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害虫屋の雑記帳(ブログ人の保存版)

ブログ人のサービス停止に伴い、gooに過去記事を保管させてもらうことにした。

散歩の記録

2008-01-02 23:02:00 | インポート

寒空の下、近所を散歩した。成果なし。

<embed pluginspage="http://www.macromedia.com/go/getflashplayer" src="http://picasaweb.google.co.jp/s/c/bin/slideshow.swf" width="288" height="192" type="application/x-shockwave-flash" flashvars="host=picasaweb.google.co.jp&amp;captions=1&amp;noautoplay=1&amp;RGB=0x#FFFFFF &amp;feed=http%3A%2F%2Fpicasaweb.google.co.jp%2Fdata%2Ffeed%2Fapi%2Fuser%2Fsikkemushi%2Falbumid%2F5151053135253811665%3Fkind%3Dphoto%26alt%3Drss"></embed>

*Picasaのスライドショーをブログで表示する方法
(ちゅうても、なんやようワカランので、これは私的メモ)
1.Picasaをインストール
2.Picasa ウェブ アルバムにGoogleアカウントでユーザー登録
3.アルバムを作成
4.設定をEnglish(United States)にする
5.作ったアルバムをクリックして編集画面にするとサイドメニューに なぜか日本語表示のときに出てこなかったEmbed Slideshowという項目がでてくるようになる
6.Embed Slideshowでなんやらかんやら設定をして、生成された文字列を、ブログ人のHTML編集中の記事に貼り付ける。
貼り付ける文字列の前に適当に改行入れてないとうまく行かないかも。ウチでは改行入れてないとなぜかダメ。理由不明。
7.編集中のブログを保存して、表示を確認してみる

参考サイト:Google Page Creator のSlideshowのところ

以上 使いこなせれば便利かも・・・・


虫採りの恥はかき捨て

2008-01-01 23:41:00 | インポート

シュタっとケイタイを取り出してカメラモードにしたが、間に合わない。エスカレーターはどんどん移動してゆくが、大勢の人でいっぱいで身動きが取れない。正月早々、買い物客でにぎわうショッピングモールで、つい怪しい行動をしてしまった。
外壁の大きな窓の内側にアシナガバチらしきシルエットを見つけたのだった。種類はわからなかった。通常は冷え込んでいる日に見られる虫ではない。よく清掃されているので死骸が引っかかっていうわけでもなさそうだ。採集したいが周りに遠慮しておとなしくすることにした。
アシナガバチの仲間というのは、解らないことが多い。というか、解ったような口をきいて、失敗したことがある。
数年前だが、電話での相談で1月にアシナガバチの巣を除去してほしいというのがあった。「冬にはハチがいないので、長い棒でつついて落としてください。自分で簡単にできます。」とアドバイスした。でも相手の女性は「怖いからイヤです。お金出すから来てください」といった。しょうがないので現場に行くと、2階ベランダの庇にフタモンアシナガバチの巣がくっついているが、案の定、巣は空っぽで動くものは何も見えない。30歳代の主婦のお客さんに向かって、エラソーに「みててなさいよ。何も怖くないですから」などといいながら、棒でつついて落とすと、意外なことに、巣と一緒に、大きなアシナガバチが5~6匹落ちてきた。「うわっ」と声を出して、あわてて飛びのいた私の姿をみて、お客さんは、部屋の中にダッシュで消えていった。落ちてきたヤツをよく見るとセグロアシナガバチの新女王だった。飛び立つことはなく、ノロノロと這っていた。多分、フタモンアシナガバチの巣の裏側で、木材との隙間に潜んで冬越し中だったのだろう。また、害虫屋を信用しない主婦を一人増やしてしまったと、悔やみながら帰途についたものである。
街中の昆虫に、不明なことが多いのは、調べることが難しいためでもある。山の中やら海辺やらという場所なら、好きなところによじ登ったり、掘ったりなどの調査活動が簡単に実行できるが、人混みの中では非常に制限される。
ショッピングモールにいたあの虫も、簡単にエスカレーターから窓枠に飛び移って、捕まえることができたが、走りよってくる警備員への説明は大変だったかもしれない。都市昆虫の研究において、最大の障害が他人への配慮というヤツだ。最近、子供たちの間で使用される「ケー・ワイ*」という用語のほうが適切かも。

*「空気読めよ」の短縮形とのこと。

ところで元旦のこの日にショッピングモールで、ウチの子が初ガチャガチャで得たものは・・・。

火落菌かよ・・・。幸先ワルっ!!!

