害虫屋の雑記帳(ブログ人の保存版)

ブログ人のサービス停止に伴い、gooに過去記事を保管させてもらうことにした。

仕事納まった

2013-12-28 23:59:53 | インポート

仕事納めの昨日は、例年通りワヤクチャな一日であった。でも一応、各方面への提出物はなんとか終えることができた。
年内終了を求められていた業務を、ぎりぎりになって処理せざるを得なかったお客さんたちには、毎年のコトながら申し訳ないとしかいいようがない。

忙しいときに限って、込み入ったことが重なる。

朝は、現場報告書作成用として複数台購入したノートパソコンの周りに、同僚たちが集まっていた。長年親しんできたWindows XPとも、ついに愛別離苦を余儀なくされ、Windows8と悲壮なる対峙をする城オジたちの顔は暗く陰っていた。
私は新OSのことなど全然知らないくせに、知ったかぶりしながら扱い方を説明した。ホントに『ういんどうずエート?』やねえ、などと場を和ませようと試みたがモチロン誰も表情すら変えない。
タイルたらチャームたらゆーのがでるたびに、驚いてパソコンから手を離す我々は、キューブリックの映画のモノリスに集まる猿人のごとき有様であった。
いかなるものにも、人間は慣れることができると信じるが、先は長いような気がする。

事務の方でも、年賀状の住所録が消去されているという恐るべき陥穽に足止めをくっていた。バックアップも空ファイルで上書きされているという念の入りよう。EasyRecoveryなどでハードディスクをサルベージしてみるヒマなんて、もはや誰にもない。このタイミングで信じられないテロ行為をした人物は判明しているのだが、社内の誰も文句を言えない地位にいる。
新人の事務員さんが、超速のタイピングで入力しなおしていたが、外出したので結果がどうなったのか知らない。

今日もまだ、仕事で現場を走り回っている同僚がいる。介護施設の厨房で黙々とゴキブリ駆除したり、天井裏にイタチが入り込まないように隙間ふさぎしたり、吹きさらしの造成地で震えながら防蟻工事したりってところだろう。残念ながら、われわれの業種は、世間より心からの敬意を集める位置に列せられているわけでは決してないということもあり、本年の業務はいろいろな意味でシンドイことも多かったと思う。でも、多分そのうちになにかイイコトもあるだろう。よいお年を。

なにかと忙しくてすさんでいるヒトが多い年末だが、バイトで慌ただしいウチの娘も心の中で相当なにかの闇を抱えているのか、コタツの上に痛々しい小麦粉粘土が置いてあった。

Komugikonendo569