害虫屋の雑記帳(ブログ人の保存版)

ブログ人のサービス停止に伴い、gooに過去記事を保管させてもらうことにした。

ムネノツカエ

2007-03-21 23:47:00 | インポート

Caranx_ignobilis  近畿に数ある水族館のなかでも、和歌山県立自然博物館はかなりええ感じなのではないかとヒイキしている。特に凝った舞台装置があるというわけでもないけれど、大水槽の巨大魚になぜか妙に迫力を感じる。入り口で卵を飲み込んだアオダイショウをみることができて、人工潮溜まりでアメフラシを手づかみできるのもイイ(のか?)。マニアックな魚や無脊椎動物が多数展示されているのも他では見られない特色だ。魚なんかどーでもええやんという家族だって、高校生以下はタダということでしゃーないなと誘引されるシステムもすばらしい。

 ムシ関係もときどき特別展示なんかをやってくれるので目が離せない。でも・・・・。長いこと気になっていたある展示コーナーがあった。それは、森林の落ち葉の中の生き物を紹介しているところで、ダニの解説パネルと顕微鏡が置いてあるのだけれど、どう見てもケダニとヤドリダニのプレパラートと解説パネルが互い違いになっているということだった。何年も黙っていたのは、このコーナーでダニを区別できる人が量産されるとは思えないし、実際、覗き込んでいる子供達をみていても感心しているような様子は見受けられない。つまり、どーでもえー展示の典型で、害虫屋風情がでしゃばることはなかろうと思っていたからだ。だが、今日はテレビ局が来ていて我が子が盗撮されていたから気が動転したのか、ついに職員の方に声をかけて、展示物の再確認を要望してしまった。丁寧な対応で確認しておくとのことであった。

 それにしても、年間入場者数10万人記念カードを配布する直前に訪館してしまうとは。チッ!