Lactobacillus_fructivorans_2


弱虫同士の遭遇

2007-09-26 13:07:22 | インポート

Vespa_tropica_pulchra01 朝、事務所に一番乗りすると、部屋の隅の床で大きな虫を踏みそうになった。ナニ?とか思いながらよく見るとスズメバチ!全身の血の気が引いた。

でも近寄ってみるとヒメズズメバチの雄だったので、怖くないことが判明。そういえば誰かが、前の日にどこかの現場から持ち帰った巣を、丸一日机の上に広げていたっけ。こっそりと机の上から離脱した個体が次の日も事務所内を歩き回っているというわけである。

今年はハチ退治の仕事が多い。少ないスタッフだというのに2人も、刺されてしまっているし。恐ろしいことである。私は、小学生5年生くらいの時、樹液の近くでオオスズメバチに刺されたことがある。背中に近い肩のあたりだったが、なにか重い棒のようなもので叩かれたようなショックは、忘れられない。十分な準備と攻撃されない距離を保てば、危険のない仕事なのだが、ハチ退治はいつも大ビビリでやっている。

さて、ヒメスズメバチの雄は指にとまらしたりしてしばらく遊んだが、事務の女性が来る前に毒ビンに入ってもらうことにした。かわいそうだが仕方がない。Vespa_tropica_pulchra02


飛び去りしものたち

2007-09-17 23:18:00 | インポート

Quetzalcoatlusnorthropi 子供を連れて翼竜展を見に行った。地球史上で最も注目すべき生物の一つ、ケツァルコアトラスが展示してあるというのなら、見に行かざるをえまい。天井からぶら下がった巨大な模型に、恐竜好きの子供たちはドヨめいていた。

やはり、翼竜最大種はとんでもないものである。とても、自力で離陸できるとは思えない。ものすごく風の強いところで暮らしていて、翼に風を受けて空中にゆっくりと浮かび上がるという、風任せの凧のような生活をしていたに違いない。嫁ハンもしげしげと巨大翼竜を眺めているから、いろいろ説明したが、「これみんのに大人一人1200円か・・・」と話を聞いていない反応であった。

ところで、まわりの入場者がちゃんと名前を覚えようとしていないのに、古生物ファンの一人として残念なものを感じた。「ケツアツコアトル」、「ケツネルドン」(きつねうどんかい!)などなど。まあ、ちゃんと覚えたからといって何かの役に立つものでもないのだが。

帰りに、何年か前に急逝された北山昭さんの特別展示をみた。とても几帳面な昆虫の標本が並んでいた。同氏とは、ほんの少しだけ仕事上のお付き合いをさせて頂いたことがあった。そのときにフィールドで、目からウロコの虫採り方法やポイントを、いろいろ教わったものだ。展示された資料をみていると、いかにスゴイ昆虫研究者であったかということに圧倒されるばかりだった。

博物館を出ると植物園は、とても暑かった。園内は厖大なトンボ類が飛び交っていた。池にパンくずをなげて、ものすごい数のアカミミガメが押し寄せてくるのに目を丸くしている人もいた。今日の長居公園には、ひときわ生と死のコントラストを感じてしまった。Rhyothemisfuliginosa


禁忌

2007-08-16 23:52:35 | インポート

Semi お盆は昆虫採集してはならない。という昆虫愛好家は多いように思うが、えせ仏教徒の私にはもちろん関係なく、お盆は重要な採集活動期間と考えていた。まあ、仏教的な理由があるかどうかはともかく、真夏という時期は確かに採集したい虫というものをあまり思いつかない。実際この時期は、まともな成果が上がったことはほとんどなく、それも近年は、だんだんヒドイ成果というか、猛暑の中でモウロウとしながら、何も入っていないネットをのぞきこんでいる思い出しかないような気がする。チョウは特に好きということもないのだけれど、クロツバメシジミの写真でも撮りにいってみようかしらと、対岸のチョウの島(岡村島:ニイニイゼミの向こうの島影)を眺めていたが、あまりに暑いのでやめた。海辺の児童公園を散歩したが、ウスヒラタゴキブリが元気に走っていた他に徘徊性の昆虫を見かけなかった。このゴキブリ、樹上性とかっていうけど、ワシ的には海辺の荒地の雑草間でみかけることが多い。やはり、エアコンの効いた部屋で寝ているべきやなお盆は。Onychostylus_pallidiolus