今年の花菖蒲は終り、来年に向けて最初の作業は3号ポットへの株分け
これが来年の開花の7割を占めており、この作業は猛暑の夏にいかに根を張らせるかの一点だけです。
だから梅雨の間に完了させなくてはならず、梅雨に咲く花菖蒲ですから時間との戦いです。
60種ほどの花菖蒲を鉢植えで栽培しており、今年の出来は自己採点30点と最悪の年になり反省
花の終わった株から順次株分けを行い、何としても梅雨明けまでにとの意気込みで7月6日に終了
今年は7月8日に梅雨明け宣言が発表されギリギリ間に合いました。
1トレーに28ポットで8トレー224ポット、あとは根の張り具合を見ながらその日の天気に応じて朝の水遣り
仕事から帰って水の減り具合の確認、これをしばらく続けます。
根の張り具合は、弱い品種や小さい株分け苗ほど時間がかかるので 今は株分け順ですが
様子を見てトレーの入れ替えを行います。
葦の浮船
肥後系六英咲き、個人的に好きな配色で鉢植えにして一本立ちでも十分見応えがあります。
舞 扇
肥後系六英咲き大輪、年中朝から晩まで花菖蒲のことばかり考えている日本花菖蒲協会会員人気投票で一番の品種で園でも見かけることはありますが惜しいことに遅咲きで一般の人は見逃すことが多いと思います。誉れ高い名花です。
ちょっと古いですが花菖蒲愛好家のランキングです。
平成13年度 花菖蒲人気投票
平成22年度 花菖蒲人気投票（PDF）
茶 々
肥後系八英咲き、咲き姿に特徴があり一般にはまず見かけない貴重な品種で、性質は弱く栽培に手間のかかる品種ですが咲いたときは感無量、ピンク系では一番好きな品種です。10年以上前に購入、ちなみに価格は普通の花菖蒲なら20株は買えます（メチャ高いです）
肥後系は全体に豪華で鉢植えでも存在感がありますね
花菖蒲の季節も終ったことだし、まだ他にもあるのですが今年はこれで花のアップは終ります。
以降は管理の報告をさせていただきます。（時々ですが）
