線翔庵日記



おまつり、民謡、三絃、名水、温泉、酒、そして音楽のこと…日々感じたことを綴ります。

6年ぶり!新野の雪祭⑤面形の舞(1)

2011年01月14日 23時16分10秒 | おまつり
庭開きが済むと、まず最初のお出ましは<サイホウ>だ。時刻は2:00a.m.をまわる。
柔和な顔の翁面であり、歳神様でもあるようだ。この舞が始まると、泣きそうになる自分…。ああ、またお目にかかった!という気分になる。


そして<モドキ>。時刻は3:45a.m.をまわる。
<サイホウ>を「もどく」という役で、すべて反対の動きをするという。

これらの舞には、途中で「ささら衆」を連れて出るときがある。やはり田楽らしい芸である。


続いて<競馬>。「けいば」ではなく「きょうまん」だ。2頭出て、途中弓で矢を射る。また、「新野の競馬様は横に跳ぶ」といい、前後だけでなく横の動きが面白い。


そして<お牛>。これも矢を射る舞だが、祢宜によって舞われる格の高い舞である。


ここで時刻は6:00a.m.ちょっと眠くなってきた~。ここらで仮眠に!
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6年ぶり!新野の雪祭④本殿の儀~庭開き

2011年01月14日 21時21分57秒 | おまつり
さて、仮眠するも落ち着かず…。それでも11:30p.m.頃起き出した。境内では本殿の儀。中啓の舞も始まるが、例によって拝殿前や脇に人が立たれてしまうのでよく見えない。
ということであきらめて、庁屋の辺にいて「乱声」を待つことにした。

拝殿からは「神下ろしの宣命」が聞こえ、やがて本殿の「順の舞」と進んでいく。

さていよいよ「庭開き」になる。自分はこの部分が最も好きな場面だ。境内には人が集まり出し、消防団員は手に薪などを持って、庁屋の壁をガツンガツン叩きまくる。これが「乱声」だ。まさに神様を呼ぶものである。
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6年ぶり!新野の雪祭③お上り~松明立て

2011年01月14日 19時44分55秒 | おまつり
さて、お上りの行列が出る。
自分は、一足先に伊豆神社へ行く。まだ明るい。いつも通りの神社下の駐車スペースへ行ってみるが、結構車が停まっていたが、奥の方へ駐車。あたりは一面の雪。

取りあえず、神社でお参りをする。
再び車へ戻り、長丁場なので、ここで仮眠する。

暗くなった頃、行列も伊豆神社へ近づいてきた。そして一足先に着いていた新座のササラ衆が舞を始め、天狗の3人が松明をもって石段を下り、行列を迎える。時刻は5:45p.m.。あたりはすっかり暗い。

さて、神楽殿ではササラ舞が続く。あのザラっとしたビンザサラの音色が心地よい。これまた延々とササラ舞、順の舞等が行われていく。

そして時刻は9:00p.m.過ぎ。いよいよ松明締め、松明立てが行われる。やはり消防団員の力によるのだが、どうも人数が少ない。かつてはもっといて、「西方よいか~」「東方よいか~」と、二手に分かれて起こしたものだが、今はかなり少ない人数。しかもワイヤーで上げるという現代風な感じになってきている。

さて、ここで少し時間が空くので、車中で焼き鳥&ビールで一杯!(笑)
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6年ぶり!新野の雪祭②新野入り

2011年01月14日 17時28分10秒 | おまつり
さて道の駅へ行ってみる。まだ時間的に人はまばらだ。結構時間があるのだが、夕飯という時間でもないので、レストラン部に入ってみた。

すると、いかにも雪祭見物?という感じのグループが4~5人いた。何だかテンションが上がってくる!
さて、自分はコーヒーでも飲むか!っとメニューを見た。すると「おしるこ」の文字に心惹かれる…。ということで、おしることコーヒーで!


