今日はとても寒かった。自然観察のお出かけはせずに、写真の整理などをした。凍結した崖を、ガシガシ削って昆虫採集した若い頃もあったのだが、最近はてんで駄目である。というわけで一週間前の金剛山の写真から、気になったものを数点。
まずは楠南荘の近くの自然林に佇む電撃殺虫器。いったい何の害虫をターゲットにしているのだろう。ターゲットはひょっとしたら虫屋かもしれない。「こんなもんがあったら、お座敷採集できんやんけ!」といいながら、むさくるしい+部屋で虫の死骸を並べたりする+時には部屋に朽木を持ち込んだりする奴らを、宿に近づけない護符としての機能を期待している可能性がある。電殺の取り付け位置の考察というのは、害虫屋の業務の一つであるが、こんな所への設置を薦めた同業者がいるのならチョット会って話を聞いてみたい気がする。
葛木神社の看板の女の子。全国的に神社で散見される子で、私はひそかにフランソワーヌと呼んでいる。他神社のものと違い、ずいぶん色あせている。ロリータ的な絵は、山岳の信仰の地とものすごくミスマッチだ。あ。ロリといえば、原作者のナボコフの論文をつい最近読んだけど、すごく格調高いチョウ(ヒメシジミ)の分類に関する研究だった。文学でも成功して、昆虫の分類でもちゃんとした業績を残せるとは偉人やなー。
昆虫の分類といえば、昨日届いたELYTRAはスゴイ論文が多かったが、ルリクワガタの新種で採集地が秘密というものすごい論文があった。タイプロカリティの記述がないって!?
なんかもう、ルリ関係は前からちょっとな・・・。どう考えても納得のいかないコルリの亜種問題とか・・・いや、こんなブログで素人が語ることではない。とにかく、コルリちゃんは、昔好きだったが今じゃ手の届かない彼女って感じ。