![Trogoderma_01b Trogoderma_01b](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/c9/26253c47c53855fc46affa71721a27c7.jpg)
難解なマダラカツオブシムシ類の分類にまたもや挑戦してみた。
いくら激ムズといっても、懇切丁寧な文献も多いことだし、何ともならんってコトはないだろう・・・わからんけど。
こんなムシでもスイスイ同定できる詳しいヒトがきっといるに違いないが、私のように日頃は特に関心を持っていないヤツが同定しようものなら、悪夢のような混乱の樹海でさまようことになる。
同定しようとしているのは、今年6月に兵庫県の建物で窓の内側をはい回っていた個体。小さいマダラカツオ類のなかでもひときわ小さくて真っ黒にみえた。
原色日本甲虫図鑑III(1985)で調べると、触角複眼の内側の縁がえぐれていないこと、オス交尾器のブリッジと呼ばれる部位の真ん中が部分がへこんでいないこと、さやばねに明色斑がないことから、クロマダラカツオブシムシ Trogoderma longisetosum にたどり着く。でも、触角や第9腹節の形状はBanks(1994)の図版となんだか違うようにも見える。
原色日本甲虫図鑑III(1985)で調べると、触角複眼の内側の縁がえぐれていないこと、オス交尾器のブリッジと呼ばれる部位の真ん中が部分がへこんでいないこと、さやばねに明色斑がないことから、クロマダラカツオブシムシ Trogoderma longisetosum にたどり着く。でも、触角や第9腹節の形状はBanks(1994)の図版となんだか違うようにも見える。
そのうち分かるかも知れないが、今日のところは Trogoderma sp.ということでひとまず置いておこう。
交尾器基部の腹節