さて、まだ時間があるので、久しぶりに「農村文化伝承センター」へ行ってみた。一通り見学したあと、お目当てがあった。
「新野の雪祭り」CD(1,500円)、DVD(2,000円)、「新野の盆唄」CD(1,500円)が並ぶ。こういうのすぐ買っちゃうんだ。全部お買い上げ。受付の方が、
「全部買ってくれるんですか?」
と、おどろかれていた。もちろん!っと5,000円。

さて、ぼちぼち諏訪神社へ行ってみよう。「お上り」は4:00p.m.頃の出発。


いや~久しぶりに着た諏訪神社。すでに祭りにたずさわる人々がいた。舞を担当する人、笛を吹く人、そして消防団。すると、いたいた!T君。新野で一番よく知っている青年。自分が学生時代にはじめて会ったのは小学生だった。それが立派な青年に、そして消防団員として参加している。久しぶりだ。

さていよいよ「お上り」の行列が出る。

何だか消防団よりも笛吹きの人数の方が多い?どうやら小中学生がほとんど参加しているみたいな感じ。総合的な学習の時間なのかな?

さて、行列が出る。あの《三拍子》の楽が流れる。動き出した。

いつも通り、先回りして、伊東家前、消防団屯所前の様子を見て、伊豆神社へ向かう。
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6年ぶり!新野の雪祭①

2011年01月14日 14時56分36秒 | おまつり
今日は1月14日、久しぶりに「新野の雪祭へ行くことにした。去年は仕事、一昨年までは4年間の松本時代で、とても行けた状況ではない…ということで、今年とても久しぶりの新野行きを決行!

朝から休みを取った。祭りは夕方でなのだが、うれしくて9:40a.m.頃家を出る。
途中、平日しかできない用事やら買い物やらを済ませながら、丸子を過ぎ、和田峠越えに岡谷まで出る。岡谷I.C.は、一昨年に下栗の遠山霜月祭へ行ったとき以来のような気がする。

お天気はよいし、気持ちのいいドライブになった。途中、辰野P.A.で休憩したが、後は一気に飯田I.C.まで行った。時刻は11:30a.m.過ぎ。

さて、早昼食をとってしまえ!っと、飯田でよく立ち寄っていたレストランに寄る。結構混んでた~。

食後は、まだ新野へ行くには時間も早いので、少し飯田市内を運転。そうだ!飯田といえばお菓子。和泉庄のきんつばを買おう!久しぶりだ。
行くとき気付いた。飯田市役所前を通ったのだが、庁舎前に結構な大きさのケヤキがあった。運転しながらだったのでチラ見しかできず、融合木か単体かは分らなかったが、全体に立派なケヤキだ。

さあ!下伊那を目ざそう!国道153号線を南下する。いままで見慣れた風景!と思ったが、途中、天竜峡付近は随分変わっていた。「下條村」という標識を目ざしたら、いままであまり行かないところを通って進む。

そして峰竜太の下條を通り、阿南町まですいすい進む。ここまで来ると「あ~下伊那だ!ボクの原点!」という気分にさせられるから不思議。テンション上がる!上がる!

途中、早稲田の信号。おおっ!そう言えば、この早稲田神社へ寄ってみよう。ここは、早稲田人形の上演の神社だ。そして、もう一つ「早稲田の大スギ」がある。行ってみたら…


大きい!


さすがだ。なかなかの杉でおどろいた。

さてここまで来ると、わずかだが早稲田の集落を通り過ぎてから国道へ出る。この集落内の道は、自分が初めて一人で電車を乗り継いでバスに乗って出かけてきた頃のことが思い起こされる。温田駅からバスに乗ってくると、この早稲田で乗り換え、新野や売木へ行くのだ。何とも面白い風景だ!

さて、いよいよ新野へ上がる。ここもすごくいい道になった。ループになったすごい道路を駆け上がる。昔はやはり険しく、狭い道路であったことが思い起こされる。今となっては、信じられない感じだ。

しかし新野に入ると、パッと広がる風景。千石平ともいわれる平らな土地は、それまでの険しい道は何だったのだ?という感じがする。

さて、新野へは2:00p.m.過ぎ。祭りにはまだ早い。そこでうろうろしていたところ、思い出した!新野にはイチョウの巨木があったはずだ。
探してみると、「十九庵のイチョウ」という看板ができていた。実は、以前探したのだが分からずに帰ってしまったことがあった。今回はす行けた。

んん~!結構太いぞ。これは瑞光院跡なのだそうだが、個人のお宅のものらしい。今は冬なので、葉がなくさみしい感じだが、かえって立派な枝振り、気根の様子もよく分かった。なかなかの大イチョウだ。

さてさて、まだ時間もあるし…道の駅「千石平」にでも行くか!(続く)
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