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害虫屋の雑記帳(ブログ人の保存版)

ブログ人のサービス停止に伴い、gooに過去記事を保管させてもらうことにした。

時々英語幼児番組のよく笑う赤いヤツが夢に現れる。

2007-04-28 23:15:20 | インポート

 ボク、エルモん!HAHAHA!いま地球環境のこと考えてるんダ。みんなも考えたことある?HAHAHA!アースデイで始まった1週間も終わっちゃったよ。HAHAHA!HAHAHA!
ドロシィー!ドロシィー!みてみてェ!HAHAHA!今日はお友達から絵をもらったんだヨ。HAHAHA!チョット大陸がアレだけどカワイイ地球だねHAHAHA!
 地球から宇宙にゴミを捨てればいいってコト?HAHAHA!すごいな!HAHAHA!骨になったサカナがしゃべってるのはどーして?HAHAHA!
 ゴールデンウィークには、みんなも遊びに行った場所でモノスゴイ量のゴミを出すよネ!HAHAHA!海や山や遊園地やサービスエリアに捨てないで宇宙まで投げてねHAHAHA!Earth


金儲けのネタ

2007-04-06 22:54:25 | インポート

Hirundo_rustica 3月末から飛んでいるツバメをみかけるようになっていたが、今日は今年初めて止まっているところをみた。毎年毎年、数千キロも旅してまで来たくなる国か?日本は?本当にご苦労なことだ。それに日本人も変で、人ん家の軒先に勝手に巣を作るワ、玄関ポーチに糞と一緒に食べかけのムシをバラ撒くワとゆー迷惑なことこの上ない鳥なのに、大多数の人は大事にする。でも最近はトリインフルを恐れて、巣を作らせないようにする家も増えたと聞く。ずいぶん前だが、職場に若い奥さんから、ツバメの巣を雛ごとどっかにやってほしいという電話がかかってきたことがあった。ドバトの駆除をやっているのだから、ツバメだって駆除しているかもと考えたのだろう。その話はお断りしたが、今ではチョット惜しいことをしたと思っている。時代の流れと共に、あらゆる身近な生き物をウザいと感じるヒトが増えてゆくのは、害虫屋にとってはビッグなビジネスチャンスだ。「ツバメバスター」、「ツバメゾロゾロ」、「デスツバメ」、etc・・・・。様々な企画が頭の中を駆け巡る。


不安な夢 育たない夢 を食べる

2007-03-30 23:42:00 | インポート

Dekopon01_1  変な形のデコポンをもらった。中身は一体どんな事になっているのやらと、嬉しがって皮をむいてみると・・・ 、どうということもなく普通だった。スーパーで売ってるデコポンは形がそろっているけど、生産現場では変な形の実が結構できてしまうものらしい。私はこれらを、すべて美味しく頂いたが、奇形とかで変形した農作物は忌み嫌われるようだ。ウチの田舎では、変形したミカンなどの他にも、ちょっと変わった形の農作物が食卓に出ると、年寄りがサッと手を伸ばして若いものの手から掠め取って食べたりしていた。「こういうものを食べると変な子供ができるかもしれないから、若いもんは食べてはいかん。」などという理屈で納得させられた。こんな優生学的な臭いがする説明でも、子供のときは素直に、「オバアはスゲー」と略奪者を賞賛していた。
 世の中の悪しき物をたくさん食らって、墓場に持っていこうとするなんて、カッコよすぎ! 萩尾望都の難解なSFマンガ「銀の三角」には、宇宙の歪み(不安な夢 育たない夢)を食べる美女の超越者が出てくるが、私は田舎のオバアが、マンガの美女と重なってしようがなかった。
 でも、よく考えてみると今の世の中にある農作物のほとんどは、品種改良(奇形を選択して固定する)されたものだ。私の手の中のデコポンは、ヒトが作り出した不安な夢かも知れないが、とても甘くてジューシー。

Dekopon02_1

しかし、この形って…


はさまれたい

2007-03-25 21:40:10 | インポート

 林のなかで湿った落ち葉をかき回すと、いろんな生き物がでてきて面白い。ただ、お気に入りの近場のシイ林も、周囲に新しい住宅が増えてきて、人通りが多くゆっくり観察できなくなってきている。イヌの散歩に来ている人が木立の隙間からじっとこちらを伺ってたりする。立ち上がって、その人に近寄って「イヤ別に人埋めたりしてないので」とかいいたいのをぐっとこらえて、手元に神経を集中する。見られているだけならまだいい方で、話しかけてくる人も少なくない。そんなとき無愛想にしていれば、野生生物に無関心な人を増加させるだけだと思って、できるだけ明るく笑顔で昆虫の面白さを語ったりもするが、人の多い場所だとこれも疲れる。「ドクトルまんぼう昆虫記」では、会話を早々に切り上げるコツとして「食用にする」とか説明することを推奨していたような記憶があるが試してみたことはない。Japygidae
 この辺の平地で採れるハサミコムシは、詳しい種名は不明だが、コムシなんていう割りに2cmを超える個体もいる。山地でみかける個体よりはずいぶんデカイので別種かも。なんとなくハサミムシに似ているけど、大きく異なるグループ。こういうハサミ的とかキバ的なムシはなんかカッコいい。世間一般的に、クワガタムシなどのファン層が分厚いのも、ヒトがハサミ的な生き物に惹かれる何か根源的な理由があるためかもしれない。もしかして、最近くわがたツマミにハ(サ)マってしまったのもそのせいか。 Cerci


ムネノツカエ

2007-03-21 23:47:00 | インポート

Caranx_ignobilis  近畿に数ある水族館のなかでも、和歌山県立自然博物館はかなりええ感じなのではないかとヒイキしている。特に凝った舞台装置があるというわけでもないけれど、大水槽の巨大魚になぜか妙に迫力を感じる。入り口で卵を飲み込んだアオダイショウをみることができて、人工潮溜まりでアメフラシを手づかみできるのもイイ(のか?)。マニアックな魚や無脊椎動物が多数展示されているのも他では見られない特色だ。魚なんかどーでもええやんという家族だって、高校生以下はタダということでしゃーないなと誘引されるシステムもすばらしい。

 ムシ関係もときどき特別展示なんかをやってくれるので目が離せない。でも・・・・。長いこと気になっていたある展示コーナーがあった。それは、森林の落ち葉の中の生き物を紹介しているところで、ダニの解説パネルと顕微鏡が置いてあるのだけれど、どう見てもケダニとヤドリダニのプレパラートと解説パネルが互い違いになっているということだった。何年も黙っていたのは、このコーナーでダニを区別できる人が量産されるとは思えないし、実際、覗き込んでいる子供達をみていても感心しているような様子は見受けられない。つまり、どーでもえー展示の典型で、害虫屋風情がでしゃばることはなかろうと思っていたからだ。だが、今日はテレビ局が来ていて我が子が盗撮されていたから気が動転したのか、ついに職員の方に声をかけて、展示物の再確認を要望してしまった。丁寧な対応で確認しておくとのことであった。

 それにしても、年間入場者数10万人記念カードを配布する直前に訪館してしまうとは。チッ!