていますが奧の食堂は開いています。「冷やし伊勢うどん」が美味しいです。赤福本店では限定の「白餅黒餅」が
お薦めです。両神宮へは何度もお参りしておりますが、ガイド付きは新しい発見がありました。

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伊勢神宮参拝(外宮)

2024年07月23日 | 日記

伊勢神宮は正式には『神宮』といいます。『参宮の宿 宿屋五十鈴』ご主人のガイドで20日午後4時から参拝しました。


豊受大神宮(外宮)御祭神は『豊受大御神』をお祀りし、天照大御神の食事を奉る神として御鎮座。衣食住および産業の守り神として崇敬されています。


表参道:JRと近鉄の伊勢市駅ができて駅から真っ直ぐ入れるため今は表参道になっています。


北御門口(きたみかどぐち):現在は参拝コースの出口になっていますが『弥次さん喜多さん』の時代はこちらが表参道でした。


橋を渡ると表参道の証『御厩(みうまや)』があります。


正宮参拝


式年遷宮のご案内が表示されており、すでに様々な神事が始まっているようです。建築は2年くらい前からだそうです。(絶対見られないと思いますが)
手前の三個の石を積み重ねた『三ッ石』は式年遷宮の川原大祓(かわはらおおはらい)が行われる祭典の場所で、参拝者は眺めるだけの場で手をかざしたり
賽銭を投げ入れてはいけない神聖な場所です。


遷宮が行われる古殿地に立つ一番高い『神宮杉』には避雷針が付いております。


勾玉池:6月には花菖蒲が咲き誇り、今は今年花が咲いた茎を株元に敷き詰める作業が行われており、秋には堆肥になると思います(これは参考になりました)

以前の勾玉池には蓮が咲いていましたが、蓮は仏教のイメージがあるということで花菖蒲に植え替えられました。


表参道の『清盛楠』2つに分かれていますが樹齢800年の1株で、平清盛が勅使として参拝したとき楠の枝が冠に当たり清盛が切り落としたが、その後
芽が出て今に至るとの言い伝えがある。

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花菖蒲の株分け

2024年07月10日 | 花菖蒲

花菖蒲の開花も終わり、来年に向けての株分け作業を紹介します。
 花は「五湖の遊」です(5号鉢)


最初に花の咲いた茎を切り落とし水の中で根をほぐします。(散水ノズルをジェットにして用土を落とすと早いです)


用土を落とした状態です。


最初に切り落とした茎の部分から半分に切り分けます(この時、開花まで頑張り役目を終えた茶色の根があるはずですから取り除きます)


葉芽を一つづつ丁寧に切り離します。(作りたい数を決め大きめの葉芽(苗)にたくさん根が付くようにハサミを入れます。最初は
思うようにいかないと思いますが何度もやっている内にコツがつかめます。品種や株の状態にもよりますので経験値が必要な作業です)


新しい用土に植えつけるのですが、ここで花菖蒲の「裏と表」を意識して下さい。茎の後ろ(裏)に新しい根が見えます。つまり
新しい根は後ろ(裏)に伸びるため鉢植えの場合は、根が伸びるスペースを作って植えつけます。(苗の裏表に気を付けます)


だいたいですが根が広がるスペースを開けて植えつけた状態です。(植え付けは根が隠れるギリギリの浅植えが基本です。
私の経験では苗がグラつかないよう深植えにしても根は下や横へ伸び、上には張らず 結局用土を余分に使うことになります)


根が伸びる部分を広げて植えたつもりが苗が中心にきてしましましたが鉢の中では根のスペースは確保してあるはずです。
「五湖の遊」今回6苗できました。菖翁花の一つで貴重な品種ですが場所が狭いため2苗は廃棄しました。


今年の株分けは終了。約120種 424鉢(調子に乗って作りすぎました)

