線翔庵日記



おまつり、民謡、三絃、名水、温泉、酒、そして音楽のこと…日々感じたことを綴ります。

6年ぶり!新野の雪祭⑥面形の舞(2)

2011年01月15日 08時41分44秒 | おまつり
仮眠して起きたら、すっかり明るい。7:40a.m.ちょっと寝過ぎたかな???
すっかり冷え込んだ神社境内へ向かう。んん~この曲は<神婆>だ。
庭へ来ると、すでに舞も終盤。すぐに抱きついて、娘が出てくるところだった。



そして<天狗>。

♪鬼様来たに 道開きょよ~ …と歌い出すこの舞は、3匹の鬼の舞。なかなか味のある面だ。拝殿前での問答に負けて帰って行くときの、しょんぼりとした感じが何ともいえない。

そして<八幡様と駒><しずめ様と獅子>と続いていく。
空はだんだん明るくなっていくが、雪も降ってきた。

そんななか、最後の<鍛冶>になると、結構な降りになってきた。


途中、仮眠しながらの見学を終えた。久しぶりに新野であったが、やはりいい祭りだ。エネルギッシュであり、厳格であり、古い伝承をよく残している。

機会があったら、また来たいものだ。
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6年ぶり!新野の雪祭⑤面形の舞(1)

2011年01月14日 23時16分10秒 | おまつり
庭開きが済むと、まず最初のお出ましは<サイホウ>だ。時刻は2:00a.m.をまわる。
柔和な顔の翁面であり、歳神様でもあるようだ。この舞が始まると、泣きそうになる自分…。ああ、またお目にかかった!という気分になる。


そして<モドキ>。時刻は3:45a.m.をまわる。
<サイホウ>を「もどく」という役で、すべて反対の動きをするという。

これらの舞には、途中で「ささら衆」を連れて出るときがある。やはり田楽らしい芸である。


続いて<競馬>。「けいば」ではなく「きょうまん」だ。2頭出て、途中弓で矢を射る。また、「新野の競馬様は横に跳ぶ」といい、前後だけでなく横の動きが面白い。


そして<お牛>。これも矢を射る舞だが、祢宜によって舞われる格の高い舞である。


ここで時刻は6:00a.m.ちょっと眠くなってきた~。ここらで仮眠に!
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6年ぶり!新野の雪祭④本殿の儀~庭開き

2011年01月14日 21時21分57秒 | おまつり
さて、仮眠するも落ち着かず…。それでも11:30p.m.頃起き出した。境内では本殿の儀。中啓の舞も始まるが、例によって拝殿前や脇に人が立たれてしまうのでよく見えない。
ということであきらめて、庁屋の辺にいて「乱声」を待つことにした。

拝殿からは「神下ろしの宣命」が聞こえ、やがて本殿の「順の舞」と進んでいく。

さていよいよ「庭開き」になる。自分はこの部分が最も好きな場面だ。境内には人が集まり出し、消防団員は手に薪などを持って、庁屋の壁をガツンガツン叩きまくる。これが「乱声」だ。まさに神様を呼ぶものである。
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6年ぶり!新野の雪祭③お上り~松明立て

2011年01月14日 19時44分55秒 | おまつり
さて、お上りの行列が出る。
自分は、一足先に伊豆神社へ行く。まだ明るい。いつも通りの神社下の駐車スペースへ行ってみるが、結構車が停まっていたが、奥の方へ駐車。あたりは一面の雪。

取りあえず、神社でお参りをする。
再び車へ戻り、長丁場なので、ここで仮眠する。

暗くなった頃、行列も伊豆神社へ近づいてきた。そして一足先に着いていた新座のササラ衆が舞を始め、天狗の3人が松明をもって石段を下り、行列を迎える。時刻は5:45p.m.。あたりはすっかり暗い。

さて、神楽殿ではササラ舞が続く。あのザラっとしたビンザサラの音色が心地よい。これまた延々とササラ舞、順の舞等が行われていく。

そして時刻は9:00p.m.過ぎ。いよいよ松明締め、松明立てが行われる。やはり消防団員の力によるのだが、どうも人数が少ない。かつてはもっといて、「西方よいか~」「東方よいか~」と、二手に分かれて起こしたものだが、今はかなり少ない人数。しかもワイヤーで上げるという現代風な感じになってきている。

さて、ここで少し時間が空くので、車中で焼き鳥&ビールで一杯!(笑)
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6年ぶり!新野の雪祭②新野入り

2011年01月14日 17時28分10秒 | おまつり
さて道の駅へ行ってみる。まだ時間的に人はまばらだ。結構時間があるのだが、夕飯という時間でもないので、レストラン部に入ってみた。

すると、いかにも雪祭見物?という感じのグループが4~5人いた。何だかテンションが上がってくる!
さて、自分はコーヒーでも飲むか!っとメニューを見た。すると「おしるこ」の文字に心惹かれる…。ということで、おしることコーヒーで!


さて、まだ時間があるので、久しぶりに「農村文化伝承センター」へ行ってみた。一通り見学したあと、お目当てがあった。
「新野の雪祭り」CD(1,500円)、DVD(2,000円)、「新野の盆唄」CD(1,500円)が並ぶ。こういうのすぐ買っちゃうんだ。全部お買い上げ。受付の方が、
「全部買ってくれるんですか?」
と、おどろかれていた。もちろん!っと5,000円。

さて、ぼちぼち諏訪神社へ行ってみよう。「お上り」は4:00p.m.頃の出発。


いや~久しぶりに着た諏訪神社。すでに祭りにたずさわる人々がいた。舞を担当する人、笛を吹く人、そして消防団。すると、いたいた!T君。新野で一番よく知っている青年。自分が学生時代にはじめて会ったのは小学生だった。それが立派な青年に、そして消防団員として参加している。久しぶりだ。

さていよいよ「お上り」の行列が出る。

何だか消防団よりも笛吹きの人数の方が多い?どうやら小中学生がほとんど参加しているみたいな感じ。総合的な学習の時間なのかな?

さて、行列が出る。あの《三拍子》の楽が流れる。動き出した。

いつも通り、先回りして、伊東家前、消防団屯所前の様子を見て、伊豆神社へ向かう。
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