たけのこ山となんでもやってみるもん

「国道10号自転車通勤」,「奄美の自転車オヤジ」から3度目のタイトル変更です。主夫をしながら竹林整備を始めました。

クレソンを摘みに行ったこと

2010年04月04日 | 日記

晴れてはいないものの,雨は降らないようなので春の山菜を採りに出かけた。本日は妻も同伴。遠足気分で弁当も持参した。
訪れたのは数年前仕事の関係で知った霧島市内の小さな川が流れる山の中。


左:クレソンの姿は見えず,芹ばかりが茂っている。狭い場所に競り合うように生えていることから「芹」の名前がついたらしい。数年前にはここにクレソンがたくさん生えていた。
右:少し離れたところにクレソンがひっそりと生えていた。クレソンの日本名は「大葉種浸花(オオバタネツケバナ)」という。クレソンは外来種で,日本には「種浸花(タネツケバナ)」という在来種がある。種籾を水に浸して,稲の苗の準備を始める頃に白い花が咲くことからタネツケバナの名前が付いたという。


左:三つ葉。品種改良されていない野生種は葉が大きい割に葉数が少ない。
右:蕗(フキ)。鹿児島ではあまり食べない。よく食べられるのはツワブキのほう。


左:ゼンマイ。開いているのは胞子葉。右側の葉になる茎(まだ巻いている)を食用とする。
右:ワラビ。ピンぼけ写真で恥ずかしい。
「早蕨の にぎりこぶしを 振り上げて 山の横つら 春風ぞ吹く」(四方赤良:江戸時代の狂歌師)という歌のとおり握りこぶしそっくりである。私は中学生の頃,山で採ったわらびを売って小遣い稼ぎをしていた。かつての「わらび餅」はワラビの根茎の澱粉から作ったらしいが,現在はジャガイモ澱粉で作られている。


左:クサガメを発見した!!これぞ日本在来種。少し寒かったせいか動きが鈍く,川へ逃げ損ねたらしい。小学生の頃,川に釣りに行くと,甲羅干しをしていたカメが人間の足音に驚き,慌てて川に飛び込む「ドボン,ドボン」という音がしていた。
右:廃校になった小学校跡。地域の集会施設として再利用されている。ここの庭で弁当を広げた。

左:手作りの東屋風の建物を発見。屋根は孟宗竹で葺いてある。中を見ると岩風呂と五右衛門風呂が並んでいた。岩風呂には入ったことはないが,五右衛門風呂には入ったことがある。小学生の頃は風呂当番をいいつかり薪で焚いていた。


本日の収穫。
左からワラビ,フキ,セリ,クレソンである。料理はこれから考えることにしよう。                           

コメント (2)
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