用土ですが2年の試験を経て、今年から土は使わずヤシガラピートと籾殻だけで作りましたが こちらは人柱的なところもあり
まだお勧めできません。一番簡単にできる鉢植え用用土は赤玉土の小玉と籾殻を7:3くらいで良いはずです。ピートモスは
調整ピートなら使えますが未調整のピートはpH4~4.5ですから使っちゃダメです。これは経験者としてハッキリ言えます。
よくネットで苗を購入した時、根をピートモスで固められた状態で送られてきたときは絶対にピートモスは洗い流して下さい。
私も経験ありますが、ピートモスで固めた状態のまま鉢に植えた場合 根の生育は著しく遅れ、最悪の場合根が死に枯れます。
あくまでも未調整ピートの場合ですが、調整か未調整かは酸度計測しないと分かりませんので洗い流すのがベストです。

参考までにヤシガラピートと籾殻のpHは5.5~6.0くらいでヤシガラピートは商品にもよりますが塩分(EC)がかなり高いです。

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我が家の花菖蒲 14

2024年07月09日 | 花菖蒲

6月22日~7月1日 我が家の花菖蒲 最後の開花ですが普通ならもっと早く咲くはずが株に力がなく開花が遅れた品種です。

ブルーポンポン(米国) 日本から幾つかアメリカに渡り品種改良され、日本の業者を通じて販売されています。(他に多くの品種があります)
下の写真は去年咲いたブルーポンポンです。比べると貧弱さが良く分かり今年は失敗でした。


石橋(しゃっきょう 肥後系) 六英花で外花被が広がり、立っている内花被がもっと広がり垂れないと形ができません。広がる途中に雨が降り出し
ダレっとした花になってしまいました。こちらも株に力がないため最後まで開ききることができませんでした。


神代の昔(江戸古花) ただ咲いただけで全体的にボリュームがありません。江戸時代後期に作出された名花ですから株に力を付け来年は立派に咲かせたい。


山の雫(肥後系) 雨に打たれていますがシャキっとした力強さがありません。3日目なら分かりますが1日目では話になりません。ただ咲いただけです。


落葉衣(伊勢古花) 今年花は見られないかと思いましたが最後に咲いてくれました。白を基調として外花被(花びら)に淡い紫、内花被に紫の覆輪が入り
性質は弱い。元々伊勢系の花はマニア向きで一般にあまり普及していませんが個人的に興味があり来年は立派な花に仕上げたいと思っています。今年は全部で
126品種開花しました。(開花しなかった品種が3つありました)

今年の花はこれで終わりですが、花が終わった品種から来年に向けて株分けを行っており工程を紹介します。今年咲いた花菖蒲を来年も咲かせたい
また、これから花菖蒲を我が家で栽培したいが方法が分からない人の参考になればと思います。

コメント (2)
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我が家の花菖蒲 Ⅷ

2024年07月07日 | 花菖蒲

我が家もすべてが咲き終わり 今年咲いた花が120種を超えました。

君子国(江戸古花) 個人的に衆芳園が戦前に作出された品種として何となく保存しております。


桜染(肥後系) 肥後系らしい六英大輪で豪華な花は咲いた時のピンク色が綺麗ですが晴天だと夕方には色が薄くなります。


燭光錦(江戸古花) 全体にピンクの濃淡が魅力な花ですが、我が家のは目立ちません。毎年いつかは本物が出てこないかと期待して株分けしております。


神路の誉(伊勢系) 伊勢系では珍しい濃い紫は貴重な品種です。以前に咲いた同じ色で「紫衣の誉(江戸系)」がありますが見分けがつきません。


源氏蛍(肥後系) 三英ですが肥後系なので花は大きい。


夏姿(江戸系)日陰で見ると名前通りの花です。同じ名前で伊勢系があり全く違う色なので見間違うことはありません。ただ両方とも有名じゃないので目立ちません。


泉川(江戸古花) 一般には殆ど見かけませんが愛好家には歴史的価値があり保存を兼ねて栽培しています。


彗星(肥後系) 青と赤の濃い紫色の花菖蒲は 曇りや雨だと青紫、晴天だと赤紫に見えます。


舞扇(肥後系) 大輪で気応えある花姿ですが、惜しいことに遅咲きのため花菖蒲園では見かけません。


虹の羽衣(江戸系) 本当の花姿は、もっと大きく広がり見ごたえがあるので来年に期待しています。


浮草の池(肥後系) メチャメチャ狂い咲きの代表で面白いので保存しています。

我が家の花菖蒲 あと1回でやっと終わります。

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